ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

たまには欧米料理

2024年04月28日 | カンボジアでの教員生活


地方出張をしていると、毎日朝から晩までカンボジア料理。
プノンペンに戻ってくると、欧米料理が食べたくなるのである。

↓Hardrock Cafe、あまりがかなり柔らかくて美味しい

クラティエでは、もち米を豆で孵化した餅みたいなのを竹に包んで食べるお菓子を楽しみ、ストゥントレンではラオス料理を楽しみ、地方出張は移動が大変だけれど、食べ物については楽しい。

週末移動も含め丸一日半滞在するプノンペンでは、3コマの補講。
カンボジアにいてもプノンペンにいないから、週末に集中講義をするのである。

今学期は、なんとLCDのない講義室を与えられたこともあり、教授法を180度変えることにした。スライドを使わず、ひたすらケーススタディーメソッド。
次々事例を与えて、考えてもらい、ジェンダーを実生活から検討してもらう。
うまく行くかな・・・・








ジャーナリストへのジェンダー研修

2024年03月06日 | カンボジアでの教員生活



10年以上前に担当した学生から、ジャーナリストへのジェンダー研修を依頼された。
25名ほどを対象に研修を実施したら、3人も元学生がいて、一人は結構色々書いているフリーランスのジャーナリストとして活躍している。



ジェンダーといえば男女平等、ってことは知っているのだが(ちょっと違う)、じゃあジェンダー視点をどうジャーナリズムに活用して女性差別をなくすか(あるいは男性の抑圧を除くか)については、全く考えがない感じ。

若い女性の参加者からは、「田舎にいる同級生だった女の子たちは、誰もが15歳くらいで結婚してて、既に何人か子どもがいる」というような現状を聞いた。


3月8日が国際助成の日なので、そのイベントに向けて色々記事を書いてたり、動画をとったり、みんな色々報道分野で頑張ってる。
これからもうちょっとジェンダーバイアスを減らすように貢献してくれると嬉しいのだが。








あなたはフェミニストですか?

2024年03月04日 | カンボジアでの教員生活



ジェンダー学の中間試験の最初の問題は、「あなたはフェミニストですか?その理由は」。
ボーナスで出したんだけれど・・・・・

「フェミニストじゃない、私は第3のジェンダーじゃないから」という回答があったり、「政治(政府?)を信頼していないから、フェミニストじゃない」とか、「フェミニストです、フェミニストは親切で美人で、感情をコントロールできて、自立していて、なんでもできるから」(意味不明・・・・)、「どちらとも言えない、男性的でありたいと思う時もあるけれど、私は女だから」という回答があったり・・・・・みんな講義で何きいてるんだ?


↓久しぶりにタイ料理に行った、かなり甘い


さらに超笑ったのは、「フェミニスト省が何やってるかわからないから、自分がフェミニストかどうかわからない。」という回答。試験回答用紙の教員の名前を書くところにSasumiと書いてるし、講義来てないんだろうか・・・・・

いくら安月給でも教員生活はやめられなのは、教えるのが好きっていうのもあるけれど、こういう学生からの超笑えるリアクションがあるからなのであった。












気さくな文部大臣

2024年03月03日 | カンボジアでの教員生活


時々、朝食とかカフェで遭遇する文部大臣。
行動範囲がかなり重なっているらしい。

ちょうど店から出て道路で車を待っている大臣に遭遇したら、ニコニコ話しかけてきて、ハローと言われ握手された。
いつも思うのだが、私のことなんて覚えてないだろうに、なんて気さくな大臣。

↓遭遇するのはいつもの朝食屋さん

日本の田舎神戸の下町にいたら挨拶するのは商店街のいつものおじちゃんやおばちゃんだが、、カンボジアの首都プノンペンにいるのでは、挨拶する人も違うし、生活が全然違う・・・・(首相が通るたびに道閉鎖してるし)。

いきなりの握手だったので、大学教員として大臣の立派な指導力で尊敬していますとしか言えなかったけれど(それは事実)、そういえばあの体育教師になりたかった若者のことなんとかしら、って言えばよかった・・・・





10年ほど前に担当した学生たち・・・・

2024年02月26日 | カンボジアでの教員生活



10年ほど前に担当したジェンダー学の講義、このクラスは毎週地方へ調査に出てて、学生たちとすっごく仲良くなった。

自分のセクシャリティを話してくれて、Queerだと自分の新たな発見をした学生、父に捨てられたような形で母と一緒に住んで一生懸命生きてる学生、ハンサムで女の子を泣かせまくってる学生、私の知り合いで逮捕された活動家の娘、などなど、本当に凄まじい学生のコンポジションだった。

若い男性のsexワーカーと間違われて何度も年上の女性に声をかけられて困ってた学生が、たまたま私の助手にあったらしく、メッセージをくれた。

↓元学生が送ってくれた写真

今日からのカンボジア滞在で、同窓会を企画してくれた。
みんな、どんな感じになってるか、すごく楽しみ。