ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

バッタンバンで気候変動とジェンダーの研修

2024年08月30日 | カンボジアでの教員生活



バッタンバンでは、プレアビヒアで実施した気候変動とジェンダーの研修と、同じ研修を実施。




気候変動と農業とジェンダーとの関連性は?って聞かれて、そうだよなー、普通考えないよなあと。


小さい子が二人参加した研修(母親についてきてた)。
うちも息子が参加したが、もっとみんなお子さん連れてきてもよかったのに。

↓クロマー配布を手伝ってくれた


田舎の人と話してると、気候変動で大変な目に遭ってるのがよくわかる。
バンテアイミエンチャイから参加した女性は、3年間アートネイチャーの工場で働いた後に色々農業の仕事に関わっているのだが、「雨降らないから稲がやられちゃった」そう。他の地区でも洪水で稲がダメになったり、水がないから稲作できないなどなど、本当に困ってるらしい。


↓このサラダは超美味しかった

息子との2週間カンボジアもあっという間で、台風で大変なことになってる日本に戻る。
フライト飛ぶのかな・・・・・
野球がしばらくないので心の平静が保てるが、登山できないのは辛いな。







今日は阪神の連勝以外に面白いニュースはない

2024年08月22日 | カンボジアでの教員生活



大学の新学期が始まって、ジェンダー学は143人のクラスと70人のクラスを割り当てられた。
そもそも新学期が始まる数日前に何を担当するか指示され、学生数は講義初日の数日前に何人いるかわかるってすごい精度だ。

クラスが大人数だから2つに分けてくれないと教えないって言ったのだが、学長の指示で分けることないらしい。

だからクメール人教員に2クラスともあげた、私はこんな巨大なクラス教えたくない(博士号やらなきゃいけないから全員に配慮できない)。
テスト2回の採点は自分でやるとは言っても、総合点の採点を助手に任せてるとはいえ、テストの採点だけでも大人数はものすごく大変なのだ。

↓助手に行ってもらった初日の講義、80人参加

私は農業と気候変動事業の研修で楽しいことばかり。

↓下の子は本当に偉い、色々手伝ってくれる


それにしても阪神は中日戦になって凄まじい勢い。
みんなとの夕食をブッチして、ホテルで試合聞いてるだけで楽しいのであった。











地方研修は楽しい!

2024年08月21日 | カンボジアでの教員生活


プレアビヒアでの研修。
クメール語で挨拶したら、大勢がスマホで撮影してくれた・・・・
有名人になった気分なのである。
やはり田舎はいい、そもそも田舎だからこそ研修頼まれたのだ。

↓Ly HOURホテルの夕食、超おいしいスープ

研修では、まず方言でノックアウトされた・・・・何言ってるかわからない!
さらには気候変動が農業に与えた影響を検討するセッションでは、害虫の名前が色々出てきて、「写真で見せて!」

↓先日神戸のイオンで見た光景、みんなに紹介した事例


気候変動の影響、やはり収入源と借金地獄とか移住の問題がたくさん出た。
去年は雨が降らずキャッサバができなかった。
今年は7月まで雨が降らず田植えができなかった・・・

↓プレアビヒア市内で、三人乗りは珍しい




プレアビヒアまでドライブ

2024年08月20日 | カンボジアでの教員生活


カンボジアについて空港で車を受け取る。
下の子は大きなバンでないと車酔いするので、九人乗りの大きな車を借りて、そのまま一気にプレビヒアへ。

↓息子の好きなBlack Canyonでランチ休憩


助手を隣に、息子は後ろの方で寝続けて7時間ほどのドライブ。
そういえば助手は5−6年前に雇用し始めた時、100ドルあげて運転免許取ってこいって言ったのだが、結局免許取得できてない・・・うーん、私が悪かったのかなあ。
彼女も免許あれば、運転交代できて、気楽に移動できたのに。

プレアビヒア州に入ってからちょっと豪雨が降ったが、それ以外は快適なドライブ(眠くなったことがあったものの)。



野球の試合がない日は気楽に過ごせていい・・・・

↓シンガポールからの朝食はイマイチだった(かなりがっくり)



下の息子のパーマネントVISAには、「母親がクメール人」と記載されてて(すごい間違い)、イミグレでも「クメール語話せる?」ってクメール語で聞かれて????だった息子。

英語もダメだしクメール語もイマイチ全然分かってないし、うーん、2週間いる間になんとかなるかな。私自身は、Diversityの政府訳のクメール語を知らなかったことを学びちょっと衝撃的だったが(この数年Diversityの研修何回やってきたか?)、まあぼちぼち楽しもう。

今回は休暇なのだ、でも農業へのジェンダー主流化の研修の仕事以外に色々仕事があるのでそっちが忙しいかな。






お母さんはだあれ?

2024年08月11日 | カンボジアでの教員生活


学部の1回生くらいを対象にジェンダー学を教えてて、カンボジアにいる時に週末補講をした。
何しろカンボジアにいても地方にばっかり行ってて、プノンペンにいない仕事ばかり請け負ってるから、講義に行けないのだ。

ずっと代理母問題を取り上げてきた今学期。
とは言っても、中絶も代理簿とは切り離せないので、リプロ全体を女性の権利や子どもの権利から取り扱ってきた。

カンボジアの代理母で問題になるのは、先端の技術が理解できないから、「お母さんは誰?」。
私も学生と話してて、混乱することがある。

そこで、(1)育ての母となる女性、(2)卵子提供をする女性(育ての母は卵子がないという仮定)、(3)代理母、の三人のうち、子どもの母は誰?と学生たちに聞いてみた。

全員が挙手したのは、卵子提供する女性が母。
代理母が子供を売り渡しているわけではないという理論を理解して、きっちり代理出産を学んできてくれたなと、教員としては感動なのである。
ただ、中間試験で百点を取った唯一の男子は、「三人ともが母だ」。

そうなのである、私もこのケースでは三人が全員母だと思っていて、子どものためには三人が育児というか子どもの成長に関わることが大事だと思う。
母親が三人もいるって、恵まれた子供ではないか。
もし代理出産を許可するなら、代理出産を毛嫌いせず、犯罪扱いせず、子供にとって何がいいかを考えて代理出産を進めるべきだと思う。

↓変な日本語、誰か修正してよー