ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

屋久島から五島列島へ

2021年07月30日 | 日本滞在



屋久島では、最初2日間は雨だったが、後半3日間は晴れてくれた。

↓雨だったが楽しめたキャノッピ、木の間を猿のように歩いていく



雨のせいでかなり足元が悪い白谷雲水郷を歩き、子どもたちはフラフラ


↓ちょっと待ってたら綺麗な景色が出てきた、一週間ぶりくらいに登山が可能だったそう



↓17キロのトロッコ道トレッキング、子どもたちはよく歩いた!!





↓子どもたちに休憩してもらって、私だけウィルソン株を見学


このコースは、とても気持ちいい登山で、ぜひまた行きたい。



↓美味しいものを食べ尽くした屋久島旅行



屋久島から戻って、お土産を置き、本の入れ替え、すぐにフライトで五島列島へ。




本来は子供たちも行く予定で手配していたのだが、家にいるってことなので、急遽一人で一週間ほどのんびり旅行することに。


家族による暴力が一番ひどい

2021年07月29日 | カンボジアの子どもの権利


LGBT調査を進めていて、改めて明らかになってきたのは、「差別差別」って言うけれど、結局は「家族からの差別」が一番深刻な問題だと言うこと。

↓宮古そばならぬ、沖縄ソーキそば(宮古のは肉が少ないのでダメ)



家族にLGBTがいると、家族の恥だと思ったり、悪霊のように取り扱う保護者のなんと多いことか・・・・

実際のところ、保護者から暴力を振るわれて困っている被害者である子供を保護するため、自治体の職員が呼ばれることすらあるらしい。
「誰が連絡するの?」って聞いたら、「近所の人が、大声とかを聞きつけて、電話して介入を求める」。


そういう保護者の思い入れというか、思い込み勘違いって、法律を施行してなおるものなんだろうか?
爆弾発言をした森元首相の発言ではないけれど、結局思っていることって、なかなか変えられないし、ふとした時、あるいは自宅にいる時とかは、めちゃくちゃ偏見に基づく行為や発言をしてしまうのでは?


久しぶりに屋久島へ

2021年07月24日 | 日本滞在
今日からしばらく屋久島。

夏休み、どこいきたい?って聞いたら、上の子が「屋久島」。

海外には行けないから、島ならどこでもいいし、夏休み早々屋久島に行くことにした。
そもそも、オリンピックで休日が変わっているなんて知らず、休みになってるならもうちょっと早く神戸を出たらよかったかなと。

↓3年前に行った時の写真


どうやら、お天気がイマイチみたいなのだが(前回は本州に戻る日に台風が来た)、海水浴もトレッキングもできるといいな。

↓今回もトレッキングをして、太鼓岩を目指す!

カラオケで働く女性の課題

2021年07月22日 | カンボジアの子どもの権利


学生たちに「カラオケで働く女性の課題」」や、エイズの女性、高齢女性、国籍を持ってない女性、など、社会的に阻害されている女性の分析をしてもらっているところ。

カラオケで働く女性は、「美を売っている」というすごい発言から、「誰も結婚したくない女性」とか(実際は半数程度は配偶者がいる)、「差別される」、などなど、まさにラベリングしまくりなのである。

↓宮古でも、男性を対象とする夜の産業はすごいみたいで、広告が大量に出回っていた



たまに報道される、コロナなのにカラオケで遊んで麻薬やってて逮捕される若者たち・・・コロナなので職を失った夜の女性たちは、どこに行ったんだろう。


内戦の被害者は何を求めていますか?

2021年07月21日 | クメールルージュ時代...



紛争の被害者への救済を研究して色々事業を実施している巨大な国際団体から、インタビューを受けた。
以前カンボジアにいた友達がこの団体で働いていて、その紹介だそう。

チャドとバングラとカンボジアで調査をしているらしく、色々質問を受けたのだが、簡単な質問もあれば難しいのもある。

ー被害者へのインパクトはどういったものがありますか、ジェンダーによる違いは?
ーカンボジアの伝統的家族を破壊して、その結果どうなっていますか?
ーすでに色々過去の記録は集められていますが、もっと集めるための努力が必要だと思われますか
などは簡単。


難しいのは
ー内戦によって土地の相続問題にどういう新たな課題が出てきたか?

それ以外にも、すでに40年以上経っているしな・・・と思うのは、「被害者は何を求めていますか?」

↓被害者でも現在可愛い子供や孫がいる家庭は幸せ、ひとりぼっちで孤独な人は支援が必要



まずは現金だな・・・・と、このコロナ時代で「クメールルージュ時代はこんな感じだったと思う」と発言している若い女性(タイにいる)のインタビューを聞いて、現金よりむしろ食料かなと思ったりもするんだが。
社会保障のないカンボジアでは、高齢者はまず食べるのに困らない環境が必要だろう。
後は、政府による謝罪と、過去を忘れないようにするための政府による取り組みかな、全然何もやってないし(NGO任せ)


この団体、将来何か事業をしたいそうなのだが、ぜひ世代間対話を促すような地道な努力をしてほしいな。