阪大で昨年受講していた日本文学のケンイチ先生が、学生と一緒に調査したコロナ禍のインパクトの本を出版された。
私もインタビューを受けてストーリーが掲載されたので、イチョウ祭にあわせて開催された出版記念会に出かけて激励すると共に、本をもらうことにした(買うと二千円以上する!)。
コロナで阪大の学生さんたちや大学関係者が受けたインパクトについて聞き取りをして、それをまとめている本。
いろいろ印象的な話があるが、家にこもっててうーんって感じの学生さんは、テレビで山本投手を初めて見て誰やこれ凄すぎと思って野球にハマったら、さらに母までハマって(私と同世代だろう)、「山本投手が投げると緊張してご飯食べれへん」みたいな状況になったって話が超おもしろすぎ。
スマホにハマって鬱になった学生さんの話もあって、自分が息子と向き合うのに有意義だったのである。
この調査に関わった学生さんは、「将来、コロナが過去として教科書で記述される時に、1行で2020年ごろコロナがあった」みたいに書かれるのは嫌だ、と語ってた。まさに地震について私が思うのも、そういうこと。でも、歴史は繰り返される、阪神も津波も、コロナも過去になっていくのだよな。