ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

選挙中にアルコール販売を禁止すべきか?

2022年05月31日 | カンボジアの生活

相変わらずの馬鹿げだ(でも真剣な)議論。
選挙前日と当日、アルコール販売を禁止するらしい。

NGO職員は「女性と子供を守るためには、アルコール販売を禁止すべきだ。暴力を撲滅するにはアルコール禁止しかない」とか、毎日酒を飲んでるわたしや愛飲家、或いは酒販売の会社が聞いたら卒倒しそうな議論を展開してるのである。

↓スタバのアメリカンワッフルにハマってる息子、2つくらいぺろっと食べる



そもそも、すでに結果がわかってる選挙なんてしなくていいのに、結局は国際社会に民主主義国だと思ってもらうためにするショーにしか過ぎない。
選挙登録をして「紙を持って」行けば一人当たり二万リエルもらえるが、なぜだか夫婦なら5万リエルになるとか、学生たちがよくわからないって話してた。
さらに、いつものことだが、選挙キャンペーンに行けば日当が出る(まあ日本もこれは同じか)。

↓久しぶりに南京町に豚まんを食べに、30分も待って買った(店内飲食はやってなかった)


選挙のために工場とか3日間とか休みにするとか言ってるけれど、まさに与党に投票してもらうための作戦で、選挙に出たいわけじゃなくてお金もらいたいとか他の理由があってみんな地元に戻るだけなのに。

LINEの名前とか写真とか

2022年05月30日 | カンボジアでの教員生活


日本では誰もがやってるLINE.
わたしは全然使いこなせてないが、数名阪大関係の学生さんと連絡していて、大学で電話して何か聞いたりしてる。

↓タイの空港で乗り継ぎの間、どうしても食べたくて注文したパッタイ、やっぱり本場の匂いは美味しい


講義でこういうSNSの話になった時、名前をどう表示するかが問題だみたいな話になった。
写真もアニメだったりするが、そうなると誰か不明だと。

ある学生は、クラブかサークルの連絡が全てLINEなのに、一人だけ使いたくないという理由で使ってない先輩がいて(わたしみたい)、情報が回るとその彼が必ずメールで連絡するそう。
疎外されるのを避けるためだが、自分だけ貧乏くじ引いてる気がするとか。
他の学生は、名前を「んこ」にしている人がいて、誰だか当てるのに苦労したとか。

↓カンボジアの朝ごはんはやっぱり美味しい、日本ではこうはいかない


そう考えると、わたしが学生に「自分の名前で写真にしなさい」と言ってるのは無理があるのかな・・・鬼滅の顔の人もいるし。
でも阪大の学生さんが、「家庭教師の家のご両親からLINEを聞かれて、自分はバイクの写真にしてるから、まずいかなと思った」とか言ってて、うーん、判断難しいなと。
我々にとっては、保護者としてビジネスの人間として、相手が誰だかわかればなんでもいいんだけどな。
でも、相手の顔を知らないとバイクの写真じゃまずいかな。

コロナ規制はいつまで・・・・・

2022年05月29日 | 日本滞在


日本の小学校の運動会、2学年ずつの開催になった。
運動会、以前は9月だったんだけどな。
今回の日本滞在は、この運動会のためにカンボジアから戻ってきたみたいなものなのだ。
何しろ楽しい運動会、リレーはどんなドラマより楽しい見逃せない競技。




でも学級閉鎖になったクラスもあり(毎日学校からのメールにドキドキさせられる)、運動会にも参加できないなんてかわいそう。
と思っていたら、直前になって、後日学級閉鎖が終わった後にその学年だけ運動会するという連絡があった。
先生も大変だ。

↓4年生は保護者へメッセージを書かされた様子


カンボジアでは、マスクしてない人も多いし、移動中のバスでもマスクしてない学生が多数だった。
わたしもカンボジアで久しぶりにマスクなしで講義をしたし。
そもそも役所では、会議の場で話す人はマスク取って話してて(それもわざわざ外す)、じゃあなんで黙ってる時にマスクしてるんだと思ったのだが。

モンドルキリのど田舎では、「コロナの時も、普通に毎日畑に行ってた」女性に会ったし、僻地ではコロナは関係なかったのかな・・・・

↓4年生の綱引き、でも大好きなリレーは各学年あった、観客としてすっごく盛り上がるのである


いずれにしても、日本のマスク状況は悲惨。
イケメンがマスク取ったらそうじゃなかったとか、まあいろんな話を聞くのである。

今年の運動会、上の子は小学校最後だったし、何よりも開催できてよかった。




お父さんも頑張ってるカンボジア

2022年05月28日 | カンボジアの生活


欧米からの学生たちが卒業旅行に来て賑わってるカンボジア、タイには日本人の若い旅行者も行ってるみたいで、移動が簡単になるのはいいことだ。

↓リセフランセーズ学校の送迎の様子、お父さんの方がお母さんより多いかな・・・?


日本よりもコロナ対策が進んで、以前の生活が戻ってきているカンボジア、そのせいで大変だったのは渋滞。


↓女性省の仕事に遅れそうで、「ごめんなさい、遅れます!」証拠に送った写真(実際10分も遅れて到着)



それにしても、あの、「ニューノーマル」ってなんだったんだろう・・・・
日本ではマスクだらけだから、まさにニューノーマルだけれど、カンボジアでは全く元に戻った気がするんだが。





カンボジアの若者が必要とする職業訓練とは?

2022年05月27日 | ジェンダーと職業訓練



現在担当している政府が(将来)実施する事業は、若者への職業訓練。

職業訓練は、まさにジェンダー問題なのだ。
首相が言うように女性はカンボジア経済のバックボーン。
ただ、中小企業の女性は、その圧倒的大多数が女性で、女性省の人たちによると、ほぼ全員が事業登録の重要性を理解してない。
政府も、もっとしかり税金徴収すべきだが、1日ちょっとしか売り上げがないバナナ売りの女性から税金をとっても、その手続きにかかる時間とか経費がもったいないのかな。


↓石橋阪大商店街のうどん店、石橋は美味しい店がおおい


あと問題は、事業を立ち上げる際に必要なお金へのアクセス。
ちゃんと事業計画の作成法を学んでもらって、お金の回し方を勉強してもらって、プランを持って借金できるシステムにしないといけない。


学生たちと話していると、オンラインビジネスをしている学生は多い。ある女子は、ロックダウン中に「ゲームばかりするな」と父親に怒られ、一念発起して起業して、毎月700ドルは収入を得ているそう。ベトナムから輸入して、オンライン販売、たくさんのアプリを使って顧客や販売経路と連絡を取ってる。
Binanceっていうのを活用して、数千ドルを動かしている学生もいる。話を聞いたけれど、よくわからず、日本語でサーチしたら日本の銀行ではできないらしい。

若者は、知識を吸収して使うのも早い。
カンボジアの若者がもっともっとICTを活用して儲けて人生を楽しんでほしい。