子どもに調査に参加してもらう時、何歳以上でないといけないか・・・というのは、すごくややこしい議論がある。
↓なぜだかすぐおなかがすく上の子、pizzaは夜食
私がする調査では、もちろんクライエントの要求にもそうけれど、「ちゃんと回答できる」ことが前提なので、4歳くらいの子にインタビューすることはあまりない。うちのアシスタントは、大抵8歳以上と依頼しているようで、8歳くらいになると、会話のキャッチボールができるような感じなのかな。
で、性暴力に関しては、いろいろ規定があって、セーフティーネットがないとインタビューしないほうがいい(倫理的に)というのは誰もが納得すると思う。
被害者はトラウマを持っていることが圧倒的大多数なので、調査することによって、さらにトラウマを拡大しかねないのだ(聞き方次第、対応次第、聞いたほうがいい場合もたくさんあるしカウンセリングではむしろ過去と対面することを勧めている)。
↓サッカー観戦中(日本ーベトナム)、飽きちゃった下の子はお絵かき
前回ある調査をした際、倫理的問題から14歳未満はインタビューしないってことになった。
ところが、私の調査ターゲットには14歳以下もいたので(回答できるという許可がいろんな意味で確認がとれていたのだが)、その子どもたち数名はリストから削除した。ところが、国際的には14歳未満は性暴力についてインタビューしたらダメだとか言い始めた人がいて、そうなの????なのである。
日本だと、性的合意は13歳から。カンボジアは15歳から。
一体何歳からなら、性的な話を調査で聞いてもいいのだろ?