ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

イカ食べたい!

2023年01月31日 | カンボジアの子どもの権利


学生が「イカ食べたいイカ食べたい」と、島で言ってたのだが、島では食べ損ねた。

シアヌークビルで、おしゃれなBROWNがあるというので渋滞にも負けずに向かったら、BROWNの横でイカを売ってた。



私もイカ大好き、一緒に食べる。


プノンペンに戻ると、朝から晩まで会議。
技術職業訓練校の今後の学生履修数のジェンダー指標を検討したり、プロキューメントやファイナンシャルプランなど、これまで全く関与して来なかった分野の会議にも出て専門家の話を聞いて学ぶ。

私の仕事はジェンダー、特にセクハラ対策に力を入れて、職業訓練校でのセクハラ対策に焦点を当てるべく奮闘するのである。








孤島にいるお医者さん

2023年01月30日 | カンボジアの子どもの権利


コ・ロンには2箇所医者がいるらしい・・・が、ヘルスセンターはなかったと思う。

↓点滴でバイクタクシーで医者に来てた女性(医者がまだ店を開けてなかった)


しばらく話しながら待ってて、写真撮らせてもらってたら医者が開いた。

↓すごく狭い、この女性は医者ではないらしい


こういう本当の孤島に来てみると、あの映画(Drコトー)、よかったなと。

今回連れ回してくれたスピード狂の15歳は、将来医者になりたいそう。
知り合いがシアヌークビルに高校から出て行って、医者になったのを見て、自分もそうなりたいと思った。

でも彼女の両親は父は体が弱くて元気なら建設現場に行く程度、母も適当に日雇いの仕事をしてるらしい。
実は彼女はかなり無愛想だしずっとスマホやってるのだが、弟はすごく気さくで可愛い感じだった。

さてさて彼女の夢は叶えられるかな・・・




コ・ロン島での週末

2023年01月29日 | カンボジアの子どもの権利



新しくできた高速を走って、コ・ロンへ。

↓早速ABAを使ってスマホで決済してみる(渋滞作っちゃった)



高速を使うと、なんと2時間ちょっとでシアヌークビルに着いた。

今回は、学生4名を連れてのフィールド。

↓街中の掘建小屋でインタビュー、とても悲しい話だった


建設現場に住む家族や子どものインタビューをとって、コ・ロンへ高速艇で向かう。

↓泊まったのは高級リゾート(くらいしかまともな宿舎がない)

ROYALグループが開発中の島、学校巡りをしたり、バーストリートを歩いたり、やはり島はいいなあと。



学校訪問をしてて(日曜だから閉まってる)、たまたま中学校の先生に会うことができた。

↓私をバイクで連れまわってくれた15歳(中1)に話を聞く



もともとは小中のみだったけれど、10年生は開校されたばかりで、オンライで本土の先生が講義してるそう。11−12年はまだない。

↓いろんな色のガソリンがあって、すごく不思議だった・・・・


この島の子どもたちが、高校を島で卒業できるまでにはまだ時間がかかりそう。

↓道路建設はまだまだこれから







カンボジアの技術向上基金?

2023年01月28日 | ジェンダーと職業訓練



Skill Development Fundなる事務所を訪問した。
めちゃくちゃ優秀な担当者がいて、オンライではあってきたのだが、初めて対面。
BROWNのコーヒーを訪問者全員に出してくれてなんだかバブリーなのである。


事務所はとても景色がいい。CEOの事務所もとても広い(まだCEOはいない)。

カンボジアも本当に発展してきたなと思う。



ただ、この基金がやってることはいまいちわからない、もうちょっと勉強しないと。

そう言えばこの近くのCADTでの仕事も昨年9月に終わる予定がまだ終わってないな・・・









学生がインターンに行って怪我したら誰が責任を負うのか

2023年01月27日 | カンボジアの子どもの権利

大阪大学の生協に加盟して保険カバーと、大学の強制保険にも入ってて、何かあったら保険が出るようにしている。が、生協は35歳以上は入られない保険もあって、この前手術したのは入れなかった保険だった(入ってたら5万円出たんだけど)。保護者が亡くなった場合の支援の保険も断られた。

↓お母さんの仕事を手伝っている息子、えらいのである


カンボジアの職業訓練校では、インターンを必須にしているところが多い(行かないと卒業できない)。このインターンに誰がお金を出すかという議論になって、日本ではインターンに行くのだけでもすごい競争率なのになと。友達は大阪ではインターンできないから新幹線で広島まで行って不動産会社で2日間インターンしてた。

さらに、職業訓練校の学生がインターン中に怪我したらどうなるかとも考えた(業務に直接関係ないので口は出さない)。ちょうど路上で物を売ってる女性と社会保障の調査をしたばかりで、学生にもこのNSSFは必要だと思っているところ。

専門家に聞いたら、大きな事故はあまりないだろうということと(危険な現場には行かせない)、もし事故があっても適当に対応されて事故として数が上がってこないだろうということ。インターンできたらいいって思っているからそうなるのだ。女性が仕事をもらえて給与をネゴしないのと同じ。こういう文化は変えていかないとな。