ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

ジェンダー研修

2019年09月11日 | フィリピン旅行


インフラ事業の担当者を対象に、ジェンダー研修。



「道路ができると、男性と女性で、生活がどう変わる?」って聞くと、「移動しやすくなる」「女の子は高等教育に行けるようになる」「妊婦が検診に行きやすくなる」。なかなかよくわかってるのである。



「じゃあ、ネガテイブな点は?」

「交通事故が増える」(これは環境の研修でもなんども出てきたので、予想された回答)


参加者は、皆さん道路建設ばっかりやってる人たちで、女性の社会参画とか指導者とかに全然興味なかったのか関心を払っていなかたのか、女性が指導的役割を果たすためにはどうするべきか、というような議論が活発に出たのである。

LGBTIQ政策対話

2019年09月09日 | フィリピン旅行

8月23日、マニラに飛ぶ日に、ヒマワリホテルで実施した、LGBTIQと社会保障に関する政策対話。

↓別件の仕事をまとめてやる、LGBTIQのFACEBOOKのインパクト調査のインタビュー




TRUTHというFBは、LGBTIQが情報を共有するために活用されていて、カンダールから来てくれた高齢のトランスマンは毎日何か投稿しているそう。
ちなみに、その日の投稿は、お墓を掃除している写真だった・・・結構仏教に関する投稿をしているそうな。LGBTIQ排除の仏教なのに?


↓70人くらいが参加しての政策対話


仲良しのゲイ活動仲間と雑談していると、「大変よ、うちの事務所、今週だけでエイズ簡易検査で25人も陽性が出たのよ、それも若い子ばっかり。」だそうな。それ、すごい数だろう・・・・
さらには、「最近のサウナはダメよ、中に入るなりフリーセックスで、どこでもかしこでも、みんな人前でやってるのよ、恥ずかしげなく。2人のもいれば、3人もいるしね。ああいうことやってるから、エイズが広まるのよ」恐ろしや、ソーシャルメディアのおかげでゲイが簡単にセックスパートナーを見つけられるから、気がるにサウナに行って、知らない人とでもセックスしちゃうそうな。
ちなみに、彼は私の顔を見るなり、「ねえ、ネクタイ結べる?」って聞いてきたのである。
彼は真っ白なネクタイと超ピンクのネクタイを2つ持って見せて、「どっちがいい?どっちにしても、結び方知らないのよー」。
ゲイの友達は楽しい、彼はもう50歳を超えてるけれど、時々会うたびに姉妹のような連帯感を感じるのである。



会合が始まって、私は1時間も与えられてLGBTIQと法律・政策課題について発表。クメール語でやったので、冷や汗ものだった。
「私たちLGBTIQは・・・」ってカンボジア語だと発言することになるので、「いや、私は当事者ではないけどな・・・」と頭の中で考えながら、次々にカンボジア語で議論を進めるのである。知り合いばっかりっていうのは気楽だけれど、政府の人たちがかなりいたのでわかりやすく説明しなきゃとちょっと緊張したのも事実なのである。

議論の場になって、国連の人が、「エイズ法19条改正を提言するのは良くない(子どもが検査する際に保護者の承認が必要とされている)。」と発言して、混乱してしまった会場。

日本でも、来年の民法改正に合わせて、18歳未満で刑法の処罰を適応するかどうか議論になっていて、厚生施設で働く(働いていた)200人以上の人たちが反対署名をしたそう。

こういう子どもをめぐる議論を聞いていると、当事者がどう考えるかを、もっとちゃんとヒアリングするべきだと思う。

カンボジアでは、15歳くらいで性の解放が進んでいるんだから、18歳未満の子どもが自発的にプライバシーを保護されて検査するのは普通だと思う。
でも、大人が勝手に決めるのではなくて、高校生とかにヒアリングして、大多数の声を反映させることも重要だろう。
保護者からすれば、子どものことに口を出したいのは仕方ないのかな。






こどもと一緒では旅行しやすいフィリピン

2019年09月01日 | フィリピン旅行


フィリピン滞在で、多分一番美味しかったタコス。



↓毎日朝から夜までレゴをやってた子ども



プノンペンからより、関西からの方が近いセブ。


また行きたいかな。

子連れ旅行では、とても旅行しやすかった。






LGBTも入れて

2019年08月31日 | フィリピン旅行


フィリピン・マニラの博物館で感激した・・・・・・




LGBTのとこにクリックしたら、息子が「なんでなんで???」
母親の講義をよく聞いてるのである。


↓サンチアゴ要塞、雨でなくて良かった



性別とかに囚われたくないという点で、わたしはクイアーだと思うのだが、誰もわかってくれない・・・・




無事カンボジアへ・・・

2019年08月30日 | フィリピン旅行


怒涛のごとくすぎたフィリピン滞在。
途中で仕事のオファーが2つも来たので、そちらの対応にも終われ、現在進行中のいくつかの仕事はほり投げ・・・る訳にもいかず、禁酒して夜中に起きて仕事。

↓とても美味しかったブリットス、フィリピンはスペイン料理が美味しい


↓WRAP,こちらも100円もしないのにとっても美味しい


上の子は、やはり海水アレルギーがちょっと出て、かわいそうだけれど、大量にかゆみ止めを追って行っていたので、とりあえず応急処置。
シアヌークビルに比べて、被害が少なくて良かった・・・でもかわいそう。


↓ホテルから巨大なSMモールに行く際に通っていたスラム


↓マリオさんに聞いたら、これは水を買ってるそう、1杯1ペソ


↓帰宅する人たち、恐ろしい混み具合のバス


あっという間の1週間も終わって、無事プノンペンへ。

↓アキノ空港で最後に食べた、高いだけのあまり美味しくなかった食事・・・・空港はとてもシャビー


↓2キロくらいのレゴを背負って旅行に行った子どもたち、ずっと遊んでたのである



プノンペンでは、会議と仕事と講義と、息つく暇もなく時間を過ごして(消化して)、日本へ。

こういう時、健康第一だなあと実感するのである。