8月23日、マニラに飛ぶ日に、ヒマワリホテルで実施した、LGBTIQと社会保障に関する政策対話。
↓別件の仕事をまとめてやる、LGBTIQのFACEBOOKのインパクト調査のインタビュー
TRUTHというFBは、LGBTIQが情報を共有するために活用されていて、カンダールから来てくれた高齢のトランスマンは毎日何か投稿しているそう。
ちなみに、その日の投稿は、お墓を掃除している写真だった・・・結構仏教に関する投稿をしているそうな。LGBTIQ排除の仏教なのに?
↓70人くらいが参加しての政策対話
仲良しのゲイ活動仲間と雑談していると、「大変よ、うちの事務所、今週だけでエイズ簡易検査で25人も陽性が出たのよ、それも若い子ばっかり。」だそうな。それ、すごい数だろう・・・・
さらには、「最近のサウナはダメよ、中に入るなりフリーセックスで、どこでもかしこでも、みんな人前でやってるのよ、恥ずかしげなく。2人のもいれば、3人もいるしね。ああいうことやってるから、エイズが広まるのよ」恐ろしや、ソーシャルメディアのおかげでゲイが簡単にセックスパートナーを見つけられるから、気がるにサウナに行って、知らない人とでもセックスしちゃうそうな。
ちなみに、彼は私の顔を見るなり、「ねえ、ネクタイ結べる?」って聞いてきたのである。
彼は真っ白なネクタイと超ピンクのネクタイを2つ持って見せて、「どっちがいい?どっちにしても、結び方知らないのよー」。
ゲイの友達は楽しい、彼はもう50歳を超えてるけれど、時々会うたびに姉妹のような連帯感を感じるのである。
会合が始まって、私は1時間も与えられてLGBTIQと法律・政策課題について発表。クメール語でやったので、冷や汗ものだった。
「私たちLGBTIQは・・・」ってカンボジア語だと発言することになるので、「いや、私は当事者ではないけどな・・・」と頭の中で考えながら、次々にカンボジア語で議論を進めるのである。知り合いばっかりっていうのは気楽だけれど、政府の人たちがかなりいたのでわかりやすく説明しなきゃとちょっと緊張したのも事実なのである。
議論の場になって、国連の人が、「エイズ法19条改正を提言するのは良くない(子どもが検査する際に保護者の承認が必要とされている)。」と発言して、混乱してしまった会場。
日本でも、来年の民法改正に合わせて、18歳未満で刑法の処罰を適応するかどうか議論になっていて、厚生施設で働く(働いていた)200人以上の人たちが反対署名をしたそう。
こういう子どもをめぐる議論を聞いていると、当事者がどう考えるかを、もっとちゃんとヒアリングするべきだと思う。
カンボジアでは、15歳くらいで性の解放が進んでいるんだから、18歳未満の子どもが自発的にプライバシーを保護されて検査するのは普通だと思う。
でも、大人が勝手に決めるのではなくて、高校生とかにヒアリングして、大多数の声を反映させることも重要だろう。
保護者からすれば、子どものことに口を出したいのは仕方ないのかな。