まだ環境省の仕事を続けている私・・・・・やる気があまりない担当者に当たると、仕事の進捗状況は極めて悪いのである。
↓役所に飾ってある足を怪我した象の模型、タクマウで保護されてリハビリしたそう
子どもの権利条約の仕事では、各地で、気候変動が子供に与える影響を聞いている。
誰もがすぐに回答を出せるので、気候変動は身近な問題なんだなと思う。
↓これも役所で見た新しい剥製の猿と鳥
気候変動とは言っても、洪水と旱魃がメインの問題。洪水では、子供が水の中で溺れ死んじゃう事件があるので、生命に関わる問題という話から、洪水で田畑がやられて親がタイに出稼ぎに行き、子供は置き去りにされて祖父母にケアされずネグレクト状況になる・・・など。
祖父母に育てられている子どもの問題は深刻で、日本ではちょっとない問題かな。
教育に無関心な祖父母は、孫が学校に通ってるかどうかなんて気にしない。宿題があるかどうかも気にしない。
随分前にスバイリエンで聞いた話だと、服装がめちゃくちゃで登校してくる生徒は大抵が両親とも出稼ぎに行っている家庭だそう。
↓この格好で学校に行きたいと行った子ども、写真を見せたら自分でカチューシャを取ったのである
あと、健康問題。十分栄養がある食事を出すわけでもなく、病気になるとクルークマエに頼って、薬とか使わない。
シエムリアップでは、祖父が孫をレイプして、そのままタイに逃げちゃったという事件があったり・・・置き去りにされた男の子が牛の乳を飲んで生き延びていたという話があったり・・・・
↓グランドプノンペンで水遊びを楽しむ子どもたち
今回の仕事は過去10年の子どもの権利の進展状況を見るので、そういえばこんなことやあんなことがあったなあと。
子ども女性委員会が立ち上げられた頃は予算がなく、組織もなく、ユニセフが1000ドル支援して各地にこの委員会を設置するよう働きかけてた。
そんなこともあったなあ。