ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

アスクレピオスの恋人

2020年01月31日 | Japanese Books
日本では新型肺炎でパニック状況・・・というほどでもないが、マスクが売り切れで手に入らないとか。

偶然「WHOメディカルオフィサー」っていう帯に書かれたのをみて買ってみた「アスクレピオスの恋人」。
林真理子は、軽く読むのにちょうどいい。

↓電気工事らしい、水道じゃないの?



なかなか面白い話で、国際機関で活躍する女性をドラマチックに取り上げているのはいい感じ。
でもちょっとドラマ仕立てすぎるかな。

実際にこんな話はなかなかなくて、国際機関にいる女性の多くはストレスたっぷり、文句たらたら(コンサルタントの仕事が遅くってーとか)、次にどこに移動するかを常に検討している感じなんだけれど。
でも、そもそも、日本人女性で国連の専門職で活躍している人ってあまりいないから(ほとんどいない・・・)、今の30代で頑張ってる人たちに期待したいな・・・・。



カンボジアのWHO所長は、この前会議で一緒になったけれど、とっても気さくで素敵な女性(ショッキングピンクのジャケットで会議に来てた)。
そういえば数年前までカンボジアのWHOにいた日本人も、とっても素敵でチャーミングな夢を追いかけるタイプの秀才だった。
国際機関でトップに立つ優秀な女性が、日本人からも次々出てくると良いんだけれど。まあ、まずは中国人に負けそうだな。
中国だと日本と比較して10倍の人口の中を出世競争で勝ち抜いてから、その後人脈とかを使って国連に雇われる中国人。
凄まじい競争を勝ち抜いてくる中国人と日本人とでは、既にDNDレベルで競争力もガッツも違うではないだろうか。



カザフスタンってどこだ?

2020年01月30日 | 子どもの商業的性的搾取調査
そう言えば、いつか行ってみたいと思っていた、カザフスタンとかウズベキスタンとか、あの辺の国。

商業的性的搾取の調査で、かなり状況が劣悪な国に選ばれていたので、ちょっと調べてみた。

↓大学の講義で勉強する子ども、学生が2年生の計算を教えてくれてる?



カザフスタンでは買春がが合法だそうで、その結果子どもも売られている(あるいは売っている)と想定される・・・観光での性的搾取が問題な国だそう。
ま、これはどこもそうかな。でも、あんなどこにあるかわからない国に、誰が行くんだろう・・・・

↓子どもの商業的搾取問題、スイスに関する発表


大学生がする発表を見た上の子、「書いてあるの読んでるだけじゃない」。
なかなか鋭い、全くその通りで、学生たち、準備だけに必死で読みこなす練習はできなかったんだろうと・・・・


カザフスタンでは、フィリップモリスの農場で子どもたちが大規模に児童労働に従事していたこともあるそうで、まあ北の企業は脆弱な子供達をターゲットにしているなと。
カンボジアの砂糖農場での搾取も、早く証拠が出て禁止になるといいのに。
親が労働させている場合が多いだろうから、難しいだろうな。

センター試験

2020年01月29日 | 子どもの商業的性的搾取調査



日本は受験シーズン。今年のセンター試験、国語だけちょっとトライしてみた。

念のため得点を出してみると・・・、まあ、これじゃあ今の能力では大学合格しないんじゃないかと・・・・・
「興じ合う」なんて、ふざけ合うことじゃないの?(互いに面白がることだそう)。

あと、読解は、やはりちょっとどうかと・・・それぞれ読み方があるんだから、こういう動作はどういうことを表しているか、なんて、読む人によって異なるだろう(私はしっかり間違った)。

↓2ドルのクイティエウ、安いと思ったら、やはりそれなりだった・・・・


ただ、設問は良かった。
第一問はレジリアンスについて、第二問は亡くした妻と戦争の話。
両方とも、何万人の学生が読んだのか分からないけれど、読むだけでも時間の無駄じゃなかった。

そう言えば、カンボジアでは、どんな問題が出るんだろう。

せっかくなので、世界史とか地理とか、英語もやってみようかな。



子どもたちの転校

2020年01月28日 | カンボジアの生活

半年だけ通ったセンソックの小学校。




やはり、あまりにも遠いのと、上の子がほぼ登校拒否状況なので、転校することに。


↓最終日、ピザを持ってみんなにお礼


下の子はこの学校が好きで、私もこの学校がよかったんだけれど、やはり遠いのは辛い。
毎朝6時40分に出て、私は7時20分ごろからイオンのスタバでしばらく集中して仕事して時間を潰し(これはなかなか集中できる時間だった)、とりあえず2時間ほど交通渋滞がマシになるのを待って街に戻ってくる・・・・・という毎日だったのだ。

↓登校途中で朝食、学校の近くだとクラスメートたちも来てる



転校先は、副校長が元同僚で、こちらでもたくさん卒業生が働いているので、子どもを預けるには安心。

子どもたちはしばらく日本だけれど、カンボジアが暑くなってきたらカンボジアに戻って新しい学校に通うのである。





Transparency International report 2019

2020年01月27日 | 子どもの商業的性的搾取調査
Transparency International が毎年出している汚職報告書。

↓お披露目会に参加


カンボジア、アジアではアフガニスタンと北朝鮮に次ぐ汚職国だそう・・・

ラジオ報道で、与党はすぐに反論していたけれど、確かにこのランクはひどい・・・・

政府の仕事でNGOを雇用するので、理事をしているNGOにやらない?って声をかけたら、「2割のキックバックは痛いから・・・」とのこと。
私も、しばらく前だけれど、5割のキックバックで仕事したことがある(2割は普通)。
でも、まだそんな習慣あるんだろうか・・・・・?