ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

飲み水をどう処理して安全に飲めるようにしているか

2023年06月30日 | カンボジアの生活



カンボジアでは水道水が平気で飲める。
日本でもだが日本は臭いことがある。

↓ストレス溜まってる友達に送ったうちの庭の写真


他方、カンボジアでも地方だと水道水が飲めない。
そもそも水道水が公共サービスでない地域すらある。

↓プノンペンから送られてきた、生花にハマってる友達

今回評価させてもらった事業では、安全な飲み水へのアクセスを貧困層の人に教えてた。フィルターできるようにフィルターを半年分あげて、ボイルする方法も教えた。
でも、フィルターを使ってるのは3割程度、沸騰も3割程度、あと3割は両方使ってるとのこと。

問題は、半数くらいの家庭(と言ってもサンプルは三百もない)はペットボトルを買ってること。

今朝は暑くて、朝山に1時間半行っただけで3リットルくらい飲んだ・・・・山頂で「この水は飲めません」と書いてある水道水をもらって飲んだくらい喉が乾いた。

ペットボトルで暑い時期に生活してると、山ほど水飲むし、水代だけでもすごそう・・・








パワハラについて

2023年06月29日 | カンボジアの子どもの権利

パラハラについてメモしてたのだが、ちょうど、昨年研修中に政府の偉い人からのパワハラを内部で告発してクビになった助手の問題が再浮上してきた。
私も同じコンサルタントチームにいて(10人以上所属してた)、パワハラの被害に遭ったのは3名ほどだが、うち2名はクビを切られてる。



あの時は、私が作ったパワハラ訴えの手続きを使って、研修直後に訴えたのだが、アメリカ人にインタビューされただけで彼女は適当な理由でクビになった(内部改革とか)。
私はその時に、「今回の契約は・・・・・とりあえず残っている支払いの9割程度をするので・・・」という連絡が来たので、あと1割はまだ仕事するんだろうと思って適当に構えてた。

そしたら、先日、「もうあの最後の支払い時点で契約を打ち切りになってる」とのこと。
そっか、私もクビ切られてたか・・・・・



The law revisions define “power harassment” broadly (from Art. 30-3(1) of the revised law). Power harassment is behavior with three necessary characteristics:
(A) the behavior is from an actor (or actors) with power over the target of the behavior in a workplace, (not only superiors may be powerful actors but also colleagues or subordinates who wield power through their numbers or through control of essential knowledge/experience);
(B) the behavior is beyond what is necessary and reasonable for the conduct of the business; and
(C) the behavior is (or would ordinarily be) harmful to the working life of the target of the behavior.


円相場はまだまだ動く・・・・

2023年06月28日 | 日本滞在

ユーロは155円になったが、フランスに留学していた友達に言わせたら「当時160円だった」。
為替って怖い。

7月は多分カンボジアに行く仕事がないので(選挙前にちょっと出張が入りそうだが行きたくない・・・)、この円安だしと思って、カンボジアからドルを日本に送金してみた。

ABAでも送金手数料が60ドルかかるので高いのだが、先月くらいにレート1ドル130円だったのが140円になってるので、そのうちまた円高になる前に送金しようと思ったのだ。

↓6月は移動が多く、4回も食べた前菜サテー(シャンパンには合わない)

日本に送金した時にドイツに行ってたので、帰国後にマイナンバーカードをすぐ取りに行って(本来これがないと送金を受け取れない)、銀行員と手続きについて話した。
そしたら、このお金がどうやって入ってきたかの証明書がいるとのこと。
「雇用契約書とかありません?」
確かにあるはず、どこかに写メしたはず、でもそんなの持ってないし。
「なんでもいいから、このお金の出元がわかる紙を出してください」ととても丁寧に説明してくれた。

以前、日本への現金の持ち込みについて税関の人に相談したら、500万円くらいの持ち込みは税関にとっては少額だから、まず引っかからないよと言われていたのだが・・・・(100万以上の持ち込みは必ず申告しなければならない、一回だけした)。
要はマネーロンダリングとかの防止だろうから、100万円程度のお金を動かすこと(それも数年に一回あるかどうか)だったら、問題ないレベルってことだろう。

↓ドイツからの帰路のメイン、ラムがとっても美味しい(野菜はイマイチ)


うーん、大学から給与振り込みが毎月300ドル程度あるので、半年分くらいその支払い明細を印刷したらいいかと聞いたら、「問題ありません」。

↓シンガポールからは熟睡してて、前菜だけしか食べられなかった・・・



なんでも書類の手続きが終わるまで、お金は口座に入金されないそう。
その間、お金はどこにあるんだろうか・・・・
たった数日の誤差なのだけれど、その期間で3円くらい円安進んだので、子どもたちとちょっと美味しいランチが食べられるくらい儲かったかな。







無料で家を建ててあげても、結局売っちゃった人たち

2023年06月27日 | カンボジアの生活

現在遠隔操作で評価させてもらっている開発事業では、地方の貧しい人たちを対象にたくさん「家」を建ててあげて、スラムとか違法で住んでいる人たちに引っ越してもらうっていう支援をした。最初3年は土地登記を渡さないが、3年後は登記簿を渡したそうで、そうなると多くの受益者が家を売ってしまったそうな。

↓椅子を購入して組み立てようとしたら、不良品(がやすりで直してもらった)


うーん、家あげても売っちゃったら、意味ないんじゃないかと思うのだが・・・・

でも、引越し先での新しい収入向上計画が進んでなかったそうで、収入を得るために移住しなきゃいけないとか、色々な事情があった様子。


↓30分ほどで組み立て完了(足置きはイマイチいらなかった)


調査対象の人が全然いなくて(出稼ぎ)苦労したそうだが、予定していたサンプルの8割はインタビューできたらしい・・・・・
今は選挙前だし、雨が降りかけて大変な時期だし、フィールドワークには向いてなかったかも。




脳科学とは?

2023年06月26日 | ドイツ旅行


阪大の講義では、月曜は院生のためのゼミがあって、金曜夜までに発表内容を共有することになってる。

今週は、中国からの留学生の方が、脳化学について、どう報道されているかを研究するのを発表。博士2年で同じ立場、去年一緒に講義をとってて何回か話したことがある。

↓フランクフルト空港のラウンジ、白ビールサーバに大感激



脳科学ってよくわからないが、精神病を治したり、アルツハイマーを治したりするんだろうか・・・・


代理母問題も同じだが、生殖(生まれること)や死(脳が死んじゃうとか)に関して、科学がどこまで入っていけるんだろうか。

ハイデルベルグで先生が西田哲学の講義をされている時、「善の研究」では西田は2−3章を最初に書いて、1章と4章は最後に付け加えた(が1章は最も大事)という分析をやってた。私も論文構成にとても勉強になったのだが、脳科学は代理簿に直結する内容だなと。


大学院は面白い、特に科学技術論はいろんな人がいて、いろんなことやってる。
色々刺激があるので、私も早くもうちょっと論文をまとめていこう・・・