ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

地方出張300キロ以上

2020年06月30日 | 建設現場の女性たちの調査

2つの州を回って、道路建設の現場のモニタリング。
半年に一回書かないといけない報告書があって、さらに外国人専門家が来れないから代わりに苦情受付委員会の活動についても調べてほしいと依頼され、なんでも引き受けちゃうのでジェンダーだけでなくいろいろ勉強するのである。

↓女性たちが排水溝を作っているところを捕まえてインタビュー


昨年5月から始まった2つの道路建設はほぼ終了。
あとはサインをつけたり、道路に線を引いたり・・・・あと、車高が高すぎる車が入られないように扉みたいなのを設置したり。

↓村人を捕まえてインタビュー、どこでもインタビュー



あまりにも嬉しくて、講義で学生にも写真は、道路工事の前と後。

↓昨年9月にいった時の道路


↓今回見た道路、もう洪水の心配は全くない


さらに、7月から新しく6つの道路を建設するので、村人たちや地方公共団体の人を集めてのパプリックコンサルテーションも開催。

↓ソーシャルディスタンスの配慮がないのが気になるのだが・・・・


多くの人から出た質問は排水溝について。
この9キロくらいの道路では、かなりの場所で既に小さい池が建設されていて、地元民が洪水を防ぐ努力をしているのだ。


今回は、2日間でいく予定が、別の仕事入ったので日帰りで行くことに。
その結果、1日で300キロ以上自分の車で移動して、20年インフラの仕事をしているプロと一緒だったので、いろいろ教えてもらえて、排水溝についてもよくわかるようになった・・・・・






旅行の計画

2020年06月28日 | COVID 19の影響



毎週ケップに来ていて思うのは、団体旅行がとても多いこと。
バスもたくさん来ているし、うちのホテルも車両が何台も入ってきて、みんなでバーベキューしてる(そのおかげか、いつものプール前の部屋でなくて、ちょっと静かなゴージャスな部屋にアップグレードしてくれた)。

↓以下の卵、既におばちゃんが集めて焼いててくれた、優しいー


↓市場は凄まじい混雑、満員電車のよう


学生たちも退屈しているだろうと思って、希望者だけで旅行をしよう!って提案したら、退屈しまくってるオタクのアシスタントが凄まじく速いスピードで調整を進めてくれた。

ケップ・カンポートに行きたい学生が一番多く、次はココン。その次がシエムリアップ。

教育省の指導のせいで大学はしまっているので、フィールドワークではなくて、有志で出かけるということに。

どうやら、ケップ・カンポート旅行をして、ココンもいくかもしれないらしい。
私は直接指導してないけれど、みていて、旅行の計画は楽しい。

↓お天気に恵まれて、素敵な夕焼けと残照を楽しみながらディナー



貧富の差が広まっている気がするな・・・・ケップに来ている人たちは、中流以上の人たちだし、プノンペンでは絶対見られないような派手なドレスを着たお洒落な人たち(女性)が多い。

観光業、外国人が来ないので大変だろうけれど、国内でこれだけ旅行者が増えていたら、観光地のホテルは生き延びれそうかな。





毎月300ドルの返済が・・・・・

2020年06月27日 | COVID 19の影響



夜の会議の帰り、歩いていたら、肉を売ってたので、買ってみた。
まだ夕食を作ってなかったし、なんとなく美味しそうに見えた。




いろいろ選んで買っていきながら、話してると、「コロナのせいで・・・」って話になった。

なんでも、ずいぶん長く店を出せなかったそう。

こちらからは聞きもしないのに、「土地買っていて、毎月の返済が300ドルあって、大変なんだよ」。


そりゃあ大金だ。
300ドルか・・・・・

↓子ども撮影、学童で村を作っているらしい(下の子もご機嫌を直して毎日通ってくれてる)



エンターテイメントワーカーもデモをやったそうで、食べるものを買うお金もないから携帯電話を売ったっていう女性のインタビューがラジオで流れてた。
緊急支援で40ドル欲しい、っていう要求らしい。


日本では、私あての十万円の支援がすでに届いたそう。
とにかくキャッシュがなくて困った今週・・・・銀行に十万円あればイオンで買ってる分の1ヶ月の食費はなんとかなるか、ギリギリかな。
いずれにしても、父親から借りなくていいので、ちょっと安心。

木曜には手持ちが6ドルしか無くなってしまって悲惨だったけれど、金曜に無事一つ支払いがあったので、予定通りケップに出かけられるのである。
自転車操業だ・・・・・





ジェンダーとCOVID対応研修

2020年06月26日 | 建設現場の女性たちの調査



政府がさらに93キロの道路を建設するために、新規に2社を雇用して次々と道路を建設していくので、ジェンダー研修とCOVID研修。



カンボジアのCOVID対策プランはとてもよくできているそうで、凄まじく詳細に渡って規則がある。

2メートルのソーシャルディスタンス・・・・???

↓みんなマスクしてた、私も次々作ってるマスクを持ってくればよかった・・・


かなり厳しい規則なので、ちゃんと守れるのかな。

ケップでのあの建設現場、6畳くらいのところで10人くらい寝てるし、まあ全く配慮なさそうだな・・・・・



COVIDの影響・・・・

2020年06月25日 | COVID 19の影響



5千万円の土地を買いたいという女性を案内した学生。
なんでも、おばさんが土地転がしをやってて、その手伝いをしているらしい。
で、その女性、2割の手付金をいれ、土地を購入することにしたそう。
すごいな・・・この時期に・・・・・・農業をするそう。

↓経済危機にある私、キャッシュが手元になく、うどん屋にもいけず路上サンドイッチで済ませたのである・・・・


コロナの影響について、子どもを持つ女性たちにインタビューした学生たち。
すでに軌道に乗っている商売をしている女性は特に困ってないそう。
そりゃそうだ、こどもにはナニーもいるし家事だってしなくていいもの。

小さい商売をやってる女性にインタビューした学生は、「子どもが家にいて相手が大変、料理が大変」だと愚痴ってたそう。


↓移動中にzoom


コロナの影響か、まだまだ続くんだろうか・・・・・

なにより、学校が閉鎖なのが困るな。