ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

ビアガール達へのインタビュー

2020年06月19日 | エンターテイメントワーカ調査2020


エンターテイメント産業で働く女性、特にビアガール達へのインタビュー。
実際に調査を開始する前に、テストで調査員が2人にインタビューしてくれた。



一人の女性は、最初の給料は月給179ドルだったそうだけれど(なんか細かいな・・・)、すぐに手取り500ドルになったそう。
もう一人も、平均500ドル以上かせいでいたらしい。
(これは例外だろうか・・・・・?)


うちのアシスタントオタクは、「アルバイトでやろうかな・・・・・」と、半分本気で考えてた。
夕方5時ごろからの勤務で12時とかまでの大変な勤務ではあるし暴力や差別もあるけれど、500ドルは悪くないかもしれない(美人でインテリならもっと稼ぐだろうし)。

↓ビアガール達に美容や料理教室を実施している団体の職員がインタビュー員


馬鹿げてるかもしれないけれど、ふと思う・・・・、調査員達も月給は200−300ドル程度だろうし、転職考えたりしないのかな・・・・?




なぜ女性が性サービスを売るのか

2020年06月12日 | エンターテイメントワーカ調査2020
学生達に考えてもらった、なぜ女性がエンターテイメント産業で働き性を売るのか。

圧倒的に多い回答は「貧困」で、まあそれは間違いないだろうと。
結局貧困のサイクルで、貧困家庭に生まれたら貧困から抜け出せないのだ。

「女性を雇用する制度だから」っていうのもあって、そもそも組織的・制度的に女性を搾取する構図になっているという指摘もあった。

↓毎日通ってるサンドイッチ屋、朝行くと大量にパンを仕入れてた



「綺麗に着飾って働いてみたい」女性がいることや、「手取り早く収入を得られる」という指摘もあった。

「地方から出てきて住むところがなくて、カラオケとか住み込みで働けるところは便利」という回答も。

新学期始まって以来、これまで1ヶ月以上ずっと宿題でいろいろ調べてもらってきたので、学生達もさすがよく理解している。
特に新聞記事を徹底的に当たってもらったのがよかったかな、学術論文ってないのだもの。

↓2000リエルのサンドイッチ、やめられrない美味しさ



今回100人のエンターテイメントワーカーを対象にする調査で、この質問をしているので(なぜこの産業に入ったか)、ぜひ当事者の声を聞いて分析したいのである。