息子がカンボジア語三年生の教科書を勉強するのを手伝っていて、「これやだー」って言いながら読んだ文章。
学習のめあては「登場人物」、確かにちょっとつまんなさそうだけれど、内容は素晴らしい。
物語(文章)のタイトルは、「母鶏の優しさ」
ある農夫が、母鶏と母アヒルを飼っていました。ある時、母鶏は卵を産み、母アヒルも卵を産みました。ところが母アヒルは、卵を放り出してどこかに去って行きました。アヒルの子が孤児になってしまったのを見た母鶏は、可哀想に思って、アヒルの子を育てることにしました。鶏の子どもたちは不思議に思って聞きました。「お母さん、どうしてアヒルの子を育てるの?」母鶏は答えました、「アヒルの子は孤児でしょ、あなたたちみたいに保護してくれる大人が必要なのよ。お母さんがアヒルの子を育てるのは、アヒルの子だってあなたたちと同じように生きる権利を持っているからよ。」鶏の子は聞きました、「お母さん、このアヒルの子をずーっと育てるの?」母鶏は答えました、「そんなことはしないわよ!大きくなったら、あなたたちと一緒に学校に行って勉強してもらって、自分で自分のことができるようになったら、お母さんはアヒルの子を育てるのをやめるわよ」鶏の子どもたちは言いました、「僕たちのお母さんは、とっても優しいな!」
(最後の文章は、「この上記の物語から、この物語には、農夫、母鶏、アヒルの母、子どもの鳥、子どものアヒル、が登場します」)