ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

「女性の法」を学びましたか?

2022年01月31日 | カンボジアの子どもの権利


学生たちに「女性の法」を学んだことがあるか聞いてみたら、7人中、1人のみが「高校の国語の授業で学んだ」とのこと。
あとの学生は、知ってるけれど、学校で勉強したかどうかは覚えてないらしい。




女性はこうあるべき、男性はこうあるべき、というステレオタイプ的な発想は学生の間にも根付いていて、自分たち(女性)には自由があると言われても、ピンと来る学生もいればいまいち納得がいかない学生もいる。



高齢女性のインタビューをとってもらったが、「夫は両親に選んでもらった方がいい」という意見が多いし、「離婚は良くない」という発想が圧倒的大多数。
コロナでソーシャルメディアに積極的にアクセスするようになった若者たち。
特に、、若い女性たちの意見がもっと女性の自由につながる発想になっていればいいのだが。

マスクしてー!!

2022年01月30日 | カンボジアの生活


ホテルに缶詰で会議、換気はしているし、15−20分ごとに誰か外に出るから空気は入れ替わっているんだけれど、マスク外しすぎ!!



4回ワクチン接種している人たちと一緒に仕事するのは、まだ2回しかワクチン打ってない私には辛い・・・・・(気分的に、ということだが)。

発表する時こそマスクすべきだと思うのは間違ってるのか、立ち上がって話す時こそマスク外してたりするカンボジア人。

↓ランチは結構硬い肉、オーストラリア産かしら


もともとそうだったかなと思うのだが、会議中でもスマホを見ている人が多いいし、会議の外の廊下で別の会議に出てる人もいるし、オンラインでの会議が増えたのはいいのか悪いのか、いくつもの会議に並行して参加できてしまうのである。


夫が「サポート」しないと働けないのか?

2022年01月29日 | カンボジアの生活



ジェンダー主流化のビデオ作成に関わっていて、女性が区議員として働くことを促進する内容を入れてみた。

「村を回ったり、外回りの仕事が多いのに、女性でもできるのか?」という男性の発言に対して、「私はできる、夫もサポートしてくれてる」という発言を入れたら、ある女性から「夫がサポートしなかったら、この人は活躍できないのか?夫のサポートは不可欠なのか?」と聞かれた。

↓市場の魚たち、飛び回ってて、元気なのである



クメール語に訳してもらったら、「夫は私が働くことを許可してくれている」という訳になってて、「これは違う!!」

発想も発言も異なるから、難しいのである。




デジタル化されているクラス

2022年01月28日 | カンボジアでの教員生活


久しぶりの大学、講義は学生数を10名に限定してもらって開講した。





すでにオンラインで慣れている学生たち、資料はLCDで見せるより、パソコンや携帯で見る方がわかりやすいらしい。

1年ぶりくらいの教室での講義、やはり学生とは対面で話す方が楽しいのである。


ついていけないデジタル通貨

2022年01月27日 | カンボジアの生活

日本でも、カード払いとかスマホ決済が多くて、現金を使うことが減っている。
私も買い物はほぼ全てカード決済で、毎日通ってた整体だけが現金支払い。
この毎日の支払いのために、お釣りがないように小銭を常に持っておかないといけないから、百円とかの買い物で1000円札を崩したりしてた。

↓仲良しのタクシー運転手が買っていたから、私も買ってみたらすごくおいしかった麺料理


でもカンボジアのデジタル化は凄まじいスピードでついていけない。
銀行口座から銀行口座にお金を送ろうとしたら、BAKONGがないとダメだと言われ、早速インストール。
でもお金を入れてなくてもいいらしい。

なんでも、1ドルとか5ドル札が出回らなくなったから、電子決済で終わらせる人が増えたそう。
なかなか考えてるのである、カンボジア政府。