ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

血を寄付してくれませんか?

2021年11月30日 | カンボジアの子どもの権利



11月は、3回も献血にトライしたが、1回目の成分献血は血管が細すぎるのでだめ(実際、学生の頃血が戻らなかったことがある)、あと2回は400mLなのだがヘモグロビンが12、5にちょっとだけ足らないから献血できず。

カンボジアでカルメット病院に転院したアシスタントは、1ヶ月で七千円ドルは最低かかるという悲惨な高額治療に加え、血が必要なのだそう。
なんでも、手術のたびに血が必要で、病院側としては献血してくれる人があれば、アシスタントにその献血分だけの血を輸血してくれるらしい。

↓最近お気に入りのスタバ3ショットのカフェラテだかカプチーノ、すっごく濃いくてあったまる感じ


もしアシスタントが必要な分の献血がないと、血を買うんだろうか・・・・など考えてしまうのである。

やはりカンボジアの医療制度は恐ろしい、簡単に人が死ぬのもわかる気がする。





パゴダで学ぶ子どもたち

2021年11月29日 | カンボジアの子どもの権利



学生の一人が、「自分は田舎の寺の管理をする僧侶で付属の学校も運営していて、その学校を修復しているところだ」という個人メッセージを送ってくれたのが9月。
写真で見ると、まさに学校を作っているので、これはなんとかしたいと思い、性的マイノリティの子どもたちの権利を教える教材を作成しているところなので、学生たちを動員して、その学校に行ってもらって子どもたちに子どもの権利とかダイバーシティを教えてもらうことにした。




7人の学生がバスで寺まで行ってくれて(なんでも僻地なので迷ったらしい)、権利やジェンダーのことを教えてくれた。



事前に専門家を講義に読んで、寺でこういうことを教える場合の注意点や、わかりやすくダイバーシティーを教える方法を教えてもらった。

学生たちはとても楽しかったようで、もっとこういう活動をしたらいいとのこと。
私からは100ドルほど支援しただけなのだが、本を買ってあげたりお土産もたくさん持っていった様子。




早くカンボジアに戻って、学生を引率したいのである。


神戸には残念だった土曜日

2021年11月28日 | 日本滞在

シーズン最後のノエビアスタジアム、張り切って行ったのに時間を2時間間違えてた・・・・・
(最近見にいった2回は4時開始だったのに、今回は2時開始だった・・・ちゃんと見てなかった私が悪いのだが、えーん)

会場は満員、Jリーグ2位と3位の試合なので、流石に盛り上がってる。




大迫もしっかり出てたし、最後の30分だけ見れたのは良かったが、0−2で負けちゃったので残念。

帰宅すると、野球のほうも、近所のほっともっとでオリックス戦。
ちょうど先日ランチした友達と野球の話で盛り上がってて、後半に能見くんが美しい姿で出てきたからすっごく盛り上がったのに、こちらも負けちゃった。

神戸にとっては、残念な1日だった。

と思いつつ、今日は「燃えよ剣」を見にハーバーランドに息子と出かけたら、映画でも敗戦、敗戦、なんとも負けてばかりの週末だったのである。








大学に行きながら、家業を手伝い縫製工場で働く学生

2021年11月27日 | COVID 19の影響



コロナの影響を調べてくれた調査員たちに、インタビューしていてショックだった発言をまとめてもらったら、まあいろいろでてくる。

ある4年生の大学生は、3−4ヶ月前から縫製工場で働き、さらに家でお母さんの家業を手伝っている。

↓お母さん、調査員撮影



これは大変だ・・・・毎日すごく疲れているそう、そりゃそうだ。


毎日ゲームのことばかり考えて(まだ好きな人のことばかり考えてない)、ランチにはフードコートで焼きそばとたこ焼きセットを頼みつつマクドナルドのサムライバーガーまでぺろっと食べちゃう我が子に、こういう女子学生の苦労なんてわからないだろうな。



21%の非正規雇用労働者の子どもが学校に行けなくなった

2021年11月26日 | カンボジアの子どもの権利


コロナ禍の調査、523人とサンプルは少ないのだが、21%のワーカーが少なくとも一人の子供を学校に通わせられなくなってしまった。
(オンライン学習は別に聞いているので、完全に学校を辞めてしまった割合)

これは恐ろしくとっても高い退学率・・・・・統計がイマイチ確定せず、ずっと11%だと思っていたら、再確認していたら21%だと判明。





コロナで、カンボジアだけでも何万という子どもが学校を辞めてしまっているのかもしれない。
この子達は、なかなか貧困から抜け出せず、カンボジアの格差社会をさらに拡大させることになる気がする。