4月28日は国際記念日、Occupational Safety and Healthの日だそうで、労働組合が実施するイベントの評価に向かった。
⇩職業上の安全の必要性を訴える労働者、制服を着てる
労働組合の代表たちが出てきて、いろんな問題について説明してくれた。
4月はとても暑いのに建設現場で水を飲ませてもらえない、工場では4月は水不足でトイレの水がちゃんとでない・・・かなり具体的。
やはり大きな問題はマイクロファイナンスからの借金。
縫製工場では、女性従業員の9割以上が借金してるから、「借金の返済のために、課されたノルマをこなすための残業は普通だし、自分が健康かどうかなんて考えてる暇ない」。
正規雇用は少なくて大多数が非正規雇用だから、マタニティーリーブも取れない(私も取ってないから、個人個人でどうでもいいと思ったりするのだが、そういうことは絶対言ったらいけないのであった)。
インフォーマルワーカーの組合の代表も、「そもそも非正規雇用は保険もないし、あったとしても法的に結婚している人が少ないから配偶者にお金が届かない」。
うーん、国際記念日というより、文句の言いたい放題合戦みたいだ。
⇩あんまり聞いてない・・・
久しぶりに会えるかなと、10年以上知り合いの労働組合長に挨拶したかったのだが、延々と「文句言い合い」が続いたので、次の用事に向かった。
次の用事は、FORTEの保険証の受け取り。
理事をしている団体が、職員だけでなくて理事全員に保険をかけてくれることになったのは一年以上前。
ASEANの国で入院(4時間以上)した場合に保険でカバーできる保険に入らないかと言われてたのだが、1年以上ほってたのだ。
でもクレジットカードの保険の手続きがややこしくなって結局実費で病院に行くので(大した額じゃないが)、この際何か大きなことがあった時には保険に入っておこうと思って手続きしてもらった。掛金は年間、数百ドルだそう。
労働組合か、法律とかあまり知らないので、これからちょっと勉強して、自分の専門性をさらに高めたいのである。カンボジア経済を背負っている女性たちには、必死で働くだけでなくて、人生を楽しめるような余裕を持って欲しい。