ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

「パリにいるわよー」

2022年02月23日 | パリ旅行


コロナが広がってるカンボジア、友達に「元気?」ってメッセージしたら、「パリにいるわよ!」
夫の出張に付き合ってるらしい。

↓送られてきた写真



彼女の夫は外務大臣の鞄持ちなので、大臣が行くところには必ずついていく。
もともと夫の方が友達(兼仕事仲間)だったのだが、王立大で修士号をとってた彼の妻の指導教官に私が依頼されたのをきっかけに、すっかり妻の方と仲良しになった。

外務省はASEANで忙しいらしく、この前のミャンマーは夫だけ大臣の取り巻きと行ってた。
ただ、欧米に行くときは大臣も妻を連れるし、鞄持ちも妻を同伴するのが慣習。
いいなあ、パリ。

外務大臣の妻は、女性省の人事予算担当の長官で、1ヶ月ほど長官室にこもって一緒に仕事をさせてもらったことがある。
色々手広く事業をしている政治家夫妻で、とにかく大金持ちなので執務室がサロンみたいで、仕事の前に必ず自分でシンガポールから買ってきたマシンでコーヒーを入れてくれて30分ほど無駄話(私が依頼されていた仕事には直結しない話)をしてから、「さて、」という感じで資料を出してきて私に指示をしてくれるという感じの女性だった。

途上国とはいえカンボジアの特権階級は何しろ大金持ち、いいなあパリ。

移動祝祭日ーヘミングェイ

2019年07月11日 | パリ旅行



今回のプノンペン滞在は3日間、つぎつぎ会議が入っていて、なにやってるんだかわからなくなるのである。
クライエントがたくさん予算をもってて、移動はすべてタクシーでいいっていう仕事なので、ありがたい・・・時差で夜全然寝られないのだ。

猫の手も借りたいほどでも、ありがたいのは、やりたい仕事しかしなくていいこと。
本当にありがたいのは、やりたいだけでなく、誰かに貢献できる仕事をしているという実感があることかもしれない。
自分がやりたいだけの調査とかって、結局「で?」ってクエスチョンで終わるのだ。
誰かに貢献できるかもしれないと思うと、必死で真面目にやるし、適当に妥協してやってる人を見ると首絞めたくなる。

でも思い出すパリーロンドン旅行。
「移動祝祭日」は、以前、そろそろパリに行きたいな・・・って思っていた数ヶ月間(ついでにヘミングウェイを集中して読んでいた頃)一度読んでいて、パリに行くなら持って行こうと取っておいた。

実際パリで読んでみると、そうだよな・・・・あそこなのね・・・・って思う場所がたくさん。



リップでは、「ビールになさいますか」ってウェイターが聞く、これはパリでは珍しいのだ。


↓パリでちょっと休憩中、ビール一杯5.5ユーロは高いなあ・・・


ちなみにヘミングウェイの周辺には、芸術家のレズビアンがかなりいる。
わたしのプノンペン3日間もLGBTの仕事に忙殺されている。今回は社会保障と医療サービスの調査なので、いろんなLGBTにあって、実際病院に行ってるのかとか聞いてるのだ。
MSMとMtFはかなり情報があるけれど、レズビアンとトランスマンは情報がなさすぎて、簡単な調査でなくて、もっとちゃんとした調査したほうがいいと思う。
特にトランス(FtM)は、女性であることを否定して生きているので、乳がんとか子宮ガンの可能性も高まるし、胸を圧迫して肺に問題が生じることも多いそうなのだ。


「移動祝祭日」で出てくる発言、これはレズビアンだったかな?
「男性の同性愛者の場合・・・その行為は醜悪で、おぞましくて、終わったとは彼ら自身自己嫌悪に陥るということなの。・・ところが女性の場合それとはまったく逆なのね。・・終わった後も喜びに満ちているから、いつまでも一緒に幸せな生活を送れるの」

すさまじいゲイ批判だなあ(偏見というか)。

それにしてもLGBTへの注目は高い。カンボジアだけで5ー6つの調査が同時並行で実施されているそう。
いろんな団体がばらばらに調査せず、まとめて調査すればいいのに・・・
ここにNGOのジレンマをみるのである。みんな予算獲得に必死なのだ。

それに、そもそも論だけれど、調査の倫理委員会がちゃんと機能していないカンボジアでは、政府がちゃんとした調査をしないと、結局『NGOの調査だから・・」って無視されたり否定される危険性もあるのだよな。








パリではオペラとバレエ

2019年07月04日 | パリ旅行



パリでは、子連れでは出来ないことを目指してきたのだが、その一つはオペラかバレエ。


幸い、3つみることができた。

TREE of Code (バステイィーユオペラハウス)前衛的でいまいちよくわからないバレエ、どちらかというと新体操系では・・・前から4列目だったので、耳栓くれた。「すっごくうるさいよ」だって。確かにうるさくてしっかり耳栓つかったのである。




ドン・ジョバンニ(ガルニエオペラハウス)ちょうと「騎士団長殺し」でテーマになってたので、ドン・ジョバンニを観れたのはとってもラッキー



久しぶりのオペラ・・・・30年ほど前に初めてきた時は天井桟敷で見たのだよな。歳をとってちゃんとした席でたのしめるのはいいことだ。


夏だからか、カジュアルな人が多い。ここに来ると中国人がほとんどいないのが笑える。

↓昼にシャンパンを飲んでいたので白ワインで上演を待つ


あらためて、なんで村上春樹はこんなわけわからないはちゃめちゃオペラを題材にしてあの大作を仕上げたんだろうと・・・・。
現代風のアレンジで、スーツにワンピースの登場人物ばかりだったのはちょっと残念。

3つ目はバスティーユで、オペラ「運命の力」、こちらもスペインが舞台、ベルディ。でも観るのは初めて。
「ドン・ジョバンニ」と比較すると、まあこちらの方が圧倒的絶対的にレベルが高い。高校生と大学生の演奏くらいちがう。オーケストラは素晴らしいし(指揮者がすぐ近くで、凄まじいパワーが伝わってきたっていうのもあるかも)、テノールの歌唱力も圧巻。ベルディ、オペラの神様なのである。モーツアルトも素晴らしいけれど、ちょっと軽いのだよな。

↓美術館巡りも堪能、ギュスターブモロー博物館


↓ジャックマール・アンドレ博物館、ちょうどデンマークの画家の展示会をしてたので大混雑


オペラとバレエ、美術館巡りに加えて、パリで「やりたかったこと」は、子どもたちに邪魔されず昼からワインを飲む、そして、子連れでは絶対に行けないシャンパンバーを楽しむ。

↓シャンパンバーで、ブーブクリコ2009を楽しむ


このバーでは、お隣で上品な白人ゲイカップルが東京とかNYの話をしていて、ああわたしはパリにいるんだなあ・・と思ったのである。
それにしても、ゲイカップル多し、みんな結構かなり素敵で、ストレートとしては「もったいない」と密かに思ってしまうのである。

パリはちょうどソルドだったので、マックスマーラ50%とか高級ブランドも凄まじいセール、喉から手が出るほど欲しい!!。
でも、家族にいろいろお土産を買わないといけないので、ぐっと我慢。

↓パリ到着後すぐ帽子をなくしたので、これだけは自分のお土産に買った


これからロンドン。

ロンドンではすでにネットでオペラとミュージカルのチケットを買っておいたので、あとは美術館巡りを楽しむ!!



パリでのお買い物

2019年07月03日 | パリ旅行


市場巡り、クリニャンクールの蚤の市まで出かけてみる。以前きたのは30年ほど前・・・



ガラクタみるのは面白いけれど、いまいち関心なくなってるのである。


美味しいものを求めて、バスティーユ市場へもとお出かけ。


↓子どもが働いていた・・・家族かな?


↓発見してしまった牡蠣のお店



↓しっかり朝からコップワインを飲むのであった(周りの人も飲んでるし)



↓背中にパンを入れてるおじさん・・・・パリってこんなかんじだなあ



モンマルトル・サクレクール

2019年07月02日 | パリ旅行



久しぶりにサクレクール寺院を見学。


↓麓のメトロ駅ではこんなことして写真撮ってる人がたくさんいた


↓お天気に恵まれてるパリ滞在、でも暑すぎ・・・・



↓こんなトラムにのって観光できるとガイドに記載されてあったので、乗ってみた


登りは気持ちいいし、景色もいいけれど、寺院を終えての下りが悲惨・・・・がたがたなのである。
英語での解説があるのは、とてもいい。パリ最初のワイン畑とかみた。

↓サクレクールの隣にある教会では結婚式



↓水みたいだけれど辛口ロゼ、ちょっと休憩はワインばっかり


それにしても、暑いパリ・・・夜も9時すぎても暗くならないし、観光ならいいけれど、生活するのは大変かもしれない。