今宵のネタは少しソウル系ミュージシャンにフォーカスしてみよう。アーバンブルースギターの旗手、Cornell Dupreeだ。私の師匠から薦められたのがきっかけで聞き出したのだが、最初の印象は「なんだか音も小さいし、ようわからんわ」という感じだった(今から思うとマジで失礼)。
確かに弾いている姿も、パイプ煙草をくゆらせ、なんだか「このオッサン、やる気あんのか?」的な雰囲気だ(笑)。だが、いざじっくり聞き込んでみると、結構気合の入ったギターを弾いているのだ。さすが、キング・カーティスやアレサ・フランクリンといった大物ミュージシャンをサポートし続けた実力は伊達ではない。
テレキャスターという、これまた「お仕事」には使いにくい楽器を愛用しているところも渋い。テレキャスターというギターは、もちろんフェンダー製の代表的なブランドの一つなのだが、構造上も楽器本体の鳴りが出やすいように思う。開放弦を含むローコードをジャーンと鳴らしたときの抜けの良さなど最高なのだが、単音でソロをとるときなど、注意しないとバラツキが出やすい。なんというか、弾き手の腕が如実に表れる楽器なのだ。もっとも、デュプリーも最近は純粋なテレキャスターではなく、ヤマハ製などを愛用しているようだが。
このオッチャンも還暦を越えている。お勧めはいろいろあるだろうが、ソロの代表作"Teasin'"とか"Live Stuff"当たりだろうか。
ソウルやR&Bといった音楽は、ある意味頑迷なまでにスタイリスティックであることが求められる。同じ黒人音楽がルーツであっても、例えばジャズができるからといって、ソウルやR&Bは絶対にできない。私はソウルやR&B方向で自分のスタイルを築こうとは考えていないが、デュプリーのような小粋なギターは是非これからも聴いて参考にしていきたいと思う。
(Butzmetz社長)
確かに弾いている姿も、パイプ煙草をくゆらせ、なんだか「このオッサン、やる気あんのか?」的な雰囲気だ(笑)。だが、いざじっくり聞き込んでみると、結構気合の入ったギターを弾いているのだ。さすが、キング・カーティスやアレサ・フランクリンといった大物ミュージシャンをサポートし続けた実力は伊達ではない。
テレキャスターという、これまた「お仕事」には使いにくい楽器を愛用しているところも渋い。テレキャスターというギターは、もちろんフェンダー製の代表的なブランドの一つなのだが、構造上も楽器本体の鳴りが出やすいように思う。開放弦を含むローコードをジャーンと鳴らしたときの抜けの良さなど最高なのだが、単音でソロをとるときなど、注意しないとバラツキが出やすい。なんというか、弾き手の腕が如実に表れる楽器なのだ。もっとも、デュプリーも最近は純粋なテレキャスターではなく、ヤマハ製などを愛用しているようだが。
このオッチャンも還暦を越えている。お勧めはいろいろあるだろうが、ソロの代表作"Teasin'"とか"Live Stuff"当たりだろうか。
ソウルやR&Bといった音楽は、ある意味頑迷なまでにスタイリスティックであることが求められる。同じ黒人音楽がルーツであっても、例えばジャズができるからといって、ソウルやR&Bは絶対にできない。私はソウルやR&B方向で自分のスタイルを築こうとは考えていないが、デュプリーのような小粋なギターは是非これからも聴いて参考にしていきたいと思う。
(Butzmetz社長)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます