音楽ネタその106：川村結花

ここ数回は結構「青春ネタ」という様相だ。今回は大阪が生んだ天才シンガーソングライター、川村結花嬢を取り上げてみよう（http://www.kawamurayuka.com/info.html）。

はたまたトリビアで恐縮だが、私は大学生の頃、「ダンモ」こと早稲田大学のモダンジャズ研究会に出入りしていたことがあった。そこでダンモのメンバーであった川村嬢とセッションする機会を得たことがあった。とにかく女性とは思えないくらいパワフルなタッチ、でもリリカルなピアノに驚かされたものだ。彼女は本当のところどう思っていたかどうかわからないが、同じ関西出身ということで、結構仲良くさせてもらったように思う。デビューしてからも基本的なノリは変わらないが、彼女の下ネタはその当時からかなり笑えた。

さすがに東京芸大作曲科をご卒業されているだけあって、その頃からオリジナルで魅力的な楽曲をたくさん書いていた。ちょうどその頃の私は、以前の日記にも書いたように、自分の音楽的興味がロックからジャズにシフトしつつあった頃で、彼女の書く曲には非常にインスパイアされたものだ。今でも自分の音楽的志向がオリジナルにあるのは、彼女からの影響もあるかもしれない。

確か少し前まで、J-Waveだったか、ラジオ番組のパーソナリティを担当していたように思う。何度かドライブがてら聞いたことがあり、その中で彼女の現在の音楽に触れることができたが、当然のことながら学生の頃以上に洗練された音楽を奏でる素晴らしいアーティストだと感じることができた。

さすがに今となってはセッションというわけにもいかないだろうが、また何かの形で酒でも飲んでみたいものだ。
（Butzmetz社長）