今宵のネタはコンテンポラリー・ジャズオルガン・プレイヤーであるLarry Goldingsを取り上げてみよう。
オルガンという楽器は鍵盤楽器ではあるのだが、ピアノのように弦を叩いて発声する仕組みではなく、無数のパイプに空気を送り込んで音を鳴らす楽器だ。特徴として、ピアノのような強弱は表現しにくいものの、ソフトで伸びやかな音色が魅力とされている。更には手で弾く鍵盤だけではなく、足元にも鍵盤が用意されているため、一人で多彩なアンサンブル効果が出せてしまうのも魅力の一つだ。
翻ってラリーだが、ジョン・スコフィールドなど、コンテンポラリージャズを代表するギタリストとのトリオで多くの作品を発表している。オーソドックスながらも今の時代に合ったサウンドがにくい。そもそもジャズ・オルガンといえばジミー・スミスという大御所の存在を無視できないが、ラリーの演奏スタイルの方が当然のことながらモダンだ。
このオルガンという楽器はギターと相性が良く、特にジャズのフィールドにおいて「オルガン・トリオ」(オルガン・ギター・ドラム)という独特のジャンルが形成されているほどだ。私は残念ながらこの形態でのアンサンブルを経験したことがない。そもそも、鍵盤楽器のように和音を出せる楽器とのアンサンブルは結構気を使う。そもそも鍵盤楽器の方がギターよりも幅広い和音を展開できるので、俄然ギターは抑えがちに弾かないと収まりが悪い。私のように、和音によるアプローチを多用したいギタリストにとって、鍵盤楽器は邪魔に感じることが多い。
でも、例えばハモンドB-3だけを使っているようなクールで頑固なオルガンプレイヤーであれば、一度は何らかの形でアンサンブルを経験してみたいものだ。
(Butzmetz社長)
オルガンという楽器は鍵盤楽器ではあるのだが、ピアノのように弦を叩いて発声する仕組みではなく、無数のパイプに空気を送り込んで音を鳴らす楽器だ。特徴として、ピアノのような強弱は表現しにくいものの、ソフトで伸びやかな音色が魅力とされている。更には手で弾く鍵盤だけではなく、足元にも鍵盤が用意されているため、一人で多彩なアンサンブル効果が出せてしまうのも魅力の一つだ。
翻ってラリーだが、ジョン・スコフィールドなど、コンテンポラリージャズを代表するギタリストとのトリオで多くの作品を発表している。オーソドックスながらも今の時代に合ったサウンドがにくい。そもそもジャズ・オルガンといえばジミー・スミスという大御所の存在を無視できないが、ラリーの演奏スタイルの方が当然のことながらモダンだ。
このオルガンという楽器はギターと相性が良く、特にジャズのフィールドにおいて「オルガン・トリオ」(オルガン・ギター・ドラム)という独特のジャンルが形成されているほどだ。私は残念ながらこの形態でのアンサンブルを経験したことがない。そもそも、鍵盤楽器のように和音を出せる楽器とのアンサンブルは結構気を使う。そもそも鍵盤楽器の方がギターよりも幅広い和音を展開できるので、俄然ギターは抑えがちに弾かないと収まりが悪い。私のように、和音によるアプローチを多用したいギタリストにとって、鍵盤楽器は邪魔に感じることが多い。
でも、例えばハモンドB-3だけを使っているようなクールで頑固なオルガンプレイヤーであれば、一度は何らかの形でアンサンブルを経験してみたいものだ。
(Butzmetz社長)
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