Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその592: Alphonso Johnson

2010-11-09 02:06:18 | Weblog

慌ただしく楽しかった週末が明けて、月曜日からはいきなり現実に引き戻され、朝から目一杯仕事で気がついたら夜の10時。まあしゃあないわね、これで給料もらってるわけだし。私の場合、こいつがないとロクに音楽活動もできんしねぇ。

さて、家に帰って「命の水=最近マイブームの缶ハイボールw」を飲みながら適当にYouTube surfして見つけた映像がこれ。Wayne ShorterとCarlos Santanaの1988年モントリオール・ジャズ・フェスティバルにおけるセッションなのだが、私にとっての主役は彼らのようなスターではなく、「隠れた天才」ベーシストAlphonso Johnson.

それこそ、ショーターにとっては盟友で、ウェザー・リポートの初代ベーシストであるミロスラフ・ヴィトゥスという、これまたインテリジェンス溢れるテクニシャンの後を受けてウェザーに加入したプレイヤー。活動時期は短く、すぐに後任の「化け物(笑)」であるジャコ・パストリアスにその地位を譲ったため、あまり目立たない存在だが、ムチャクチャ巧い。黒人特有のグルーブ感に溢れるタイトなプレイが身上。ここでも、ドラム+2人のパーカッションという、「分厚いけど、ややもすれば暴走して乱雑になりがちな」アンサンブルにあって、リズムの肝になっているように思う。確かウェザーに参加したのは20代前半の頃のはずで、間違いなく「若き天才」。だがウェザー以降のキャリアが割と地味で、ミュージシャン(特に楽器奏者)の「旬」について考えさせられるよね。そう、「若き天才」が「旬」なのはあくまで「若い」頃であって、その栄誉を年老いてまで持続させられる例は極めて少ないように思うけど、如何だろうか。こういう感傷にひたるのも秋のせい?(笑)

さてさて、この映像はショーターとウェザー・リポートの代表曲の一つで"Elegant People"(http://www.youtube.com/watch?v=B8ZTvQMldsI&feature=related). ショーターのソロもぶち切れ気味でクールだが、その後を受けるキーボードのソロもなかなかいい(全然知らないピアニストだけど。世界の裾野は広いねぇ・・・)。もちろん、アルフォンソのベースは言わずもがなで素晴らしい。おもしろいのが、ひたすらバックに回ってソロを取らないサンタナ。よくこの手のジャズ・セッションに顔を出してはアンサンブルを台無しにしてくれるが(失礼w)、ここでは控え目なのが却っておかしい(笑)。

 

-Butzmetz社長-
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