霧ヶ峰の、この八島ヶ原湿原に地図上では諏訪神社境内と書かれた場所があります。
昨年この湿原界隈を歩いたときには、その場所に来そびれていましたので、今回は是非そこまで行ってみたいと思って来ました。
相変わらず霧が漂う湿原内ではありますが、小生の歩く木道上は霧が掛からなくなりました。
道端の草花を見ながら、木道を南東の神社のある方角に向かって、進んで行きます。
アマドコロ ↓
もう平地ではとっくの昔に花の済んでいるアマドコロが、今を盛りのようにして咲いています。
ヤドリギ ↓
木にぶら下がったボンボンのように、ヤドリギが湿原に飛び出して着いていました。
レンゲツツジとコバイケイソウ ↓
湿原内のやや離れた場所ですが、湿原の際で赤と白が競演しています。
テンナンショウ属 ↓
こういう草を大概の場合はマムシグサと決め付けていますが、日本に40種類以上もあるテンナンショウ属のまともに図鑑のない中では、これをマムシグサであると断定することはとても蛮勇のいることであります。
鹿除けフェンス ↓
行く手に鹿除けのフェンスが現れました。これによって鹿の食害から草木を守れるとしたら、実に重要な意味のあるものとなります。
カンボクか? ↓
遠くに白い花が見えますが、どうもノリウツギではなさそうです。ミズキやクマノミズキでもなさそうでしたが、あとで調べてみようと思い、写真だけは撮っておきました。
家で写真を拡大してみると、特徴ある葉が見えてきました。どうやらカンボクのようです。
オオヤマフスマ ↓
この花にはまだ、この霧ヶ峰でしか出会った覚えがありません。
(アカギ)キンポウゲか? ↓
普通にきんぽうげのような気がしていますが、湿原入口の説明看板に、今アカギキンポウゲが咲いているとありましたので、或いはそれかもしれません。両者の違いはアカギキンポウゲにおいては、茎や葉柄の毛が開出せずに寝る(屈毛)のが特徴だそうです。
普通の場合、毛が伏せているかどうかなんて調べては見ませんね。
クリンソウ(群生) ↓
八島ヶ原湿原の南端に来て東側に回り込もうとしたあたりが、湿地になっていて、小さな流れがありました。その周りにクリンソウが咲いているのを見つけ、途端に幸福感に包まれました。
クリンソウ(近写) ↓
九輪とは仏教建築の塔の上部につく九段の輪ですね。この花の咲き方がそれを連想させたことによる命名でしょう。この静かな咲き方が小生の好みであります。
旧御射山(みさやま)神社 ↓
かつては諏訪神社の摂社(本殿でお祭りしている神様と関係のある神様をお祀りしている)であったそうです。
御射山講武之跡 ↓
鎌倉時代に、ここで御射山の祭りが開かれ、諏訪、甲斐を中心に武士や幕府の重臣たちが集まり、祭壇を中心にして、広く三方を囲むなだらかな丘の中腹を数段に削って桟敷を設け、小笠懸、相撲、草鹿、武射競馬などの奉納試合を行ったという伝承があります。
旧御射山競技場跡 ↓
上と説明が重なりますが、中世に諏訪神社下社の狩猟神事が行われた祭祀遺跡です。中央の祭場と競技場を取り囲んで階段状の桟敷が設けられており、鎌倉時代には全国の武士達が集まり盛大に流鏑馬(やぶさめ)などの奉納射技が行われたということです。
しかし、現在は人っ子一人いない静寂そのものの場となっていました。
ウツボグサ ↓
叢の中でウツボグサの花を見つけました。
昨年この湿原界隈を歩いたときには、その場所に来そびれていましたので、今回は是非そこまで行ってみたいと思って来ました。
相変わらず霧が漂う湿原内ではありますが、小生の歩く木道上は霧が掛からなくなりました。
道端の草花を見ながら、木道を南東の神社のある方角に向かって、進んで行きます。
アマドコロ ↓
もう平地ではとっくの昔に花の済んでいるアマドコロが、今を盛りのようにして咲いています。
ヤドリギ ↓
木にぶら下がったボンボンのように、ヤドリギが湿原に飛び出して着いていました。
レンゲツツジとコバイケイソウ ↓
湿原内のやや離れた場所ですが、湿原の際で赤と白が競演しています。
テンナンショウ属 ↓
こういう草を大概の場合はマムシグサと決め付けていますが、日本に40種類以上もあるテンナンショウ属のまともに図鑑のない中では、これをマムシグサであると断定することはとても蛮勇のいることであります。
鹿除けフェンス ↓
行く手に鹿除けのフェンスが現れました。これによって鹿の食害から草木を守れるとしたら、実に重要な意味のあるものとなります。
カンボクか? ↓
遠くに白い花が見えますが、どうもノリウツギではなさそうです。ミズキやクマノミズキでもなさそうでしたが、あとで調べてみようと思い、写真だけは撮っておきました。
家で写真を拡大してみると、特徴ある葉が見えてきました。どうやらカンボクのようです。
オオヤマフスマ ↓
この花にはまだ、この霧ヶ峰でしか出会った覚えがありません。
(アカギ)キンポウゲか? ↓
普通にきんぽうげのような気がしていますが、湿原入口の説明看板に、今アカギキンポウゲが咲いているとありましたので、或いはそれかもしれません。両者の違いはアカギキンポウゲにおいては、茎や葉柄の毛が開出せずに寝る(屈毛)のが特徴だそうです。
普通の場合、毛が伏せているかどうかなんて調べては見ませんね。
クリンソウ(群生) ↓
八島ヶ原湿原の南端に来て東側に回り込もうとしたあたりが、湿地になっていて、小さな流れがありました。その周りにクリンソウが咲いているのを見つけ、途端に幸福感に包まれました。
クリンソウ(近写) ↓
九輪とは仏教建築の塔の上部につく九段の輪ですね。この花の咲き方がそれを連想させたことによる命名でしょう。この静かな咲き方が小生の好みであります。
旧御射山(みさやま)神社 ↓
かつては諏訪神社の摂社(本殿でお祭りしている神様と関係のある神様をお祀りしている)であったそうです。
御射山講武之跡 ↓
鎌倉時代に、ここで御射山の祭りが開かれ、諏訪、甲斐を中心に武士や幕府の重臣たちが集まり、祭壇を中心にして、広く三方を囲むなだらかな丘の中腹を数段に削って桟敷を設け、小笠懸、相撲、草鹿、武射競馬などの奉納試合を行ったという伝承があります。
旧御射山競技場跡 ↓
上と説明が重なりますが、中世に諏訪神社下社の狩猟神事が行われた祭祀遺跡です。中央の祭場と競技場を取り囲んで階段状の桟敷が設けられており、鎌倉時代には全国の武士達が集まり盛大に流鏑馬(やぶさめ)などの奉納射技が行われたということです。
しかし、現在は人っ子一人いない静寂そのものの場となっていました。
ウツボグサ ↓
叢の中でウツボグサの花を見つけました。
「カンボク」というのは、いわゆる灌木という言葉しか知りませんでしたが、「肝木」という樹があるんですね。初めて知りました。
ここのところ殺人的とさえ思えるような暑さが続いていますね。
しかし、標高1600mあるこの湿原では、涼しさを通り越して、朝のうちは肌寒さがありました。
エアコンにこの名前をつけたのはなかなかのセンスだと思いました。
カンボクには山すそなどでたまに出会います。
今回は湿原のやや土壌の堆積した場所で、この木を複数回見ました。
首の方は借金が無かったので随分良くなりました。
ご心配お掛けしました。
下界では終わってしまったお花たちが沢山咲いていて嬉しい観察ですね。
クリンソウの群生見事ですね。
皿が峰にもありましたが 激減していました。
高縄山のお寺さんにも植わっていましたが今はどうでしょう??。
日本のお花の中では洋種に近い姿ですがいい風景です。
アカギキンポウゲというのは初めてでした。
昔はそう言う場所だったのですね。
武士たちの集う姿が目に浮かびますが 夏は涼しくて避暑地に適していて 来るのも楽しみだったことでしょうね。
今日も義理堅く暑い朝になっていて、午前十時で室温32℃になっています。
恐らく今日も36℃を超えてくるのでしょうね。
首のほうが快方に、向かっていて良かったですね。ここまで来ると健康が一番ですからね。
標高が上がると季節のおとずれが遅れて、下界では見なくなったものが未だ咲いて居たりしますね。
クリンソウは好きな花ですが、そう滅多には出会えませんのが残念です。なんでもこの草も鹿が食い荒らすとか言うそうですね。
お寺さんのものも鹿さえ出なければ未だ残っているのではないでしょうか。
あの有名な皿ヶ嶺でしたら、未だ何処かにきっとクリンソウの咲く場所があるのではないでしょうか。
アカギキンポウゲ・・・・別にことさら地名をつけないでも良さそうですよね。
鎌倉時代にこの場所で、「武術の運動会」をやって盛り上がった後は、下には有名な温泉が幾つもありますから、そこで遊んで帰ったのではないでしょうか。
仰言る様にここへ来るのを楽しみにしていたのでしょうね。
八島ケ原湿原ですね。毎年蓼科にはテニスで友人8名ほどで女神湖へ出かけています。今年も7/27-29行く予定です。
もう30年以上出かけていますが、目の前の蓼科山、ここの湿原を歩いてみたいと思いながら達成できていません。
昨年は、家族で車山山頂から雄大なぶちょうほうさんが歩いた方面を見ていました。
私が行く頃には、車山肩方面のニッコウキスゲが満開ではと楽しみにしています。
いつか、ゆっくりとこの周りの山々を歩いてみたいものと見させて頂いています。
蓼科高原にテニスでお出かけになられますか。それは楽しみなことですね。
気のあったお仲間と過す時間は「珠玉」ですね。
蓼科山はとても登り甲斐のある山ですね。
眺望が抜群ですから嬉しいですね。
雨男の小生は、この山の山頂で、快晴になったことがまだないのです。
それは車山でも同じ事で、最初が雨でしたね。
二度目の時は雨には降られませんでしたが、酷く暑い思いをした割には眺望が閉ざされていたように記憶しています。
ここでは総じて、雨男のようでした。
ニッコウキスゲは雨の車山登りで沢山見た覚えがあります。
この花の時期はかなり長いのではないでしょうか。
コリン様が出かけるときには、きっと満開のお花畑が見られるのではないかと思っています。
猟師がいなくなり、鹿が増え、マダニやヒルも多くなると
今まで放って置くのが自然と思いましたが、管理しないと植生がどんどん変化し単純な森や草原しか残らないと気づきました。
フェンスを張ってあるのは見苦しいと感じますが、守られている植生を考えると必要悪と感じました。
本来はしない方が良いのですが、緊急措置(レスキュー)なのでしょう。
そういえば、ここでサマーレスキューのロケも行われていました。時任氏や向井氏も山好きの俳優になったようで、ここは眺めもロケーションも良い場所です。
クリンソウの綺麗な花をありがとうございます。
キンポウゲはいろいろ種類がありますね。
仲間のタマキンポウゲは名は判るのですが、少し危険な綴りです。
しょうもうないことを書き失礼しました。
小生も25年ほど前までは鹿にたいして大変好意的でありました。
しかし、近年鹿の仕業でいろんな不都合が起きていることを目の当たりにしてから、鹿を”害獣”として考えるようになりました。
こうなったのも数が増えすぎたが故のことでしょうね。
猟師というものの数が鹿の数に比べてとても少なくて、駆除が追いつかないようですね。
それから鹿の肉は美味しくないので、ただ撃ち殺すだけというのもかなり抵抗がありそうです。
以前夜間に南アルプスの戸台に入ったときに、山の尾根筋に、下から上までびっしりと鹿が並んでいるのを見たときに、これは大変なことになっていると実感しました。
案の定、北沢峠付近の道路では以前はクリンソウが密生していたそうですが、鹿によってすっかり食べられてしまったとのことでした。
鹿の数が増えすぎたので餌を求めて範囲が広がり、食害の範囲もどんどん広がっていくようです。
これを食い止めるのは矢張り間引きしかないようですね。
ここでのフェンス防御は金のかかる、大変消極的な方法のようです。
酷い話になりますが、撃ち殺して、個体数を制限するのが一番良さそうな気がします。
鹿には罪がなく、悪いのは住環境を一方的に変えてきた人間なのですが・・・・。
「サマーレスキュー」という日曜のドラマはここでロケをやっていたのですか。もしかするともっと車山に寄ったところでしょうね。
タマキンポウゲ・・・微妙なところをどうもありがとうございます。
アマドコロやクリンソウがまだ咲いているとは、何か不思議な感じがします。
鹿除けフェンスがあると云う事は、食害が出てるのですね。何とか共存できるようにならないものでしょうか?
オオヤマフスマって、どこにでもありそうな花姿ですが、ついつい小さな花は見過ごしてしまいます。
標高が高くなり、雪が遅くまで残るような場所では、季節が集約されるような傾向がありそうですね。
いろいろの季節の花が纏まって咲いていますね。
ここでも鹿除けは厳重でした。今のところ共存することが無理みたいで、必ず排除の方向に向かいますね。
オオヤマフスマはここで見たのが最初で最後のような気がします。これが3度目のことになります。