ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

11/20日 菊と夕日

2019-11-21 07:09:38 | 草花
♪菊日和暮れてすなはち菊月夜♪
     
上掲は福田蓼汀(りょうてい)さん(俳人1905-1988年)の句ですが、武骨で、直球勝負の感がありますね。
彼はホトトギス派でしたが戦時中から山登りを始めて、山岳俳句の第一人者として名を高めました。
小生が彼の名前を知ったのもそんなことが縁になっていたのかもしれません。

今日は月の位置がこちら側にはないようで、”菊月夜”には残念ながら当たりませんでしたが、機会を得て、そんな光景の中に立ってみたいと思います。
現在庭で咲いているいろんな種類の菊を挙げて見ます。
外側が白、心は黄色 ↓


外側が白、そのもう一つ内側に白、心は黄色 ↓


外側は橙色の絞り模様、心は黄色 ↓


外側は紫、心は黄色 ↓


外側は紫で多弁、心は黄色 ↓


外側は黄色の絞り模様、心も黄色 ↓


外側は黄色、心も黄色 ↓


外側は赤で管状、心は黄色 ↓

種類が沢山あって、区別はとてもできるものではないと思いました。

♪黄菊白菊其の外の名はなくも哉♪ 嵐雪    嵐雪さんは、はなっから区別することを諦めていませんか?

拙宅にある菊はすべてお墓に備えるものとして山の神様が育てています。
今の季節は、お寺の墓所に行けば、どこのお墓も菊の花だらけなんでしょうね。

♪冬菊や蕪村の墓に飴一つ♪  松本 進 

菊の花を供えて、蕪村さんに飴玉を呈上するのも乙なことかもしれません。


ツメレンゲ ↓



ツメレンゲの花が咲き揃いつつあります。
冷たい風が吹いている夕間暮れです。 これならば山岳眺望は良いのではないか・・・・・と入れ込んでいつも行く県営住宅の高楼に登って見ます。


木曽御嶽 ↓


中央アルプス ↓


恵那山 ↓


恵那山・大川入山・蛇峠山 ↓

残念ながらこの日の眺望はこんな程度で、白山や能郷白山、伊吹山、鈴鹿山脈はほとんど見えていませんでした。



入り日 ↓

山の端のその上に帯状に雲があり、この日の太陽は雲の中に沈んでしまいました。



帰り道でJRの線路わきでアキニレに実がなっているのを見つけ、一枝だけそれを頂いてきました。
アキニレの実 ↓

実には翼がついていて、その様子はイタドリの種に似ていると思いました。
翼の端から端まで長径が10ミリくらいで、その真ん中に1ミリくらいの種が入っています。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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こんにちは (多摩NTの住人)
2019-11-21 08:48:47
俳句の世界は全く素人ですが、バラエティ番組の「プレバト」の夏井先生のお話は大変興味深く聞いています。冒頭の句は素人にもスッと入ってきます。アキニレとイタドリ・・。確かに似ている感じがしますね。
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多摩NTの住人様へ (ぶちょうほう)
2019-11-21 09:07:36
多摩NTの住人様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
以前は俳句にも興味があって、駄句を催したこともありました。
小林一茶→種田山頭火→尾崎放哉に行き着いてしまいました。
あんなに凄いのに出逢ったらもう作り続けることが出来ませんでした。
季語・五七五の形式主義の呪縛から離れて、心の言葉を吐き出してくるのですから・・・・・。

アキニレは実を見て、枝を折りましたが、なかなか折り取ることが出来ませんでした。
この粘り強い性質はきっと何かの役に立ちそうだと強く感じました。
種に翼・・・・・イタドリ的なものを感じました。
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