ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

4/18日 雷鳴から降雹そして強い雨と一陣の風 翌(4/19)日は有明の月

2020-04-19 10:46:05 | 草花
昨日、午後二時を過ぎた頃、空が暗くなってきていて、遠くで雷が鳴ったと思っていると、突然降り出してきました。
雨の中に雹(ひょう)が混じり始めたと思ったら、すぐに激しく雹ばかりになり、それに強めの風が加わり、吹き降りになったと思うや、やがてすぐに雹は収まり、今度は雨だけとなり、激しく降り始めました。
そんな天気はあっけなく終わり、それが通り雨だったと実感しました。
雹(ひょう) ↓



雨だれ ↓



庭にできた川 ↓


そして翌(4/19)日は二十六夜の月で、この月を有明の月というそうです。
月の出は名古屋で午前3時38分ということですが、この朝五時に東の空を見ても黒雲が邪魔して全く見えませんでした。
朝7時でも同じことでしたが、南から西の空は雲がありませんでしたので、月が南中する9時ごろなら見える筈・・・・と期待していました。
名古屋での南中時間は午前9時13分ですので、午前9時ちょうどあたりから空を見上げて、月を探します。
空がとても明るくなっているので、苦労して探します。
やっと見つけた月はとても細いものでした。この細さを女の人の眉に見たてて「眉月」ともいうそうですが、これより後の日では新月に近づくために見ることはできなくなるそうです。
この「有明の月」・「眉月」・「二十六夜の月」を百人一首の歌を添えて見ていきます。
素性〔そせい法師

いま来むと言ひしばかりに長月の 有明の月を待ち出でつるかな

訳(ネットより、以下の訳はすべてネットより引用しました。):今すぐに行くよと言ったあなたを起きてずっと待っていましたら、現れたのはあなたではなくて9月の有明の月でした。(まるでその月を待つために起きていたみたいだわ。
お坊さんが女性の心情を詠ったのですね。コノォ~(亭主の感想です)



壬生忠岑

有明のつれなく見えし別れより 暁ばかり憂きものはなし

訳:夜明けの空に残る月が冷たく浮かんでいたあの日のあなたとの別れから、ぼくにとって夜明けほどつらいものはないんだよ。
夜明けに鬱々として起きているのですね。(亭主の無粋な雑感です。)



坂上是則

朝ぼらけ有明の月とみるまでに 吉野の里にふれる白雪

訳:夜が白み始めたころ、有明の月の明かりでこんなに明るいのかと見違えてしまったけれど、この明るさは、吉野の里に降った真っ白な雪だったのだ!

電気のない昔のことですから、月明かりも、雪明りも有難みがありますね。(亭主所感)



後徳大寺左大臣

ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる

訳:ホトトギスが鳴いたと思ってそちらを眺めてみると、鳥の姿はなく、ただ有明の月が残っているだけでしたよ。

この歌は、ホトトギスの最初の声を聴くために、何人かで夜通し待った会で詠んだ歌です。平安時代、貴族の間では、ホトトギスの最初の鳴き声、つまり「初音」を聴くのが、非常に風流なこととされていました。(ここまではネットから引用しました。)

小生的には、実際に近くで聞くホトトギスの声はけたたましくて、決して風流には思えませんし、「托卵」という習性を知り、この鳥にはますます興趣を削がれてしまいましたが・・・・


降雹と強い雨風が去った後、一夜明けて


4/19日朝の白牡丹 ↓

もう花の形は崩れてしまいました。



クルメツツジ ↓

花が咲き揃い、今が一番新鮮で元気な姿です。



花びら ↓

風で飛ばされたチューリップの花びらです。



白に赤 ↓

クルメツツジの白い花を従えた赤いチューリップ 



白と赤 ↓

こちらのツツジは一つの株ですがツートンカラーです。
コメント (8)
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