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Brugge Style
聖金曜日
Tempera on Canvas, 68 cm × 81 cm (27 in × 32 in)
Pinacoteca di Brera, Milan
だいぶ前から日差しは春めき
クロッカスが咲き、水仙が咲き、桜が咲きはしていたものの
気温がなかなか上がらなかった
陰暦に合わせるかのように一昨日あたりから気温があがり
まさに春の復活の兆し
今朝のニュースは「モロッコより暖かい今日は26度!」
朝の来ない夜はなく
春の来ない冬はない
イタリア・ルネサンスの画家マンテーニャは
パドヴァの生まれでのちベリーニ家の娘と結婚
ジョヴァンニ・ベリーニとはお互い影響を与えあった
テンペラを用いて描いた彼の作品は
人体の把握と写実性に優れている
特に短縮法(上写真のキリストの身体)を得意とし、
短縮法の最も効果的な表現のために
このキリストの身体はリアルではあり得ないコンポジション・見え方をしているのだとか
画面上でリアル以上にリアルであるために、リアルを無視していることになる
2.3日前に、カルロ・クリヴェッリの作品について描いたが
あの聖母子像がこの死せるキリストよりも後に描かれたことのみに注目しても
(どちらがより優れているかとは全く別の話で)
こちらの短縮法で描かれたキリストの体が
あらゆる意味で画期的だったかがわかる
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tokyo guide book
賛否両論あるWallpaperのガイドブック、
役立たずだと罵倒されることしばしばだが
わたしは結構好きで集めている
東京バージョンを買ってみた
東京国立博物館の法隆寺宝物館や
智美術館、すみだ北斎美術館など
いいなあ
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カルロ・クリヴェッリの奇妙な魅力
先日、カルロ・クリヴェッリ(ヴェネツイア・ルネサンス初期の画家)に対してわたしが抱いている奇妙な感情をここに書いているうち、さらに魅入られてしまったようだ。
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館にも何点か収蔵されているのを早く見にいきたいと思いつつ、来月はイタリアのコモ湖へ旅行する予定なので、ベルガモのアカデミア・カッラーラに立ち寄ってそちらにあるという一点もぜひ見たい...!
大量の写真フォルダを整理していると、気になる一枚があった。
今年1月のヴェネツイア訪問時にカ・ドーロで撮影したものだ。
シロウトのわたしが指摘するのもなんだが、デッサンは狂っているし、当時は様式的に重要人物像を大きく描いたとしても右下の聖オノフリオはコミカルすぎる(好き)。
しかし、夜空の色の美しさ、砂漠のような背景、聖母の表情の妖艶さ、手の美しさ!
カ・ドーロのフランチェッティ・コレクションにはマンテーニャの聖セバスティアンを目的で行ったのだったが、わたしはこの奇妙な絵の前から離れられなくなったのをはっきり覚えている。なぜこんな変な絵がこんなにも好きなのか...マンテーニャの方が数百倍優れているではないか...
これは...
今調べたらカルロ・クリヴェッリだ。
逃れられない、逃れたくないので、しばらくはこのあまり知られていない画家を追いかけるつもりだ。
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たゆたえども沈まず
フランス政府は武器販売をめぐり、人権団体から長年圧力を受けている。
フランスはサウジアラビアおよびUAEを中東における主要顧客と位置付けており、
フランス製の武器が、アラブ首長国連邦(UAE)およびサウジアラビアによってイエメンで使用されていることが、
15日に公表された軍の機密情報で明らかになった。
......
人々の信仰の重要な拠点を飾り、石で書かれた思想「石の書物」を復興することには何の意義もないが、
聖堂復興を約束するフランスエリートの沈痛な面持ちとこのニュースは対照的で鼻白む
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いちごのパリ・ブレスト
夫が買ってきた4月のいちごが宝石のように綺麗で、季節のもの特有の甘さがあって
ぜひともピスタチオのムースリーヌと合わせたく
そうしたら元々のヴィツエンツア・ブレストの
渋くてクールな外見からはまた遠のいてしまった
でもとても美味しかった! 自画自賛は得意。
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