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english garden








夫は最近では花屋任せ(たとえば「白の薔薇で」とか「記念日用」のみ注文)
ではなく、花束に入れる花を全部自分で選ぶようになったらしい。

すごく誇らしげだ。

今日のは春の英国の庭風ですかな。
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the 10the anniversary of the russian ballet icons gala




ロンドン・コロシウムで。

ボリショイ、マリインスキー、ロイヤル、パリ・オペラ座などからダンサーが集い、パフォーマンスは玉石混淆ではあったが、バレエの終わらない夢を見た。

ガラは、わたしにとっては、フルコースのメインディッシュばかりが続けて出てくるような趣向で、ものすごく好きかと言えばそうでもないのだが、お祭りとしては非常に楽しいものだ。

ロシアの若いバレリーナの目を疑うような美しい体型と柔軟性や跳躍力の一方で、アリーナ・コジョカル(Alina Cojocaru)はひとつ次元が違っていたと思う。もちろん大好きオシポヴァ(Natalia Osipova)も!

努力、才能、美。わたし自身がひとつも持っていないものが舞台の上すぐそこにあり、後半終わり近く、くるみ割り人形のグラン・パ・ド・ドゥの音楽(憎らしきチャイコフスキー)が表現する、「この世のどこにもない完璧な幸福世界」を聞き、号泣しそうになったのであった。
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セカイ通信 ロンドン3








「セカイ通信 ロンドン」の3回目、「サーチ・ギャラリーで」がアップされました。

今回から、ミロワからスピンオフした「これから彩り重ねる人生/マチュアな大人のライフスタイルと旅のマガジン」コレカラージュに掲載されています。
よろしければお茶などご用意の上、ぜひぜひご覧下さい。


1回目、2回目のこのブログ内での紹介はこちら

コレカラージュ上ではこちらから。
第1回「ロンドン・ナショナルギャラリーで

第2回「大英博物館で


美や驚きを誘うものを集めた、慣れ親しんだ世界が突如別の顔を見せる場所を、(ガイドブックや専門書にはとてもかなわないので)一好事家の視線で無節操に紹介する所存です。

泥縄で関連図書を読んだり、何度も足を運んで「自分がどれだけ知らないか」な状態を楽しみながら書いています。また、文章の不味さは仕方がないとしても、写真のド下手さには自分であきれるしかなく、手っ取り早く新しいカメラを購入するかなどとネットでウィンドウショッピングするのも愉快。


次回4回目は5月末。今年建築120年を迎えるタワーブリッジの博物館でも取り上げようかな...


どうぞよろしくお願いいたします!
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オレンジ










夫が食のセレクトショップ、ファーム・ショップで買ってきたのは
鴨だけではなかった。そこで作っているというオレンジも。
オレンジってこんな気候でも生るのか。
改良されていないのだろう、当然オーガニックで、
種がものすごく多くレモンのように酸っぱい料理用オレンジだ。
それを1キロ。オレンジ鴨には一個しか必要ないのに...

パウンドケーキにするか、バルサミコと混ぜて鶏のソースにするか迷っていたら
暖房の効いた室内であれよあれよとしわしわになったので、
あわててポプリにした。ポプリにしたと言っても、低温で焼いてアロマオイルを振り、
しばらく寝かせただけだが。

クリスマスに時計の針を戻したような香りがする...
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inflated star and wooden star








母に頼まれてフォートナム・メイソンに買い出しに行ったので、
向かいの王立芸術院中庭のフランク・ステラを眺めに立寄る。

星(ステラ)の王子様のよう。

フランク・ステラ大好き。

......


娘はモダン・アートの何がいいのか全然分からないと言う。

先日も「子供の落書きの方が優れているではないか」と
デ・クーニングを前に月並みなことを言うので、

「『何が描かれているか』ではなくて、
『どのように描かれているか』が重要なのです。
モダンバレエもそうでしょう」
「子供のように描くのが一番難しいとピカソも言ったらしいよ」
と話したが無視された。

外に出、この星/ステラを差し「整って分かりやすいよね、これは?」
と期待を込めてたずねたら、
「こういうのは『何のためなのか』がぜんぜん分からない」と。
「何のためって、これのためですよ」
「世の中には何のために? というモノの方が多くない?」
と言ったが、また無視された。

しかしわたしも「全然分からん」とか「何のために?」
という気持ちは大切に持ち続けていたいと思う。

分かった気になっただけで、しかもそれを
堂々と語る(<わたし)のが2番目に怖い。

自分が分からないものや、理解できない人の考えはくだらない
(この場合はモダンアートが分からないなんてという気持ち)
と判断を下すのは1番怖い。


娘には「分からない」ものをたくさん見せたい。


「大切なものは目に見えない」(星の王子様)
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