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ものの値段








野生の鴨ざます。

他の地域のことは知らないが、サリー州(や、隣りのハンプシャー州、ウェスト・サセックス州にも)には、村に時々農家直営のおしゃれなファーム・ショップがあり、すごく質のいいもの(もちろん値段もそれなりに高い)を揃えている。

農場から直の牛肉や豚肉、羊肉、秋はジビエ、すぐ側で遊んでいる鶏の卵、採れたての野菜、手作りのハムやパイ、セレクトの優秀な英国産チーズ、自家製パン...イメージ、湧いてきましたか...?
店の雰囲気も小洒落ていてかわいらしかったりし、そういう店で特別な日の肉を買ったり、晩酌用のチーズを選ぶのは庶民の密かな喜びではある。


夫が今夜はどうしても鴨の丸焼きの気分だと言うので、仕事帰りに近所の肉屋に立寄るよう頼んだところ、たまたま置いていなかったそうで、車を飛ばし、20分ほど先のファーム・ショップまで行ったと。

2.5キロ、50ポンドの鴨を嬉しそうに買って来た。
50ポンド、今のレートで日本円でなななんと9000円ですよ!
(ちなみに一回り小さい鶏の丸焼き用のがスーパーで、有機で11ポンドくらい、安いのは7ポンド、安売りの時は3ポンドくらい...)

お祭りじゃあるまいに。ましてやうちは3人家族! 2日で食べ切ったが(笑)

「高いなとは思ったけど、鴨って結構するもんだと思ってた。あはは」だって!

結構する、結構するて...

主婦にはできない買い物だ。ものの適性値段を知らないのは怖い。まあ、わたしがタイヤ1本いくらか知っているかと問われたら知らないけど。
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