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13日のパリでのテロに関して




なぜ書かないかというメールをいただいたので。


もし身近な人がテロに巻き込まれたら、わたしは半狂乱になるだろう。半狂乱になって誰かを責めるだろう。
100年前から英仏が中東でしてきたことの因果応報ではないか、などとは決して決して言わないだろう。犠牲者には何の非もないのである。


ベイルートで12日、200人以上の死傷者を出したテロにも、アンカラで10月、100人以上の死傷者を出したテロにもこのブログではふれなかった。
また、シリアでは現在進行形の空爆によって民間人が亡くなっていることも、例えばガザの学校にミサイルが打ち込まれた時も(<これらはテロではないのか)、当地での思い出を綴ったりしなかった。

だから「西欧の価値観を体現した都パリ」で起きたからという理由で、フェイスブックのアイコンや、ピラミッドやタワー・ブリッジをトリコロールにすることは、わたしはためらっただけだ。

こんな自分の半径3メートルで起こっていることのみ書く頭の悪いブログで、すべてを取り上げることは無理だとしても、だ。


もちろんわたしの判断が正しいというつもりは全然ない。
ひどく間違えているのかもしれない。

一方に声を上げている方々がおられるからこそこんなことを言っていられるのかもしれない。
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