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ブルージュ午前5時








暖房が効きすぎたため、明け方ブルージュの宿の窓を開けたら

旧市街のリング・ロードを走るバスの音が風に乗って聞こえ
石畳を走る自転車のガタガタ音と、ベルが揺れてリンリン鳴る音がし
鳥が空をすばやく横切りながらツイーと鳴き
誰かが咳き込んだ。

それだけなのだが
たいへん懐かしく、自分の体に染み付いた街の音なんだなあと感じた。

白鳥が裏の運河でたてる音は優雅で安眠を誘われたものだった。
ブルージュの教会の鐘の音は、うるさっ! と思っていたが、
今となっては愛おしすぎる。


英国の家で明け方聞こえる音とは全く違う音だ。

今住んでいるところで明け方聞こえる音は
フクロウの鳴き声(<好き)
小動物の断末魔(キツネがプレデター)
遠く、朝一番に飛ぶ飛行機の音。


神戸の山手ではどんな音が聞こえたっけ。
港から聞こえる船の汽笛、好きだったなあ。
海と山に並行して走る阪急電車の音
庭の水の音も。
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