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自己イメージ




わたしはブラッセルの美容室に通っている。
ベルギー在住の方ならばどなたでもご存知の日本人スタイリストのおられる美容室だ。


いつもああしてくれ、こうしてくれ、と注文の多い客にもかかわらず、彼女らはプロ中のプロ、常に礼儀正しく、配慮が行き届き、とても感じのいい接客をしてくれるのである。

おすすめです。


前回カラーリングをしたとき、アレルギー症状が出たため、今回からチョコレート、シナモン、ナツメグの自然染髪料で染めてもらうことにした。化学薬品で染めるのとは違い、使えば使うほど髪にいいというのがかなりうれしい。
ただし、髪の明度を上げることはできないので、わたしの髪は久しぶりにダークなブラウンになった。


そうしたら知り合いに、

「まあ、あなた、日本人に見えないわ!」

と、言われた。

髪が長いので、その分ダークブラウン面積が広く、自分でもかなり雰囲気が変わったとは思っていたが、そんなコメントは予想外だ。

若い頃は、「シンガポール航空のフライトアテンダントにあなたみたいな人ってよくいるよね」とか、インド人(神戸にはインドの方が多い)に「インドにあなたによく似た女優がいます」(女優は美女だけではない)とよく言われたものだ。しかし最近はすっかりコンサバになり、どこからどう見ても「日本人」のはずだ。


先日、友人たちと会話中、
「わたしって国際結婚主婦じゃなくて駐在主婦っぽいよね?」
と言ったら、
「ええっ?違う~」
と絶叫された。

「え?じゃあ国際結婚主婦っぽい?」
と聞いたら、
「う...それも違う...」
「駐在主婦には見えないけど、ベルギー人と結婚している人にも見えない」
「既婚に見えない...でも働いている人にも見えない」

「何にも見えない」ってどういうこと?!


わたしが自分に対して持っているイメージと他人がわたしに持つイメージと、かくもギャップがあるものなのか。わたしのイメージ戦略(そんなのないけど)はことごとく失敗だというのか...

とにかくわたしには想像力がないということがよくわかった(笑)。
イメージコンサルタントという楽しそうな職業があるが、わたしでは絶対に成功しないに違いない。



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