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けせらせら




近頃、9歳の娘が時々、いや、しょっちゅう

「ねえ、わたしは誰と結婚すると思う?」

と聞いてくる。

好きだった男の子が転校したからだろうか。将来(笑)が気になるようだ。



おかしなことに、彼女が次々に挙げる結婚相手候補は「すでに知っている」人に限られる。

おそらく子どもが現実主義でそれ以上に唯物主義だからだ。
今後数十年間のうちに、世界各地で知り合うであろう、ありとあらゆる年齢のさまざまな人種の男性、というのは彼女にとっては存在しないも同然なのである。

つまり「いつか王子様が迎えにくる」とか「いつか赤い糸でつながった人と出会える」などというセリフは、大人が子どもに徐々に教える幻想の甘いお菓子、ということになる。



「そんなの分からないですよ。まあ誰と結婚しても幸せにやっていけるような人に、あなた自身がなったらいいですよ。」

それが成熟というものである、と思うからである。



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