２０日（土）
岡山から帰宅して５日後、いつもと異なり早朝ではない9時台の路線バスで羽田空港へ
今回は会社から長く勤務したお祝いに大手旅行会社の旅行券を数十万円分と有給7日を頂いたのです
別府の温泉付き高級ホテルのプランを計画してましたが・・・
同僚の身内が末期がんに・・・呑気に7日の有給どころではなくなり急遽予定変更
人生初の大手旅行会社にての手配旅行、旅のプロの提案には期待します
敷居の高いガラス貼りの近所の店に訪問
『飛行機のチケット、ホテル、レンタカーのみ手配したいのですが』
『ご予約はございますか、只今2時間待ちです』
『名前書いて2時間後に戻ってきます・・・・』
携帯で自分で手配したら15分で予約できるのにと心の声
2時間後、ベテランそうな女性が応対
『パンフレットをご覧になりますか、お勧めは・・・』
会社から頂いた旅行券を机にドーンと置いて
『22日（月）に熊本県の秘湯を守る会のご招待を持ってまして、
20日出発で飛行機はファーストクラス、御三家のどこかに連泊して
23日（火）に羽田に戻る提案をお願いします』
『飛行機は熊本便のファーストですね。御三家は熊本県のお宿でしょうか？』
だめだ・・・・この人にまかしたら何時間かかるのやら
『熊本便にファーストはないのでは？御三家は宿の名前では・・・』
急遽、つたない知識とスマホで調べ15分くらいで手配を完了
自分のスマホで手配しないで、カウンター対面の美しいお姉さんが手元の端末で手配
『手数料を手配の20％の7万円頂きます』
『7万円ですか』・・あんた何もしてへんやん
・・と心の声
オイラが旅行会社の使い方を間違っているのでしょう
路線バスで空港に向かう人間がこのゲートをくぐる、多分、希少種でしょう
そしてサクララウンジの隣にありながら入場を許されないファストのラウンジへ
高級感が半端ない
提供のメニューもサクラにないJALマークのおにぎりに味噌汁、朝食を頂きます
二度と来ることがないかもって事で続いてパンとトマトジュース
福岡便の機種はエアバスA350、１２席しかないファーストクラスに初搭乗
クラスJが94席、エコノミーが263席
デカいシートに大きなTV（１５．６インチ）、ディバイダーという隣の席との仕切戸
窓は２つ独占、隣は居なかったので2席を独占
シートも電動で細かく調整できる。後ろに壁があるため前の人が全開に背もたれを倒しても
気付きません。
初めて知りましたが一番右側の飛行機マークのボタンを押すと着陸体制の状態に自動で戻る
マッサージ機能まで付いてました
マッサージしてフルリクライニングで映画を見るのは快適すぎる
頻繁にスチュワーデスが来てくれ、水や酒を勧めてくれますがエコノミ体質のオイラには
恐縮して落ち着かない
福岡で運転するので高そうなシャンパンは断りましたが、エコノミーとは異なる食事
国内線での食事提供がなくなり、空での食事は久しぶり
飛行機の食事は銀紙の蓋にプラスチックと思ってましたが、器は陶器でフォークが金属製
ハイジャック対策なのかナイフはありません
有名な料理人の監修された料理は旨い
快適だがエコノミーの約3倍のお値段は・・・、
オイラの価値観では食事は不要、JGC会員特権もあるのでラウンジはサクラで満足
席は広いのは素晴らしいが国内線なら長くても2時間半くらい、一度経験したら十分かな
福岡空港で借りたレンタカーは白塗りのN社デイズ
福岡空港から14kmの移動、渋滞している国道3号を筑紫方面に走る。
本日の1湯目は
９２．御前湯＠二日市温泉（福岡県筑紫野市）
★★★☆☆
料金の250円とありがたい
泉質はアルカリ単純泉
地元客で混雑してます銭湯のような雰囲気、循環で塩素臭が気になるのが残念
県道31号を約３ｋｍの移動で本日の昼食
牧のうどん 大野城店（福岡県太宰府市）
牧は福岡県糸島市にある地名、牧にあるうどん屋が牧のうどんになったそうな
おいらはここのうどんが好物、讃岐うどんとは別物
注文はごぼう天うどん￥４６０
うどんが出汁を吸いふくらむので減らないうどん、やかんには出汁が入っており
途中で出汁を追加する。コシがなく柔らかいうどんが旨い
店をでると汗だく
暑い日
でも熱いうどんと激熱温泉を好むオイラなのです
県道31号を15km程走行して福岡市内に向けて移動、学生の夏休みが始まり道路は凄い混雑
次は御三家に突撃、因みにホテル御三家とは日本の
五つ星の高級ホテル（帝国、オークラ、オータニ）
借りたレンタカーは湯めぐりに便利な軽自動車
ほとんど利用した事がないが高級ホテルには車寄せがありバレーサービス（車の鍵を預かり、
スタッフが駐車と出庫の代行）やベルボーイ（荷物を運ぶ人）がおられるのでは・・・
なんせ初めての経験、よく解らないが突撃あるのみ
ホテルの場所は地下鉄の中州川端駅に直結、近くに博多座があり福岡市の中心地
高島屋が運営する博多リバレインモール や福岡アンパンマンこどもミュージアムがある
大きな複合施設の一部がホテル、駐車場が解らないで施設を周回
ホテル正面の車寄せを越えて地下駐車場の入口があるのですね。
車寄せに向かうオイラの前には高級外車、ホテル正面で停車してベルボーイがトランクの荷物を台車に
積んでるのを後ろで待つ、オイラの番ですが全くの無視ってか横づけする勇気がオイラに・・・
素通りしてそのまま地下駐車場へ直行、駐車場の料金は1泊2000円、連泊なので4000円と高額
ホテルオークラ福岡（福岡県福岡市）
ロビーは吹き抜けの巨大な空間に大理石の柱が4本、なんって高級感
チェックインもスムーズ、制服を着た客室係に部屋まで荷物を運んで頂き案内を聞きます
映画で見る光景、チップはいるのでしょうか？
学生の頃に軽井沢の旅館のバイトで同じ仕事をした経験が、
日本ではサービス料金１０％に含まれているのでチップは断るように教えられた記憶が・・
払いませんでしたが、それに相場も解らない・・・正解なのでしょうか
オイラの部屋は12階、細かい所に照明
がありエレベーターホールも高級感が凄い
1999年に開業、25年が経ち若干歴史を感じる風貌
部屋は下から3番目のスタンダードダブル（25㎡）
嬉しいことに喫煙室
なのです。
ベッドはホテル専用のクーインサイズ、ベッドボードもかっこいい
枕元には折り鶴が置いてあり、お決まりのダイブしました
洗面所はトイレとバスタブが一緒のタイプ、アメニティーも豊富にそろってます。
窓からは中州が望めます。
夕方に散歩がてら夕食を食べに街ブラ、那珂川を西大橋で渡る
右手にフランスルネサンス様式の旧福岡県公会堂貴賓館
第13回九州沖縄八県連合共進会の来賓接待所として使用する為に明治43年に建造
ホテルから550mを徒歩にて移動、夕方ですが30℃越えで暑い
本日の夕食はオーケストラの講演なども行われるアクロス福岡の地下に
天麩羅処ひらお 天神アクロス福岡店（福岡県福岡市）
天ぷら定食が1000円でお釣りがくるのに1品毎に揚げたての天ぷらを提供
魚やエビ、野菜の素材が良くとても美味しい福岡市の大好きな店
米は先週に行った島根県産のコシヒカリ
ホテルから歩いて7～8分の場所にこの名店があるのは嬉しい
威厳のある車寄せ、ここを軽で走ったのか・・
ドアマンが挨拶、ロビーの案内係も挨拶
従業員さんは皆さん親切で程よい距離を保ちながらフレンドリーなのです
ゆっくりロビーを観察、中央に大黒様が鎮座、
今年の博多祇園山笠で一番山笠として疾走した大黒流の舁き山を展示してます。
部屋の照明の使い方がかっこいい、右手のすりガラスの中にはミニバー
ミニバーには高級そうな洋酒のミニボトル（有料）が並ぶ
さらに下には紅茶やコーヒーを装備しておりこちらは無料
ティーカップもオークラのマーク付き
窓際のソファーも座り心地が良く、珈琲を飲みながらの一服は至極の時間
九州で一番の繁華街、夜景が綺麗です
ベッドサイドテーブルのコントロールパネルに日本語と英語の表記
いろんな場所に細やかな気遣い、流石は日本式の五つ星ホテル
21日（日）
めちゃ良く寝れました
1階のオールデイダイニングカメリアで朝食、和洋中のビュッフェスタイル
焼きたてパンと名物の明太子オムレツ、料理人がオーダーを聞いて目の前で焼いてくれます
テーブルから料理を取りに戻ると食べた皿がなくなってる。完璧な給仕を体験しました
食後は連泊なので部屋でゆっくり、本日は佐賀県の立ち寄り湯
が目的地
約42kmの移動、博多の中心街からの出発
福岡市内は混雑して抜けるのに時間がかかる。高速は使わないで国道263号線で佐賀県を目指す。
県境の標高580メートルの三瀬峠には三瀬トンネル有料道路（250円）があるが、
庶民のオイラは迂回路で節約
佐賀県に入り天河川沿いの九州温泉道施設へ
本日の1湯目は
９３．湯泉郷 温泉館 湯招花＠熊の川温泉（佐賀県佐賀市）
★★★★☆
九州温泉道（2巡目63/88)
湯招花は『とうしょうか』と読む、駐車場から細い小路を登る
エントランスも高級な雰囲気、入浴料金が1400円とオイラには高額
旅館のようだが日帰り入浴施設
1階の浴場は岩風呂と檜風呂が男女日替り、本日は檜ですね、浴槽縁に簀子と檜が主張
内湯は泉温の異なる浴槽が3つ並ぶ、ただ激熱はなくやや熱めから温めまで
ラドン含有量を誇るそうですが残念ながらオイラはラドンを感じる能力が皆無
毎分５００リットルの豊富な湧出量で掛け流し
で利用
泉質は単純弱放射能泉
露天風呂も大きくて立派、解放感もあり植栽もよく手入れされており
ゆっくりできます
ここでゆっくり入浴を楽しみます。
オイラには珍しく1湯の入浴でホテルに戻る
来た道を福岡県側に32km程戻る。朝食を食べ過ぎて遅めの昼食を食べれる場所を探す
山道が続き好みの飲食店が・・・
福岡市の早良区に入り国道から住宅街に左折、しばらくは走ると
ラーメン屋に見えないバイクが飾られたオシャレな店舗が本日の昼食
ケンボーラーメン（福岡県福岡市）
注文はトンコツラーメン＋豚そぼろ丼のセット￥８５０
クリーミーなトンコツスープがめちゃ旨い
ボリュームもありCP感も満足
ここから10kmの走行でオークラに帰還
ホテルで夕寝
して19時頃まずはホテルの中を散策
日曜日の夜はホテルの中が空いており散策しやすい
3階には結婚式場、2階には鉄板焼きや和食の店、どちらも敷居が高そうです・・・
2階からもロビーが望めます。
1階にはラウンジ＆バーやケーキ屋と地下には中華料理にビアレストラン
オークラ福岡の地下にビール醸造所を持つ日本でも珍しいホテルだそうでクラフトビールを醸造してます。
会社のお土産用にお菓子とビールを購入
オイラは散策のみ、どこの飲食店も敷居が高そうで庶民のオイラには・・・
裏口から表に、何処で夕食を食べよう
オークラの敷地内にある鏡神社、ホテルの敷地内に醸造所や神社とスケールの大きさに驚きます
オークラの立地は博多の中心地で便利な場所、周辺を散歩していて楽しい
夕食はいろいろ悩んだが、やはりここに足が向く
天麩羅処ひらお 天神アクロス福岡店（福岡県福岡市）
昨日は行列が出来ていたが、日曜の夜は空いてます
一番高級なえび定食￥１１４０
えび天4匹頂けるオイラには最高の定食
思い出に残る博多の2泊、会社に感謝です
22日（月）
本日も1階のオールデイダイニングカメリアで朝食
平日の月曜日、昨日と異なり空いており座席も窓側で優雅
今回は和食を中心に集めてみました
明太子オムレツはご飯にも合う
オークラの有名なフレンチトーストのデザート
相変わらずの上質な時間、朝食を時間をかけて頂くのって贅沢です
想像はしていたが、有給を取っているが9時ごろから仕事のTELラッシュ
会社のPCも立ち上げてチェックアウトの11時まではお仕事、出張の時と変わらない
高級なホテルに泊まるなら日曜日が良いですね空いており快適です
ギリギリまで仕事してチェックアウト、博多を離れます
仙仁温泉の離れと似た価格帯、仙仁同様費用対効果を考えると有りですね
其の５に続く