ちょっといい入浴

温泉の★はオイラの浴感のみの印象(価格や施設や雰囲気は除外)
食事の★はオイラの量、味、コスパ感の複合の印象

2024年 1月 其の2

2024-02-11 06:03:11 | 月記

6日(土)

東京から東海道本線を西へ待ち合わせは11時に沼津駅

新幹線なら品川発が9時34分、在来線なら8時半頃に出発

新幹線は自宅で約1時間程ゆっくりできるが2000円程費用が余分にかかる

貧乏性なので沼津くらいの距離って悩みます

在来線を選択、熱海駅で乗り換えて沼津駅まで車内は座れたがかなり混雑して面白くない

初めて知ったがJR東日本からJR東海熱海で会社が変るとSuicaで改札をでれないのですね

久しぶりに自動改札で閉じ込めれた

沼津駅からレンタカーで国道414号下田方面に移動、約50kmで渋滞もあり2時間で河津町

小説の『伊豆の踊り子』河津桜が有名、国道から少し脇道を進むとお宿の駐車場

駐車場から遊歩道を河津川の方に下る。

伊豆半島の中央に位置、天城山に湧き出る河津温泉郷湯ヶ野温泉が本日の宿

河津川に架けられた木造風の橋の向こうに本日のお宿が

6.福田屋@湯ヶ野温泉(静岡県河津町)

★★★★☆

外観は派手さはなく歴史を感じる、明治12年(1879年)創業の老舗旅館

日本で初めてノーベル文学賞を受賞した小説家の川端康成が19歳のとき天城峠を越えてこの地を訪問

福田屋に宿泊、この地で『伊豆の踊子』を執筆された。

文学に疎いオイラでも『伊豆の踊子』くらいは読んだが、

川端康成って言えば、ガス管を咥えて自殺した逗子のマンションを購入した人は

事故物件もしくはプレミアム物件って事が印象に

木造2階建ての日本建築、入口には秘湯を守る会提灯

オイラの目的は秘湯を守る会のスタンプ

宿の1階の右手には川端康成と『伊豆の踊子』の映画関連の貴重な品を博物館のように展示

たびたび福田屋を訪れた川端康成は、揮毫(きごう)(文字や書画等のこと)を始め数々の筆や

写真を福田屋に送ったそうです。また、山口百恵のロケ関係の写真やサインも展示してました。

他に太宰治が『東京八景』を執筆した部屋も当時のまま保存されているそうです。

今宵の部屋は川端康成が晩年お過ごされた部屋,

部屋の名前は川端康成が「思い出」とつけたそうです。

手前に三角の小さい部屋、空調もなく用途が全く解らない

滞在中は通過するのみ、奥に10畳くらいの和室、狭さは感じない

河津川側の広縁には背の高いこたつと洗面台、奥にトイレが併設

冷暖房やウォシュレットなど設備は近代的で快適

浴場は2か所あり露天風呂榧風呂の2か所

どちらも浴槽が大きくないため(男女入れ替え貸切を時間割にして利用)

到着した時は露天風呂男湯

内湯岩風呂、浴槽は3人が浸かれるサイズ

泉質カルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉

掛け流しで利用されており泉温やや温めの長湯向け

裏の庭園には伊豆石で造られた露天風呂

伊豆石火山岩江戸城の石垣など東京の近代建築に多く利用されているそうな

露天風呂は完全なぬる湯、オイラには温く向いていないので殆ど利用していない

夕食は1階の客室を食事処として利用、個室での食事は落ち着いていい

カサゴから揚げ金目鯛煮つけ刺身猪鍋が並ぶ

量は少なめですが伊豆近海海の幸が豊富

しし鍋って久しぶり、臭みもなく旨い

高級魚の金目煮つけやはり旨いですね

金目刺身より断然に煮つけ派

因みに金目の由来は目の奥にタペータムという反射板がありが金色だから

深海魚なので反射板で光を集めているそうです。

〆はわさび飯おかかわさびがあったかご飯にのってます

食後は貸切で利用できる榧風呂(かやぶろ)

帳場の前にあり、脱衣所から階段を下りて湯船

周囲は石積み目地コンクリートで固めその上には漆喰の壁で模様の違うタイルが貼られて

独特の雰囲気になってます。

浴槽は木製の長方形、2~3人が浸かれるサイズ、泉温温め

長湯向けで気持ちよく滞在中に数度利用

因みに喫煙は外で玄関にある灰皿のみ、冬場は結構寒い

橋の真正面に見える2階の部屋が川端康成が泊った部屋で今でも予約すれば宿泊可能

7日(日)

朝風呂榧風呂から

7.福田屋@湯ヶ野温泉(静岡県河津町)

★★★★☆

明るいと雰囲気が変わる。オイラは夜の雰囲気が印象に残る

朝食も同じ食事処で頂きます。

でなくアジの干物伊豆らしい

連泊なので11時頃までゴロゴロ、昼食を頂きに河津町の街中に移動

新町の大ソテツの横にある蕎麦屋さんへ

ソテツ国指定天然記念物に指定、根周りが直径約2.5mで推定樹齢600年以上だそうです

本日の昼食は

時盛(静岡県河津町)

★★★★☆

注文はざる¥800天ぷらの盛り合わせ¥1500

わさびは自分で摺るスタイル、蕎麦は期待以上に美味しい

天ぷらはボリューム満点

観光地伊豆ではお値打ち価格

食後は下田港までドライブ

早めにお宿に帰還

チェックイン前のために非常に静かでいい雰囲気

宿の右半分は創業のままの建物で左半分が新築。

宿の川向うには営業されていない宿や数件の民家と共同浴場

『伊豆の踊り子』踊り子が裸で手を振る有名なシーンの共同浴場

昔は宿泊する入浴できたそうですが今は地元専用外来不可

貸切で岩風呂も利用、連泊特権

本日は気温も暖かくぬるい露天も気持ちいい

夕食は同じ場所で頂く

構成は昨日と同じでししからに変ってます

山の幸と海の幸を両方を楽しめる伊豆はいい

煮つけ金目からイサキに変ってます。

イサキって初めて食したが白身で美味しい

食後は榧風呂でゆっくり

昭和生まれのオイラ世代はタイムスリップしたような懐かしい気持ちになるはずです

8日(月)

8.福田屋@湯ヶ野温泉(静岡県河津町)

★★★★☆

朝風呂はやはり榧風呂から

貸切利用の朝は人気のようで長く浸かっていると待ち人が・・・

適当に切り上げますが、温湯で長湯向けです

朝食を頂き、寄り道しないで沼津駅に直行

時間が早かったので渋滞もなく快適に移動

往路の失敗から窓口切符を購入

其の3に続く