花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

青羽せせり蝶

2008年05月23日 22時28分21秒 | 蝶・蛾
一昨年にすれ違って、リベンジを心に誓っていたアオバセセリ。
去年は振られたが、今年は居そうな時期・場所に行ってみたら普通に居てくれた。
どうにも暗い環境であったので、感度を上げるよりフラッシュを焚く方向で撮ってみた。

自然光の下では、数回洗濯した藍染の着物の色に光沢を付けたような青をベースに、鮮やかな朱色のポイントが実に数寄な蝶。
フラッシュの強い光を浴びせると微妙な色になってしまうので、粘って感度アップの方向でも試してみるべきであったか。


若干ピントは甘いものの、この時はこの一葉が撮れたので満足できた。

セセリチョウは色々な意味でストレートな評価の難しい虫であるが、こいつは止めて見ると掛け値なく美しく可愛らしい。
その期に及んでなお条件付になるのがこの種類の限界。
日陰でチラチラ飛ぶ姿はやっぱりゴミっぽい。

九輪草

2008年05月23日 19時57分19秒 | 春夏の花
清流がやがて鴨川になる、雲ヶ畑のクリンソウ。
緑と茶色と灰色と黒の世界にどぎついピンクの花が咲く。
しかし写真にしたら印象よりもおとなしい色に写った。まぁ、そういうものだ。

花にピントを合わせたはずが、ちょっと後ろになって根元の方にピントが合ってしまっている。
その分、水のあたりが綺麗に写ったので我慢できるレベル。

実際、水の綺麗さを写したいことは多いが、何かアクセントが無いと朽ちたもののゴチャゴチャが多く目に付いて汚い写真にしかならないもの。
花があるとその辺がごまかされて有り難い。

四十雀 7

2008年05月23日 01時17分05秒 | 
新緑の楓で、シジュウカラの子。
サイズ的には既に親と変わらない。
小鳥の雛らしい、クチバシの横に延長される黄色部分がポイント。
あと、カラカラ云う鳴き声が親よりも可愛らしげであるのと、胸のネクタイ柄が薄いのが子の特徴。

親らしいのは2つ近くにいたが、子らしいのはこの一羽だけだった。
もともとツバメとかほど器用な鳥ではないが、この子は身じろぎするのも危なっかしげで傍目にも心配であった。
あまりじろじろ見るべきものではないので数枚撮ったらさっさと退散した。
それすら褒められたものではないが、褒められたいわけでもないので構わないことにしよう。