Digital photo's diary

自称「暇人」によるデジタル写真日記。

良い年を!

2006年12月31日 | デジタル写真

いよいよ今年も今日限りである。
昨日までの強風も少し穏やかになったので、多々良沼の白鳥を見に行ってきた。
何年か前までは、沼のすぐ側まで行く事が出来たのだが、今では柵が設けられ
ていて数十メートル先に見る事しか出来ない。
どうも、犬の散歩を兼ねて見に来る人が居るらしく、白鳥が怯えて飛来しなくな
ってしまうのを防ぐ為らしい。
数十万円はするであろう超望遠レンズを持った数人のカメラマンがいた。
ファインダーを覗きながら、飛び立つ瞬間をジッと待っている。
私が日の出を待っているのと違って、何時飛び立つか分からないだけに、さぞか
し大変だろうと思う。
中には待ちきれずに、石を投げて無理矢理飛び立たせると言う不心得なカメラマン
もいるらしい。
風景写真を撮る人の中にもそう言う”ダメなヤツ”がいるのも事実である。
尾瀬や小田代ヶ原の立ち入り禁止区域に、明らかに入り込んだと思われる痕跡
が見られる。
どんな写真を撮っているか知らないが、其処までしなくては良い写真が撮れな
い様なら、写真なんか辞めた方が良いと思うのだが・・・・。
何れにしても今年はいろんな事があった。
それでは、良い年を!

ささやかな緊張感。

2006年12月30日 | デジタル写真

今日を含め、あと2日で2006年も終わる。
今年は長年勤めた仕事から解放され、第二の人生のスタートの年でもあり
私にとっては大きな節目の1年でもあった。
しかし、現職中に思い描いていた「退職後はバラ色の人生」と言う期待は
ほんの数ヶ月で見事に打ち破られてしまった。
時間に縛られず自由気儘な日々を手に入れた代償として、大した刺激も変
化も無い退屈な生活を余儀なくされているからである。
写真、釣り、山登り、PC自作、風景画、熱帯魚飼育・・・etcと、あまりにも
趣味が多すぎて、そろそろ整理しなくてはと自己反省している私でさえそう
感じるのだから、「趣味は仕事」と言い切って来た人にとっては「バラ色」
どころか、「灰色」の人生にもなりかねないような気がする。
来年は団塊の世代と言われている大勢の人達が退職する年の様だ。
どんな色に感じるかは今までの生き方で決まるような気もする。

庭に設置してある餌台に野鳥達が来るようになった。
野鳥と言っても、今の所はムクドリだけである。
昨日は、メジロらしい姿も見られたのだが準備している間に何処かに行って
しまった。以来、カメラを三脚にセットし、カーテンの隙間から(実際は写真
よりも狭く)レンズを少し出し、餌台にピントを合わせてスタンバイ状態に
してある。
何時やって来るかも分からない野鳥を、今か今かと待っているのは、何も
しないでボンヤリと時間を過ごしているよりはるかに緊張感がある。
有り余る程の時間を持て余している素浪人が、ささやかな緊張感を味わえ
る一瞬でもある。

テレプラス

2006年12月27日 | デジタル写真

昨日から、この時期にしては珍しいほど大荒れの天気だ。
釣りや写真もそろそろ「釣り納め」「撮り納め」をして今年1年の区切りをつ
けようと思っている。
そんな中、ネットで注文しておいた「1.5倍テレプラスMC4 DG」と言うのが届
いた。これを付けるとレンズの焦点距離が1.5倍になる。
もともと、デジタルカメラの場合はローパスフィルター(CCD)サイズの関係で、
フィルムカメラで撮るより約1.5倍の大きさに写るのが普通である。
例えば200mmのレンズであれば200×1.5=約300mmに、 更に1.5倍テレプラ
スを装着する事で300mm×1.5=約450mmのレンズとして使う事が出来る。
これだけ長い焦点距離であれば、かなり遠くの被写体でも捉える事が出来そうだ。
取り敢えずは、庭にやって来る小鳥でも狙ってみようと思っていた矢先に、早速
ヒヨドリが飛んで来たので実写テストをしてみた。
450mmの画角は流石に凄い。プログ用にリサイズしてしまってあるが、原画では
羽の1枚1枚がハッキリと分かる程である。
冬になると、遊水池や水郷公園にもいろんな水鳥がやって来る。
釣りや風景写真に飽きたら、水鳥でも狙ってみようと思っている。

損をしたような気持

2006年12月25日 | デジタル写真

朝の4時に、家内をバスターミナルまで送っていく事になった。
夏の時期でもあれば、その足で奥日光にでも出掛けてしまうのだが・・・。
この頃の日の出は7時ちょっと前である。取り敢えず一旦家に戻る事にした。
しかし、一度目が覚めてしまうとすぐには眠れないものである。
あと2時間ほどで夜が明けるので、そしたら遊水池に行ってみる事にした。
今朝は風もなく、結構冷え込んでいる。
旨くすれば、霧が出ているかも知れない。
所が、霧は出ていないし、東の空には雲があって朝焼けも大した事は無かった。
またしても空振りである。
せっかく来たので、日の出を数カット撮って即撤収した。
帰りがけに水郷公園を覗いてみたのだが、流石にこの時期になると釣り人の
姿も疎らである。
いつもの常連さんから「少し遊んでいけば?」と誘惑されたのだが、とてもそ
んな気分になれない。
家に帰って、録画しておいた「宇宙戦争(トムクルーズ主演)」を見ていたら
いつの間にか眠ってしまったらしい。
目が覚めたら、既に午後の2時近くになっていた。
何だか、一日損をしたような気持ちである。

トラブル

2006年12月24日 | デジタル写真

最近、コンピュータの調子が何となくおかしい。
時々、電源を入れても「ようこそ」と言うWindows画面が出ないでそのままに
なってしまう事がある。
今日は何もする事もないし、コンピュータの大掃除を兼ねて原因を探ってみ
る事にした。
このコンピュータは数年前に自作したものである。
当時としては、かなりの高性能を誇っていたのだが、今となっては廉価版の
ビジネスモデルと同等か、ちょっとマシな位の物になってしまった。
今でこそ、パソコンでテレビが見られるのは当たり前になっているが、当時は
そう言ったお洒落な(?)機能は付いていないのが普通だった。
新しい物好きな私の事だから、早速写真のような「TVキャプチャーボード」と
言うのを取り付けてコンピュータでTVを見るのを楽しんでいた。
しかし、どうも今回のトラブルの原因はこのキャプチャーボードにあった様だ。
ドライバーを入れ直したり、PCIスロットを変えてみたりと、考えられる全て
の事を試してみても、相変わらずトラブルから脱出する事が出来ない。
おそらくボードの物理的な故障らしい。
最近では、故障を直すよりも新しいのを買った方が安い場合がある。
そもそも、テレビが見たければテレビのスイッチを入れれば済む事なのにコン
ピュータに全てを依存しようとした考え自体が間違っていた様だ。

下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる

2006年12月23日 | デジタル写真

Best 12 Photo の選定作業も終わり、つい先ほどWEBにUPした。
自分で自分の作品を選ぶのだから、気分的には気軽な筈なのだが実際に選び始
めると、なかなかどうして結構悩んでしまった。
最初の思い付きでは、小田代や尾瀬などを含めた全ての作品からBest20位をと
考えたのだが、いざ始めて見るとあまりの大変さに途中で「遊水池限定」に変
更してしまった。
「下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる」の例え通り、枚数だけは結構撮っているので少
しずつ自分のイメージに近い写真が撮れるようになってきた。
基本的にはコンテストには応募しない主義なのだが、今年は何度か応募してみた。
「日本フォトコンテスト(デジタル写真の部)」の場合、画像データをメール
に添付して送るだけと言う、簡便さが応募した主たる理由であった。
金賞、銀賞、銅賞と、応募する度に何かしらの賞を戴いた事で自信にも繋がっ
たし、自分の実力も大体分かってきた。
残念な事に、途中からフォトコンの応募方法が変わってしまい、プリントした
作品を送付する様なシステムになってしまったようだ。
面倒くさがり屋の私にとって、其処までして応募する気にはなれない。
「写真を撮る楽しみ」と言う原点に戻り、当分は今まで通りWEB上で公開するだけ
という形をとって行くつもりである。

サンタクロースが消えた日

2006年12月22日 | デジタル写真

家の近くで1枚の紅葉した葉っぱを見つけた。
サクラの葉だとは思うが、季節はずれなのに実に綺麗な色に染まっている。
あまり綺麗なので、家に持ち帰って1枚写してみた。
そう言えば、師走だというのに目立って寒いと感じる日がない。
やはり地球温暖化の影響なのだろうか・・・・。
それにしてもこの時期、巷ではクリスマスモード一色である。
子供が小さい頃は、クリスマスの日が近付くと人に見られるのも恥ずかしい程
のちっちゃなツリーを飾り、子供達が欲しがっていたオモチャやゲームソフト
をプレゼントするのが恒例だった。
しかし、子供達も成長するにつれクリスマスの日には家に居なくなるようにな
り、我が家からサンタクロースが消えた。
今では、クリスマスと言っても普段の日と少しも変わりない。
せめて、夕食のおかずでも一品増えている事を期待したいものだが、先ずそれ
もあり得ないのは分かっている。
もっとも、年寄り夫婦だけのクリスマスなんて考えただけでもゾッとする。

2006年も、いよいよ終盤を迎えるまでになった。
この1年間に撮った写真(遊水池の風景に限定)の中から、自分で気に入った
のを12点ほど選んでwebpageで特別公開を計画している。
特別企画と言っても、画像サイズを少し大きめにし、撮影データを載せるだけ
の事である。

「仔猫物語」・最終回

2006年12月20日 | デジタル写真

朝の冷え込みも一段と厳しい。
風も無い比較的穏やかな日には相変わらず水郷公園に出掛けている。
仔猫達もこの寒さの中で元気に毎日を過ごしている様だ。
「仔猫物語其の一」の頃に比べると、随分と成長し今では親猫と同じ大きさに
なっている。写真の右端が母親猫であるが、こうして見るとどっちが親だか分
からない。
そう言えば、最近親猫が仔猫達に餌を運ぶ姿が見られなくなった。
そろそろ親離れ(子離れ)の時期を迎えたらしい。
仔猫達は自力で餌を確保しようと言う為なのか、釣り人の近くまで寄ってくる
ようになった。
しかし、ここの猫たちは実に逞しい。
少なくとも此処の猫達には「猫は寒がり」と言う定説は通用しないようだ。
もっとも、この厳しい自然の中で生き残って行く為には寒さをしのぐという
選択肢しか無いのだろうが、環境によって生き様も決まってしまう様である。
それに比べて、我が家の猫はコタツの中に入って一日中グータラしている。
腹が減れば、私の所に来て”ニャ-ン”と泣くだけで餌が貰える事も知っている。
かと言って、今更我が家の猫に水郷公園の猫たちを見習わせようとは思わない。
今となっては既に手遅れなのは、100%飼い主の責任だからである。
まだまだ寒さの厳しくなるこれからの時期、私の心配をよそに仔猫達は健やか
に逞しく成長し続けていくだろう。

年賀状

2006年12月18日 | デジタル写真

12月も半ばを過ぎてしまうと、流石に遊んでるのは少々気が引ける。
築30年も経っているボロ家では、大掃除しても大して変わらないのだが取り敢
えず恒例行事として毎日少しずつやるつもりではいる。
もっとも、暇に任せて毎日そこそこに掃除をしているので、大掃除と言っても
特別な事をしなくて済みそうである。
随分前から年賀葉書を買ってきておいたのだが、ようやく今日になって作ろう
かという気になった。
知人や友達の殆どは、私が写真をやっている事を知っている。
なので、フリーの年賀状素材などを使って作る訳にもいかない。毎年、その年
に撮った写真の中から一番気に入ったのを賀状に使っている。
しかし、今年は例年に比べて遙かに多くの枚数を撮った為に1枚だけ選ぶのが
難しい。あれやこれやと迷った挙げ句、8枚の写真をフィルムのようにレイア
ウトして使う事にした。
画像サイズはかなり小さくなってしまったが、私が彼方此方と元気に遊び歩い
ている近況報告としては十分である。

日本人と日本人的

2006年12月17日 | デジタル写真

私は、人付き合いに関しては得意ではなく、どちらかというと不器用な方である。
お世辞を言うのも嫌いだし、私の事を大して知らない相手から言われるのはも
っと嫌である。
大勢でワイワイ騒ぐより、一人で小田代や尾瀬の木道でも歩いていた方が似合
っているな・・・と、自分でも思っている。
写真や釣りの趣味は、そう言う性格からすると自然な流れであるように思う。
そんな性格なので友人はそれ程多くないし、ましては親友と呼べる友達はほん
の僅かである。
ほんの僅かな親友の中に、NZ出身のD.Mさんと言う青年がいる。
日本に来て随分経つので日本語に関しては既に完璧の域に達している。
彼は、今時の常識に乏しい日本人の若者より遙かに日本人的であり義理・人情
に厚い。毎年この時期になると、決まってクリスマスカードを送ってくれる。
もっと感激したのは、私が退職した際に”退職おめでとう”という内容であろう
(英文だったので・・)カードをわざわざ送って来てくれた事である。
後にも先にも、そう言った内容の手紙を貰ったのはこの1通だけであった。
外国人と言うと、ついつい派手なイメージを想像してしまうが、彼はどちらか
というと地味であり、物静かなタイプの青年である。
その辺が私と相性が合う理由なのかも知れない。
「ラストサムライ」のトムクルーズ演じるネイサンほど”いい男”ではないが、内面的
な部分では、我々日本人が忘れかけている何かを持っている点では共通している。