Digital photo's diary

自称「暇人」によるデジタル写真日記。

ささやかな緊張感。

2006年12月30日 | デジタル写真

今日を含め、あと2日で2006年も終わる。
今年は長年勤めた仕事から解放され、第二の人生のスタートの年でもあり
私にとっては大きな節目の1年でもあった。
しかし、現職中に思い描いていた「退職後はバラ色の人生」と言う期待は
ほんの数ヶ月で見事に打ち破られてしまった。
時間に縛られず自由気儘な日々を手に入れた代償として、大した刺激も変
化も無い退屈な生活を余儀なくされているからである。
写真、釣り、山登り、PC自作、風景画、熱帯魚飼育・・・etcと、あまりにも
趣味が多すぎて、そろそろ整理しなくてはと自己反省している私でさえそう
感じるのだから、「趣味は仕事」と言い切って来た人にとっては「バラ色」
どころか、「灰色」の人生にもなりかねないような気がする。
来年は団塊の世代と言われている大勢の人達が退職する年の様だ。
どんな色に感じるかは今までの生き方で決まるような気もする。

庭に設置してある餌台に野鳥達が来るようになった。
野鳥と言っても、今の所はムクドリだけである。
昨日は、メジロらしい姿も見られたのだが準備している間に何処かに行って
しまった。以来、カメラを三脚にセットし、カーテンの隙間から(実際は写真
よりも狭く)レンズを少し出し、餌台にピントを合わせてスタンバイ状態に
してある。
何時やって来るかも分からない野鳥を、今か今かと待っているのは、何も
しないでボンヤリと時間を過ごしているよりはるかに緊張感がある。
有り余る程の時間を持て余している素浪人が、ささやかな緊張感を味わえ
る一瞬でもある。

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