朝の冷え込みも一段と厳しい。
風も無い比較的穏やかな日には相変わらず水郷公園に出掛けている。
仔猫達もこの寒さの中で元気に毎日を過ごしている様だ。
「仔猫物語其の一」の頃に比べると、随分と成長し今では親猫と同じ大きさに
なっている。写真の右端が母親猫であるが、こうして見るとどっちが親だか分
からない。
そう言えば、最近親猫が仔猫達に餌を運ぶ姿が見られなくなった。
そろそろ親離れ(子離れ)の時期を迎えたらしい。
仔猫達は自力で餌を確保しようと言う為なのか、釣り人の近くまで寄ってくる
ようになった。
しかし、ここの猫たちは実に逞しい。
少なくとも此処の猫達には「猫は寒がり」と言う定説は通用しないようだ。
もっとも、この厳しい自然の中で生き残って行く為には寒さをしのぐという
選択肢しか無いのだろうが、環境によって生き様も決まってしまう様である。
それに比べて、我が家の猫はコタツの中に入って一日中グータラしている。
腹が減れば、私の所に来て”ニャ-ン”と泣くだけで餌が貰える事も知っている。
かと言って、今更我が家の猫に水郷公園の猫たちを見習わせようとは思わない。
今となっては既に手遅れなのは、100%飼い主の責任だからである。
まだまだ寒さの厳しくなるこれからの時期、私の心配をよそに仔猫達は健やか
に逞しく成長し続けていくだろう。