silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

いったんプルークに戻ってコブを滑ってみる

2006年03月17日 00時50分02秒 | スキーテクニック編
プルークには未来はありません。プルークはほとんどの初心者が最初にするターンであり、それ以上のスキーヤーにとってはリフト待ちの際や、非常な隘路を安全に通過する意外に利用価値がありません。
またアイスバーン等には全く無力です。
プルークの技術を幾ら磨いても、スキーの上達とは関係がありません。

しかしながら中級者以上になった時に正しいプルークが出来ているかどうか自己チェックするのには多いに意味があります。
勿論それはブレーキをかけるプルークではなく、「滑るプルーク」です。それは谷回り(ターン前半)を作ることです。

1:スキーの前の部分に圧力をかけられているか?
2:ターンする時に、両膝のターン方向へのひねりこみを感じることが出来るか?
3:下肢だけでそれを行なっているか(上半身や腰の動きでターン始動をしていないか)?

等がチェック項目となるでしょう。

もしどうしてもコブでプルークを使いたい時、絶対に外足(谷足)をコブの膨らみにぶつけるようなターンはしてはいけません。
これは最初に書いたような、発展性のない袋小路のプルークです。
コブで使う場合は、シェーマのように(上のシェーマはシュテムですが)赤矢印の状態の時にコブを捉え始めなければなりません。
青矢印の時点で、コブを捉えると、ただドスンドスンとコブの膨らみにぶつけていくだけの前半部のない山回りだけのものになってしまいます。ターンとは言えません。
なので、もしどうしてもコブ斜面を降りたい場合にプルークやシュテム動作を使う時には、必ず山側の板を踏み出したところで既にコブを捉えて荷重し始めるべきです。
そうすれば、シュテム動作を使ってもターンを仕上げることが可能となります。
ただコブにぶつかって、その反動を利用するだけでは、小さな子供たちがやるようなプルークになってしまい、それ以上の上達を得ることは絶対に不可能です。
勿論これはパラレルスタンスでも同様のことではありますが。
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