巻頭は祓川“神”ラインをなぞる最高のレッスン写真。今年も(当ブログ本来の)シーズンとなりました。
例年は年末から白馬入りするのですが、今年は元旦に京都発。
後で知ったことですが1954年以来61年ぶりに京都市内の積雪が22cmを越したらしいです(毎日新聞Web版 2015年01月03日 20時19分より)。ということは生まれて初めての22cm越えを見逃したことになります。
いえ別にそれが惜しいと云うわけでもございませんが。
ところで1954年と云えば東宝のゴジラの誕生年ですね。そうかゴジラも61歳になるんですね。当時はまだ身長50m、体重2万トンでした。
閑話休題スキーの話です。
今回のモーグルキャンプも勿論、白馬さのさかフリースタイルスキースクールの祓川貴広コーチ。写真左からmia嬢、長官、Jyo~さん、祓川先生。
例年のごとく1月2日から3日間、KGB(Kyoto Grind and Bumps)の参加可能なメンバーが入れ替わりながらの開催となりました。
ここまでは通常の年始モーグルキャンプと同じなのですが、今回はエントリーの題名の理由は次の通り。
主催のワタシが12月中旬にボルダリングジムで(おそらく)右膝外側半月板を損傷してしまったのです。怪我には相当気を使っていたのですが。。。ハングで右足爪先を捻り込んで左のホールドを引きつけ(左足はフラッギング)、右手を無理な姿勢から次のホールドに飛ばした瞬間痛みが走りました。
うわー、やっちゃった。もう膝損傷は32才以来、幾度も繰り返しておりますので大体の重症度は分かります。
2014年5月GW五竜キャンプで軽く右膝内側靭帯を痛めたのを約半年間、地道に減量と筋トレ等でここまで辿り着いたのに!
でも嘆息していても仕方ないので、痛みが引いたところでトレーニングをトレッキングに変更。正月キャンプまでの僅かな期間で、右膝を深く曲げなければ問題のないところまで回復させました。
ただ何せモーグルです。最終的にはコブの膨らみを越す際には当然、膝は深く曲げられ捻られる動作が必要となります。家で幾度か曲げ伸ばししてはやっぱり厳しいかなあと天を仰いでいました。
でも祓川先生なら何とかしてくれるだろう(笑)と思い、とりあえず出発。
初日:CW-Xの上にいつものRehband社のニーサポーター(ニーブレスと迄は行かない強目のサポーター)でレッスン開始。なかなかに調子が良かったのですが、整地レッスンのショートターンで深く踏み込んだ後、重心が遅れて踏ん張った瞬間に痛みが走りました。
そうなんです、後傾になるのが一番怖いなと思っていましたがその通り。とはいえ少々の痛みを堪えてビギナーモーグルコースへ。
案の定、痛むんじゃないか→落差への恐怖心→コース取りが遠い→腕が縮み目線が落ちる→後傾というパターン。それでも斜度が斜度ですから何とか降りてきて休憩。
昼食時に売店でテーピングテープを買い、アンダーラップもないのでCW-Xの上からがっちりテーピング。とにかく可動域を抑えれば何とかなるでしょう。
昼からは祓川膝関節障害スペシャルレッスンの成果を試します。それは何か?
1:膝を深く曲げないために股関節からターンをリードし腰から下で斜面裏側を捉える。
2:股関節横にレバー様突起をイメージし、山側の腰のそのレバーを早めにフォールラインに向けるイメージを作る。これにより膝の先行動作なしにスキー板のトップを斜面下側に向けることが出来る
3:爪先のねじ込みはあまり意識しないで、トゥピースあたりで斜面裏側を削る(荷重する)。
4:右半身の重さを解消するために手をより以上ワイドに、上体をオープンに構える(左ターンは得意側のため、そちらに依存しすぎており次のターンのきっかけが遅れることを解消する目的)。
5:とにかく自分から大きく動く(20cmは動いたと思っても実際はせいぜい2cmくらいしか動けていない=重心移動が出来ていない)。
以上!簡単でしょ?
いや簡単じゃないですよ。イメージは分かるが身体が動かないパターンです。それでも上記を意識することでB級公認モーグルバーンを恐る恐る滑ることが出来ました!
いやいやいやいや、ブーツがキュッと鳴らなくても(スネにしっかり荷重できていなくても)滑ることは出来るんだなあと感激。
もちろんトップの抑えは効かず、ぬるぬるした低速のターンですがまずはこれで十分!
テーピングの締め付けが強すぎたので初日は一本早めに上がりました。
2日目:まずスキー前に脚の手入れ。D&M社の廉価で強くシンプルな短めのサポートを装着し、その上からCW-Xを履き、更にいつものRehbandを装着。かなりタイトですがテーピングテープ並みに膝の可動域を抑えてくれます。要するに圧迫して無理やり膝を曲がらないようにしているだけなんですけど。
整地でも徹底的に念仏を唱えます。
「右半身を軽く」「腰レバー早めに」
だんだんスキー板に重さが残ってくるようになりました。最後のスネへの強い荷重は出来ないので、動画を見てもソコソコしか荷重はされてませんが。何といっても右半身ですね。
コース取りはワイドながら右手さえ上がっていれば何とかなっています。ビギナーモーグルコースではタイトなラインも取ることが出来るようになって来ました。
しかしまー、ストレス溜まります。もうちょっとスネを使って踏み込みたい。というところまで回復傾向ではあります。
3日目:最終日は整地練習にギルランデ等も取り込み動作の確認。
モーグルバーンに入っても初日のぎこちなさは消えて来ているのが分かります。トップ荷重が出来ないため滑りは限られますが楽しい!
これは自分たちだけで日数滑っていても得られないなと改めて思いました。
正確なコーチングと、出来なかった場合のオプションの引き出しの多さ、別の表現法(言葉にしろ動作にしろ)をたくさん持っている優れたスキー教師に習う3日間は自分だけで30日間滑るよりも多くのものを得ることが出来ます。
祓川貴弘コーチの滑りに就きましてはまた後日、分解写真等でご紹介できればと思います。
結語:そう。膝を痛めていても上記を守ればモーグルコースを滑ることが出来ます!
守れば、ですよ。これはなかなか難しい。
SGLT2阻害薬もそうです。注意点を守ればとてもいい血糖降下剤の一つと云っても差し支えない。基本的な食事療法・運動療法をどこまでやって頂くか、メカニズムを理解して貰っているか、等に気を払えば最高の性能を発揮する。
もうモーグルもSGLT2阻害薬も同じ!
じぶんの動作に気を払い、チェックポイントを正しく評価していれば望む結果を得ることが出来る。
ワタシの場合は特に昔からの欠点である右手が下がってしまう癖が出てしまうと全く滑れなくなる。とにかく右手のストレート・パンチングを伴うハンズアップと早い腰クラッチレバーの叩き込みを意識しました。
大きな動作を自分から。何とかなるぞsquawk!
例年は年末から白馬入りするのですが、今年は元旦に京都発。
後で知ったことですが1954年以来61年ぶりに京都市内の積雪が22cmを越したらしいです(毎日新聞Web版 2015年01月03日 20時19分より)。ということは生まれて初めての22cm越えを見逃したことになります。
いえ別にそれが惜しいと云うわけでもございませんが。
ところで1954年と云えば東宝のゴジラの誕生年ですね。そうかゴジラも61歳になるんですね。当時はまだ身長50m、体重2万トンでした。
閑話休題スキーの話です。
今回のモーグルキャンプも勿論、白馬さのさかフリースタイルスキースクールの祓川貴広コーチ。写真左からmia嬢、長官、Jyo~さん、祓川先生。
例年のごとく1月2日から3日間、KGB(Kyoto Grind and Bumps)の参加可能なメンバーが入れ替わりながらの開催となりました。
ここまでは通常の年始モーグルキャンプと同じなのですが、今回はエントリーの題名の理由は次の通り。
主催のワタシが12月中旬にボルダリングジムで(おそらく)右膝外側半月板を損傷してしまったのです。怪我には相当気を使っていたのですが。。。ハングで右足爪先を捻り込んで左のホールドを引きつけ(左足はフラッギング)、右手を無理な姿勢から次のホールドに飛ばした瞬間痛みが走りました。
うわー、やっちゃった。もう膝損傷は32才以来、幾度も繰り返しておりますので大体の重症度は分かります。
2014年5月GW五竜キャンプで軽く右膝内側靭帯を痛めたのを約半年間、地道に減量と筋トレ等でここまで辿り着いたのに!
でも嘆息していても仕方ないので、痛みが引いたところでトレーニングをトレッキングに変更。正月キャンプまでの僅かな期間で、右膝を深く曲げなければ問題のないところまで回復させました。
ただ何せモーグルです。最終的にはコブの膨らみを越す際には当然、膝は深く曲げられ捻られる動作が必要となります。家で幾度か曲げ伸ばししてはやっぱり厳しいかなあと天を仰いでいました。
でも祓川先生なら何とかしてくれるだろう(笑)と思い、とりあえず出発。
初日:CW-Xの上にいつものRehband社のニーサポーター(ニーブレスと迄は行かない強目のサポーター)でレッスン開始。なかなかに調子が良かったのですが、整地レッスンのショートターンで深く踏み込んだ後、重心が遅れて踏ん張った瞬間に痛みが走りました。
そうなんです、後傾になるのが一番怖いなと思っていましたがその通り。とはいえ少々の痛みを堪えてビギナーモーグルコースへ。
案の定、痛むんじゃないか→落差への恐怖心→コース取りが遠い→腕が縮み目線が落ちる→後傾というパターン。それでも斜度が斜度ですから何とか降りてきて休憩。
昼食時に売店でテーピングテープを買い、アンダーラップもないのでCW-Xの上からがっちりテーピング。とにかく可動域を抑えれば何とかなるでしょう。
昼からは祓川膝関節障害スペシャルレッスンの成果を試します。それは何か?
1:膝を深く曲げないために股関節からターンをリードし腰から下で斜面裏側を捉える。
2:股関節横にレバー様突起をイメージし、山側の腰のそのレバーを早めにフォールラインに向けるイメージを作る。これにより膝の先行動作なしにスキー板のトップを斜面下側に向けることが出来る
3:爪先のねじ込みはあまり意識しないで、トゥピースあたりで斜面裏側を削る(荷重する)。
4:右半身の重さを解消するために手をより以上ワイドに、上体をオープンに構える(左ターンは得意側のため、そちらに依存しすぎており次のターンのきっかけが遅れることを解消する目的)。
5:とにかく自分から大きく動く(20cmは動いたと思っても実際はせいぜい2cmくらいしか動けていない=重心移動が出来ていない)。
以上!簡単でしょ?
いや簡単じゃないですよ。イメージは分かるが身体が動かないパターンです。それでも上記を意識することでB級公認モーグルバーンを恐る恐る滑ることが出来ました!
いやいやいやいや、ブーツがキュッと鳴らなくても(スネにしっかり荷重できていなくても)滑ることは出来るんだなあと感激。
もちろんトップの抑えは効かず、ぬるぬるした低速のターンですがまずはこれで十分!
テーピングの締め付けが強すぎたので初日は一本早めに上がりました。
2日目:まずスキー前に脚の手入れ。D&M社の廉価で強くシンプルな短めのサポートを装着し、その上からCW-Xを履き、更にいつものRehbandを装着。かなりタイトですがテーピングテープ並みに膝の可動域を抑えてくれます。要するに圧迫して無理やり膝を曲がらないようにしているだけなんですけど。
整地でも徹底的に念仏を唱えます。
「右半身を軽く」「腰レバー早めに」
だんだんスキー板に重さが残ってくるようになりました。最後のスネへの強い荷重は出来ないので、動画を見てもソコソコしか荷重はされてませんが。何といっても右半身ですね。
コース取りはワイドながら右手さえ上がっていれば何とかなっています。ビギナーモーグルコースではタイトなラインも取ることが出来るようになって来ました。
しかしまー、ストレス溜まります。もうちょっとスネを使って踏み込みたい。というところまで回復傾向ではあります。
3日目:最終日は整地練習にギルランデ等も取り込み動作の確認。
モーグルバーンに入っても初日のぎこちなさは消えて来ているのが分かります。トップ荷重が出来ないため滑りは限られますが楽しい!
これは自分たちだけで日数滑っていても得られないなと改めて思いました。
正確なコーチングと、出来なかった場合のオプションの引き出しの多さ、別の表現法(言葉にしろ動作にしろ)をたくさん持っている優れたスキー教師に習う3日間は自分だけで30日間滑るよりも多くのものを得ることが出来ます。
祓川貴弘コーチの滑りに就きましてはまた後日、分解写真等でご紹介できればと思います。
結語:そう。膝を痛めていても上記を守ればモーグルコースを滑ることが出来ます!
守れば、ですよ。これはなかなか難しい。
SGLT2阻害薬もそうです。注意点を守ればとてもいい血糖降下剤の一つと云っても差し支えない。基本的な食事療法・運動療法をどこまでやって頂くか、メカニズムを理解して貰っているか、等に気を払えば最高の性能を発揮する。
もうモーグルもSGLT2阻害薬も同じ!
じぶんの動作に気を払い、チェックポイントを正しく評価していれば望む結果を得ることが出来る。
ワタシの場合は特に昔からの欠点である右手が下がってしまう癖が出てしまうと全く滑れなくなる。とにかく右手のストレート・パンチングを伴うハンズアップと早い腰クラッチレバーの叩き込みを意識しました。
大きな動作を自分から。何とかなるぞsquawk!
断裂後はエアーも殆どしなくなりました
けど、やっぱコブは楽しい~~~
今年こそは コラボを(笑)
ガチガチサポーターで漸く復帰傾向です。