silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

山とサポートタイツ

2016年09月15日 21時55分04秒 | スキーオフトレ
今日は“大”の字を通らない大文字ハイキングに行ってまいりました。
銀閣寺→中尾城→大文字山頂→楼門の滝→銀閣寺
何となく帰りは火床を通らないといけない気になっていましたがw、別にこう言うコースも静かでいいです。
さてサポートタイツの話です。
ワコール社のCW-Xは1991年発売だそうですが、既にスキーで膝を悪くしていたワタシは初期の頃から愛用しています。
最もサポートの強いタイプ+フレキシブルなニーブレスという組み合わせでコブ斜面を滑っています。なのでこの手のタイツは馴染みがあるのですが登山やハイキングに使ったことがありません。
もちろんクライミングの時は膝の動きの邪魔になるので使っている人はあまりいないと思うのですが、トレッキングコースで使っている人は非常に多い。
ただ普段は暑い時期はNorrønaかPOCのハーフパンツ+膝の強圧サポーター+場合によってはふくらはぎサポーターをしているため必要ないように思っていました。
先日比叡山北尾根に行った際にNiiya氏がサポートタイプのタイツ+ハーフパンツで来たので「暑くないですか?」と聞いたらそうでもないとのこと。
それじゃあ確かに脚部の保護にはなるでしょうし、低山でもあるので秋になったら試してみようということで新たに買い求めました。
強圧タイプの脱ぎにくさと、長時間履いていた時の血行不良は良く良く知っていますので、最もコンプレッションの弱い“スタイルフリー”というものにしました。
だからと言ってサポーターなしは怖いので強圧膝サポーターをその上から装着し下りはストックを併用という形で壊れている膝を守ります。
そのスタイルでチョット大文字を上り下りした感想ですが、確かに脚部への負担は減りました。暑いと思った時はハーフパンツを少しめくれば凌げます(あまり人のいるところでは何ですけど)。
故障を抱えている方にはいいんじゃないかと思いました。
(シーダブリュエックス)CW-X CW-Xスタイルフリーボトム(ロング) VCO509 YE YE L
クリエーター情報なし
CW-X(シーダブリューエックス)
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Combiさんは偉い!

2016年09月11日 18時03分48秒 | その他
先日、娘誕生のことを書きましたが、それに関連して当然チャイルドシートというものを新規購入しないといけない訳です。
2000年4月以降は新生児でも専用シートが義務付けられています。
ダッジチャージャーSRT-8(2009年)とFiat500Xクロスプラス(2016年)というあまりポピュラーではない車だけど、そこはさすがに本国ではメジャーな車種だし、どのチャイルドシート・メーカーも持ってるでしょうと思ってましたがこれが大間違い。
最初スポーツシートで有名なドイツ製のベビーシートを考えてましたがFiat500X用、ISOFIXのチェックはしてないのでお売りできませんと。
ベビィザラスの方が調べてくれたら、Combiさんだけ適合してるとのこと。もちろん即決(上の写真)。
問題は2009年式・ダッジチャージャーSRTのほう。
シートをチェックするとISOFIX用のバーは付いている。でもどこのメーカーも適合表に載っていない。仕方ないので従来通りのシートベルト固定用で調べたらやっと一つ見つかりました。
おお!またCombiさんでないの。
正規輸入が2年間で100台しかしてない車を適合表を載せた貴社は偉い!

今まで特にCombiと云う会社をどうこう思ったことはありませんが、今回のことで、その会社のあり方(社風?)に大いに感動させられました。
売れるものだけチェックして少数派は知らな〜い、なんていうメーカーは結局はCorporate Social Responsibilityが低いとも言えるでしょう。


こちらはダッジに取り付けたの図(後ろ向け装着はリアの真ん中のみ)


車の話のついでに、ちょっと面白いなと思ったFiat500Xのオプション紹介。
上の写真のようにリアの収納スペースはそう広いわけではありませんが、このラゲッジ・カバー便利です。
ヨゴレ物やスキーエッジなどから車を守ってくれます。
これは2016年6月26日のゼログラビティーさんの松井先生に連れて行ってもらった比良・白滝谷の帰りの写真。シャワークライミングで濡れたものもポンポン放り込めるのは助かります。


松井先生、核心部の滝をリード


増水後で意外や手強かったです。写真は小生とNiiji氏(Niiya氏とTKDさんも行きました)。
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大文字大文字大文字

2016年08月25日 01時26分48秒 | スキーオフトレ
娘ができたりKick myu嬢が運動できなかったりで近場で遊ぶことが多いのです。
空いた時間にちょっと、となると大文字が最適。
いろんなルートがあって楽しめます。
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比叡山北尾根から南庄

2016年08月17日 23時29分55秒 | スキーオフトレ
友人のNiiyaさんとトライ。
けっこきつかったです。
でも大尾山以降は道が廃道寸前になってたりなかなか良き(面白い)ルートです。

タクシーでNiiyaさんピックアップ。

セブンイレブン八瀬で降ろしてもらって買い物

徒歩3分くらいでケーブル駅
↓(叡山ケーブル)
ケーブル山上駅

スキー場跡(スター食堂跡やレンタル小屋も撤去されてた!)

比叡山北尾根

横高山

水井山

仰木峠

小野山

大尾山

滝寺(旭滝)

南庄
↓(運良く江若バス)
JR堅田駅

大尾山から湖西側への激下りで、尾根から谷に移行するポイントを見過ごしたようで、パラグライダーのテイクオフ場所に出ちゃったりして余分な時間がかかりました。
逆ルートなら分かりにくくないと思います。

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娘ができました!

2016年08月05日 01時23分15秒 | その他
7月下旬に産まれました。
小生には32才になる息子がおりますので、超超ひさしぶりの子育てとなります。
男児も楽しいですが、女児も可愛くて違った面白さデス。
このブログとは直接関係ないものの自分にとっては人生の大きな出来事なのでご報告まで。
(いずれ歩けるようになればスキーや山記事に登場するかも)
記事を更新出来なかった理由の一つがこれだったのです。
よろしくお願いします。
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金比羅北面サーキット(トレーニング?)

2016年05月21日 23時07分21秒 | スキーオフトレ
リードする松井先生をビレイ中のワタシ

夏かなー?な天候が続きます。
学会終わったら、松井先生にガイドお願いして金比羅登りに行こうと以前より計画してたところ、Niiya氏・Macky嬢・MSYN氏とうまく予定があって、総勢6人(松井先生のお手伝いYM嬢とで)。
たくさん楽しく登りたーい!というワタシのよく分からないリクエストによる松井先生セレクトコースはどんなだというと...

北尾根1P→MK数本遊び→北尾根2P→北尾根3P→舟→北壁(上部)→ビビリ数本

てことで10ピッチくらいですか。金比羅北面サーキット、だそうです。
トレーニング怠っていたから(一週間前クラックス京都でシバかれただけ)ビビリの正面でパンプしてしまいましたがな。
ワイワイ楽しいクライミング日和。
今度は花崗岩を触りたくなって参りました。


北尾根1P目(45m)、楽しい順層↓



そこからMKへ逸れて数本遊びます。大っ嫌いなMフェース(笑)↓



北尾根に戻って2P目(15m)つなぎ的なピッチ↓



北尾根3P目(30m)、快適かつ高度感のある一番気持ちいいとこ↓




舟(20m)、おおなんだ!?このRCCボルトの宝庫は↓



北壁右上半分(25m)、舟から素直につなぎます。下からしか登ったことないのでこっち側は初めて↓



最後にビビリ(10m)でも数本。遊びくたびれて下山と↓



はい皆様、お疲れ様でした~♪
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第59回日本糖尿病学会年次学術集会 2016年5月19日-21日(京都)

2016年05月20日 23時12分25秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
やっと地元で糖尿病学会総会です。今回は当診療所から2演題応募しました。
初日朝、空いてるうちにモチベーション上げるためにシーウォークをしています(HIPHOPステップの方。本家CripsのC-Walkではない)。ちょっとシャッターチャンスのタイミング悪かった。
さて演題。

◎5月19日:クラウド型自己血糖測定管理アプリおよびスマートフォンを利用した糖尿病療養指導(オーラル発表:当院栄養部)

アークレイ社のグルコカードGブラックと同社アプリを用いたリアルタイムSMBGの発表。この介入によりHbA1cが有意に改善したこと、クラウドを用いることにより何時でもどこでも血糖が確認出来るメリットや、使っている方のエンパワメントが上がったことを報告。

◎5月20日:イプラグリフロジン(Ipra)の臨床効果とBIA法を用いた体成分変化の検討(オーラル発表:小生)

12か月間のイプラグリフロジン投与で各検査値がどう動き、InBody770を使って減った体重の内訳を報告。体重減少のほとんどは脂肪であり適切な食事と歩数計やアクティビティトラッカーを使った運動定量化が効果的であった。上記のチェックでサルコペニアの心配はなしと。実質的に第3報となります。

とまあ簡単にまとめれば上記のようなことです。
19日の発表も続報なんですが、未だに医療関係者にICTが浸透してないことが分かりちょっと驚き。
ウチも使い切れているとは言いませんが世間さま並みにはこなしているはず。
そう、糖尿病療養側のインテリジェンス(情報)不足です。患者さんをなめちゃいかんですよ。
60才、70才でもスマホ・PC・クラウドなんかフツーに使われます(あ、じぶんも60なんだった)。

20日の発表はセッション分けが不適切で(ごめんなさい京大の先生方、親しくしていただいている方も多いので言いにくいのですが)体成分分析でまとまっていなかったのが少々不満です。
できればInBodyやデュアルスキャンの発表をまとめて欲しかったです(昨年の下関は学会場所としては不適当でしたがセッション分けは良かった)。
にしても未だに筋肉量が減るから心配とかいう方が多いのにびっくり!
体重が3kg減って、脂肪が2.5kg減って、筋肉が0.5kg減って心配ですか?
体重が減ればそれを支持する骨格筋が減る(必要でなくなる)のは自明です。特に全身を支える下肢の筋肉が減るのは当たり前。シンプルなことです。
筋肉量を体脂肪率のように%で出せばむしろ数値は上昇します。その意味でも体重を考慮に入れないサルコペニア診断基準の一つであるSMI(skeletal muscle mass index:骨格筋指数)をこの薬のfollow upに用いるのは適切ではないのです。

シンポジウムに体組成のものが一つもなかったのは、うがった見方をするとお偉いどっかの大阪の電気会社系病院の先生がBIA法なりDXAなりのことを勉強してないか、よくご存じないのでしょう。
自分ちで測定できない(いや測定は出来ると思いますけど)ものはコメント出来ず知らないというのも嫌なので取り入れなかったとか?重要性がお分かりでないようにすら思えます。
ああだこうだの推論ばかりで正直なところあんまりSGLT2阻害薬に対する踏み込んだディスカッションがいまだに進んでない印象でした。
やっぱ食事も運動も定量化しないとダメですね。

と悪いことばかり書きましたが、国際会館のみならず、みやこめっせの療養指導系の発表やポスター発表には素晴らしいものが多かったことは力説しておきたいと思います。偉そうなこと書いてごめんなさい。
稲垣暢也先生はじめ主管の京都大学の先生方は本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。
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大文字山、中尾城から中尾の滝・幻の滝

2016年04月21日 23時10分46秒 | スキーオフトレ
平日に時間ができたので以前より気になっていた大文字山の中尾の滝ルートを辿ってみることにしました。
多くの方がWeb上で紹介されているので気楽に探索に出ます。今回エントリーの中の(数字)は地図の青い番号に合わせてあります。緑の数字はスタート地点からの距離(km)です。
天気は初夏のようです。そりゃあスキー場に雪もなくなりますわね。
さて銀閣寺から八神社、朝鮮学校の入り口を過ぎてしばらくで石垣の切れ目から林道を離れ北側の尾根に取り付きます。

(1)右へ幾つか分岐もありますが小さな尾根なので、径が交錯していても基本的に尾根筋を辿っていけばOKです。




(2)中尾城跡に着きます。




(3)途中二箇所ほど右へ分岐がありますが火床に向かう一般ルートに合流すると思われます。




(4)中尾城跡から更に尾根を上がってゆくと右が尾根筋、左が谷筋へ向かう分岐があります。
右を選ぶとそのまま火床から大文字山頂の間に出ますが、今日は中尾の滝に行くので、左へ向かいます。




(5)しばらくで谷に降り立ち小さな流れを渡って北方向に向かいます。




(6)ものの数分で滝の水音が聞こえて来るので、そちらに降りる道を行くと、数十mで中尾の滝に着きます。高さは2m弱程度の小さな形の整った良い滝です。堪能したら元の道に登り返します。




(7)道は白川砂の流れに絡みながらですのでややあやふやになるところもありますが、基本的に大文字山頂方向に向かって行けば間違いありません。




(8)砂が作り上げた面白い造形の地形で分岐があります。右の谷にしっかりした踏み跡が見えますのでそちらに向かいます。




(9)しばらくで明るい潅木の開けた感じの場所となったら幻の滝が見えて来ます。
付近は庭園風で美しい場所です。




(10)10分ほど登ると尾根に乗り、左から登ってくる道と合流します。出合坂と書いてある小さな看板があります。




(11)そこからは小さいながら谷の源頭らしい雰囲気となり、明るい林となって稜線に向かって登ります。




(12)あっけなく大文字山頂に着きます。東側からアプローチした形となります。



帰りは火床まで降り、千人塚方面がたいそう賑やかな大人数の声が聞こえましたのでそちらは避け、大の字の右(南)のハライの階段(13)から霊鑑寺へ降りて(14)、銀閣寺駐車場に戻りました。
地形の変化に富み、木も美しく鳥も多い静かで大変良いルートです。

08:45 銀閣寺観光駐車場
09:25 中尾城跡
09:32 谷筋と尾根筋の分岐
09:40 中尾の滝
09:55 谷間の分岐
10:00 幻の滝(15分休憩)
10:25 出合坂
10:40 大文字山頂(5分休憩)
11:05 火床(25分休憩)
11:50 舗装路出合(5分休憩)
12:12 銀閣寺観光駐車場
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スキージャム勝山モーグル特訓

2016年03月19日 21時49分10秒 | スキーテクニック編
今シーズンは寸前まで体力作りも怠らず、昨年のような直前の怪我もなかったのですが、気負い過ぎたせいもあり正月3日間不完全燃焼。その後、びわ湖バレイで2日間(合計しても1時間半くらい)しか滑れずというトンデモナイシーズンでした。
雪がなく3月のモーグルキャンプさえ日程が組めない中、白馬さのさかFreestyle ski schoolの祓川貴広コーチに無理を言ってスキージャム勝山まで遠征頂き、プライベートマンツーマンで3日間付きっきりという贅沢プランなレッスンを受けて来ました。
まずは祓川先生の基礎板とモーグル板での滑りで、目の保養をしてください。


初日(写真1)やはり右ターンが酷い。左ターンだけでコントロールしながら降りてくるという原因はたくさんありまして、得意な左ターンに依存しすぎ次の開始動作が遅れる→内倒→右ターンでコブの腹を削れず、溝に直撃→上体潰されると同時にコブの表側にストックを突いてブレーキ→左手を巻きこんでしまう→左ターンで戻すという最悪パターン。
これを抜け出すため、とにかく右手の左前方へのパンチアウトと、板と重心を離さないという方法で矯正にかかります。

2日目(写真2)あえて基礎板で練習。SALOMON X-RACEという板で、今回ワタシが持って来たID-one SR-M+Marker Squireに比べると倍近重さがあります。
うわー久々の基礎板だ無理~、と思いつつモーグルコースへ。
ここで“上体が被ってもいいから前へ小さく”という指示が入ります。
おや?滑りやすい。重い板はどんどん下へ落ち、エッジングすれば素直に切れ上って来るじゃありませんか!
スピードは遅いのですが非常にコントローラブルです。ようやく右ターン(左足谷足)でコブの腹も削れだして来ました。
これはもちろん基礎板を履けばコブを滑るのが簡単になるとか、そういうことではなくて、祓川先生の言うとおりに思い切った吸収動作と前傾のお陰です。
基礎板楽しい!
でも目指すはモーグルの滑りなので午後からはSR-Mに履き替えてGO!
うーん、この手の板はやはり自分からアクションを起こさないと曲がらないですね。
とにかくロウポジション、右手のパンチアウトを意識して繰り返し練習してようやく何となくモーグル板でもコブ裏を削る感触が出てきました。

3日目(写真3)重心から最も遠い頭部を前へ出すために「眼球を前へ」という聞いたこともない指示が下ります。
まず整地で。これをやると低い姿勢になってもスキー板の切り替えに無理がない。要するに重心が前に出ているからだと思います。かっこよくはないですが、これは楽。
ということでモーグルバーンへ。
眼球で身体を引っ張ります。生憎の雨の中ついに来ました~~~~~!左右完全にコブの腹削り+板を切り替えながらの下へのプレス!(いやほんの僅かですケド)


まだまだ左手の巻きやストックを突く位置など課題は山積みですが従来に比して重心の傾きも斜度に近くなって来ており、一筋の光明が見えてきました。
該当動作が出来なければ別の方法で。それでもダメならこっちでと引き出しを一杯持っておられる祓川先生のコーチングに救われた思いです。
今シーズンはもしかしたらこれで終わりかも知れませんが、今まで未到達だったパートに少しだけ足を踏み入れることが出来たように思います。
不完全燃焼感は吹き飛び満足度200%のキャンプとなりました。
祓川先生もフレンドリーなスキージャム勝山ローカルモーグルスキーヤーの皆さまも本当に有難うございました。
出来ればもう今シーズン一回、二回滑りたいなぁ。

うーむでも、5月19日・20日と第59回日本糖尿病学会年次学術集会でのオーラル発表も当院からは2演題あるし、、、いやー、なんとかしたいですねえ。
ただGWあたり、白馬に雪がないような気がしますが杞憂でありますように!
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ライゾデグはこう使え!

2016年03月08日 23時17分36秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
なんていう上から目線なタイトル。。。
まだ10数例しか使っていないのですが、それでも使いどころがある程度分かってきたので少しでも臨床家の皆さまのお役に立てばという気持ちで書いてみます。
この特殊な混合型インスリンが出ると聞いた時は正直、どう使えばいいだろうかと頭を悩ませました。
当初は以前のエントリーのような使い方くらいかもと思っており、そんなに対象になる方は多くないだろうと思っていましたがそうでもない。単刀直入に書きます。

1:BOTで抑えきれない大きな血糖スパイクがあるケース(Novoさん曰くところのBig Mealとは限らない。摂取E量は少なくともCの割合が多く早く食べないといけない朝食後が一日中で一番高いスパイクが認められることも多い)
2:中間/超速効の混合型の2回打ちで、コントロールが悪い、低血糖が頻発するケース
3:高齢化や介護関係でインスリンを今までのように1日3~4回打てなくなってきたケース
4:1型でも昼食時に事情があって打てない場合に一日二回(前向きな使用法ではないですが)

まだ他にもいろいろあるでしょう。
そこで絶対にライゾデグを使うにあたりやっていただきたいことがあります。
そんなの測るの当然だよと思われる先生方も多いと思いますが、意外にPPG(postprandial glucose=食後血糖)が測定出来ていないケースが多いので、HbA1cやGAが予想されるより高いと感じた場合は再度SMBGの見直しをしてみてください。
実例を挙げますとFPG(fasting plasma glucose=空腹時血糖)は100mg/dL前後と文句なし。低血糖もない。
でもHbA1cは7.5%であるとかそういう場合ですね。
頑張って休日などを利用して各食前・各食後を測定してもらったところ、各食後とも250~300mg/dLまで上がっている。
この方はデグルデクとDPP-4阻害薬+メトホルミンの組み合わせでPPGの抑制も出来ていたと思っていたのがそうではなかったのですね。
若い方であったのでデグルデク一回打ちでは血糖コントロールが十分でなく、将来合併症のリスクが高まること、インスリン分泌能が低いので内服薬ではPPGの抑制が困難なことを説明し、納得されたのでライゾデグ朝夕2回打ちとしたところ、綺麗にPPGは下がりました。

最近は高齢の方でも持効型インスリン+GLP-1製剤(一日一回であれ週一回であれ)を併用せざるを得ないケースが多くなっていることは真面目に臨床に取り組んでおられる先生方はよく知っておられると思います。
そういう時、FPGは低いのにやたら夕食後PPGが高いパターン。またはその逆の朝食後血糖だけやたら高いというパターンもあります。
そういう時にライゾデグを用いると非常に改善することが多いです。

どうしても頻回のSMBGは嫌だと仰るかたは多いと思います。そこを測定するように納得していただくのが専門医の仕事ではあるのですが、無理なこともあります。
そういう場合はせめて受診日当日はFPGを測定して来ていただき、食事をして1時間半を目安に来院してもらいます。
受付にもそう伝える。○○さんは今日は食後時間指定できてもらっているので採血だけは順番前に回すように。
さすがに当日の朝食は皆さん覚えておられますので、摂取内容を詳細に聞き取ってE量、C量を計算する。これとPPGの値を組み合わせるとカーボカウントですら予測できます。
小生の診療所は京都市ですので診察時間は午前診と夜診に分かれています。近畿エリアはこのパターンの診察時間が多いので、夕食後に来ていただきPPGを測定することができます。
これ、メリットですね。
いずれにせよ、PPG測らないとライゾデグは使えないしどこで使うかも分からないでしょう。
こういうことをやっていると、自然とどこに超速効型を落とし込めばいいかが分かります。

さて一個だけライゾデグを使うべきではないケースを。
はいもうお分かりですね、タイムワーカーの方やどうしても一定の時間にインスリンが打てない方です。
こういうケースはデグルデクのような非常にのんびりとした持効型から超速効型が混じったライゾデグに変えるべきではありません。
デグルデクは食後であろうと寝る前であろうと、どの時間でも一日一回打てれば良いというケースの方に用いることも多いので、そこをライゾデグに変更すると食前に打たなければならないという縛りからデグルデク本来の良さが消えてしまいます。
それだけは避けたほうが良いでしょう。

あともう一つ。
ライゾデグ(デグルデクもですが)を開始する時は結果を急いではいけない。このベースになるインスリンの血中濃度上昇は非常に遅いので、患者さんには「3日間ほど空腹時血糖が上がってしまいますがあまり気にしないでください」とあらかじめお話しされると良いでしょう。
小生はインスリンに限らず、新しい薬剤を用いる際には低用量とし、併用薬も減らす安全第一主義なので「来月のHbA1cはちょっと上がってしまうかもしれませんけど調整して必ず良くなるので慌てないでください」と最初から言っておきます。
ご参考までにm(_ _)m
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