silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

SGLT2阻害薬とサルコペニア(スーグラ:イプラグリフロジンを中心に)

2014年06月24日 01時00分14秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
サルコペニアは単純に言えば“身体的な障害や生活の質の低下,および死などの有害な転帰のリスクを伴うものであり、進行性および全身性の骨格筋量および骨格筋力の低下を特徴とする症候群”です。
簡単にサルコペニアと言いますが、まだこれと言った診断基準があるわけではないものの日本老年医学会が提唱しているものはあります。

重症度分類は
1:プレサルコペニア:骨格筋量低下のみで筋力低下や身体機能低下がないもの
2:サルコペニア:骨格筋量低下があり筋力低下または身体機能低下があるもの
3:重症サルコペニア:骨格筋量低下、筋力低下、身体機能低下があるもの

じゃあ何で調べてどこいらをカットオフにするかと言う事ですが私はSMI(Skeletal Muscle Mass Index:骨格筋指数)を勧めたい。
方法はDXAでもいいし相関度の高いBIAでも良い。でもDXAって面倒ですやん。
なのでBIA法に依るSMIは、DXAによる測定を元にした骨格筋量を用いることになります。BIAを用いたサルコペニアのSMI基準値は山田実*1らのデータ調査(16~100歳、約8万人)では女性で4.88kg/m2,男性で6.61 kg/m2以下となっています。
一応、この基準を下回ればサルコペニアと言っても良いんではないでしょうか。

だって歩行速度や握力、下腿周囲長(指輪っかテストとか)ではいくら相関関係があると言っても評価法としては弱くないですか?
やはりある程度妥当性のある定量化されたテストがイイと思います。

でですね。今のところスーグラ使ってて上記で定義した“サルコペニア”になりつつあるようなパターンは現状ない。
言われるほどサルコペニアはないんじゃないの?適正使用を守っていれば。
まだ3ヶ月データですが。今後半年とかでどうなるかが心配でもあり興味深いところでもあります。
適切な食事療法と運動療法をより以上にやって頂きたいなと思います。

まあ、写真のようにボルダリングしてりゃサルコペニアは防げるでしょう。怪我はするかも知れないですが(笑)
しかしまぁ、うむ。女子は強い!
この前の日曜日、ADSUMMUM(アドスムム)にて。

*1:京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻,サルコペニアと介護予防:Nestlé Nutrition Council, Japan September, 2012
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする