silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

思い出の土曜日号とCCB(カルシウムチャネル拮抗剤)

2010年12月19日 23時53分11秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
この黄色いMTBが先日、元D大学教授が乗っておられてサイクリストとして現役を退かれるため譲って頂いたものをレストアしたものです。昨日進水式(hiro師匠と出町まで走るという光栄なもの)し、本日はmia嬢を含む5人で近所の山に遊びに行きました。
フレームは1992年~1995年くらいのものです。
スレッドステム・リッチーフロントホーク(フォーク)をベースに現代のパーツで揃えてみました。
コンポーネント:SHIMANO社製XT(3×10speed)
サドル:セライタリアのトロイ・リー
シートポスト:トムソンエリート
タイヤ:ラーセンTT(1.95)と定番で。タイヤは本当はKENDA:KOZMIK LITE 2の26×1.75が良かったのですけど現在欠品。
問題のカンチブレーキはTESTACH(てっちゃん)にしました。あとは三ヶ島製作所製ペタル(ペダル)とトゥクリップ。
※敢えてパーツを懐かしい書き方をしましたが、三ヶ島製作所のホームページには『自転車ペタル』と明記してあります。いいですね♪
とは言え、私は遅れてきた自転車乗りなので懐古的というよりも、業界的な言葉の響きが面白くて書いているだけなのですけどね。
走り味は実に軽快です。押し上げも軽量故楽です。
しかしながらやはりそこはカンチブレーキ。油圧ディスクやVブレーキに馴れた身には急な下りが恐ろしい。
ふだん乗っているXTR油圧ディスクの1/10も効かないんじゃないかと思えます。
実際下りで、前を走る油圧ディスクXTのmia嬢にハウス、、、と言うより追突して転倒させてしまいました。ごめんなさい!実際停まれると思ったのですが。
でもやはりこの自転車にはカンチでしょう。いずれ長いブレーキレバーにでも交換してこのまま乗ります。


ところで山頂でのひとこま。EMPATHY さん・MEGAさん・UKPDSさん・わたし(嘘つきました。実はNKさん・UZさん・NJさんですが。6-4-1-5でもいいですw)で作った人文字。
左から佐・藤・友・和と読みます。すみません、マニアックすぎました。


本日の参加者は全員VIGORE。クロモリもアルミもいいですね。

話は変わりますが、今や高血圧薬のファーストチョイスはARBで結論が出たように思います。日本人を対象とした『Jikei Heart Study』以来注意深く見守ってきましたが世界的にも本邦的にも、ほぼ結論は出たように感じます。最近では『Kyoto Heart Study』とかですね。
私的にはバルサルタンに限らず、イルベサルタン、オルメサルタン、ロサルタン、テルミサルタン、カンデサルタンのどれでも血管内皮細胞保護の観点からみて問題なしと思います。
あとは降圧作用・心保護作用・腎保護作用・尿酸低下作用・糖尿病発症予防作用・心房細動発症予防作用などを吟味し目的別に選択すれば良いと思います。
ということでまずは原則的にARBから開始し、降圧不十分の時はどうするかというのが問題になります。
アリスキレン(直接レニン阻害剤)やARBと利尿剤合剤等は非常に良いチョイスと思いますがまだEBMが不十分な面もあり、多くの大規模試験で実績を持つカルシウムチャンネル拮抗剤(CCB)を上乗せするのが現状での標準的治療と思えます。
そうすると今度はどのタイプのCCBを選べばいいのか?
近年は降圧効果だけではなく、臓器保護効果の優れたものが選ばれる傾向があります(付加的利点)。CCBにはそれぞれ主にL型、L/N型、T型Caチャネルを遮断するタイプがあり、ここ数年で発表されたスタディを吟味致しますと、どうやらシルニジピンに代表されるN型、ベニジピンに代表されるT型が優れているようです。
もちろんL型代表のアムロジピンやニフェジピンが悪いというわけではなく、安定した降圧作用は非常に使いやすいことは確かです(証拠にARBとの合剤ではアムロジピンベースが多い。しかしこれは既にアムロジピンが多く使われているためという理由も大きいのではないでしょうか)。
ただ、どうしても強力に降圧しなければならない時を除けばそちらを使わなければならない理由が今はないのではないでしょうか。今後の検討が待たれるところです。
臓器保護の対象がどうしても自分の専門分野に目を向けがちなので、循環器や腎臓専門医のかたにも是非お話をうかがいディスカッションさせて頂きたいものです。
コメント (2)
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