silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

スタチンが抗炎症薬?

2010年10月29日 00時53分40秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
コレステロールを下げる目的のスタチン系薬剤を、心血管イベントリスクの高い患者さんに投与してオッズ比を下げることが出来るというスタディーが最近目立ちます(JUPITER試験など)。
そうか、そうなのか?
可能性は勿論あるしもっと大規模スタディーを見てみたい。
でも総コレステロール135mg/dLって。。。LDLで言うと多分60とか70とかになるような。
そこから投与するともの凄い低い数値になりそうです。
あほ日本脂質栄養学会の、なんちゃってコホート調査みたいにコレステロールが高い方が死亡率が低いという吟味にも当たらない報告なんかどうでもいいけど(日本学術会議*に入ってない)、そこまで下げて大丈夫かな?という気がします。
しかしながら動脈硬化が炎症によって引き起こされているというのも確かなようで、そうなのかなあと思いますがもちろん結論が出るまでは今まで通りの使い方をします。

要旨:日本では、血中のLDL値が140mg/dl以上で高脂血症と診断される。浜崎教授らは、東海大学が老人基本健診受診者(男性8340人、 女性13591 人)を平均7.1年間追跡した調査などを分析。男性ではLDL値が79以下の人より、100~159の人の方が死亡率が低く、女性ではどのレベルでもほと んど差がないとの結果を得た。
   ↑
LDL79には肝疾患や栄養障害状態の人も入り、100~159は正常値の139までを20しかオーバーしていない。140~159の値の人と比べるべき。
だいたいバックグラウンドを揃えていないコホートは奇妙な結果の出る温床だ。

*日本学術会議
これに所属していないのはトンデモ学会の可能性がある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする