silly ski squadronスキー雑記

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インスリングラルギンとインスリンデテミルによるBOT(basal support oral therapy)療法のジレンマ

2010年10月13日 22時49分09秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
2型糖尿病に於いてあらゆる種類の経口血糖降下剤でも血糖コントロールが困難な時に、最近はBasal insulin一回打ちがトレンドになっていますが、実は以前からその有効性は分かっていて実際に使用していました。
はじめに発売されたインスリングラルギン(ランタス)の使い勝手が悪くて、インスリン大手のNOVO社のインスリンデテミル(レベミル)が出た途端に多くを切り替えたのですが(1型の強化療法も含む)どうも後者に換えてからコントロールが悪い。
謳い文句では両者とも同様の作用時間な筈なのに作用時間が短いようだ。
で、グラルギンのキットが使いやすくなったので再度こちらに変更して、現在結果待ちです(1~2ヶ月しないと分からないですから)。
色々な報告によるとデテミルの作用時間は17時間程度のようでやはり短い。グラルギンは24時間近く大丈夫のようです。
しかしながらそれはそれで使いようがある。作用時間が短いからこそ朝に注射して夜間の低血糖を防ぎやすいとかそういうメリットです。
ペーパー(論文)や治療ガイドラインに縛られずに匙加減をする(オーダーメイド)ことが大切なのは言うまでもないことです。要するに個別のケースに対応したBasal insulinのチョイスが大切です。
それで多くの時間が割かれて待ち時間が多くなるのはご理解いただきたいものであります。
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