silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

性ステロイド作用系と肥満・糖尿病

2010年12月14日 23時17分57秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
今日読んだ雑誌に興味深い記事があったので抜粋(相当すっとばしてます)。

まずは理解のために
男性ホルモン系:アンドロゲン(性ステロイド)→アンドロゲン受容体(AR)
女性ホルモン系:エストロゲン(性ステロイド)→エストロゲン受容体(ER)

◎男性系
アンドロゲンの中ではテストステロンの作用が最も強いためテストステロン(以下T)で。
性ステロイドの低下→肥満・糖尿病の発症リスクや死亡率の増加につながる。
以前はTがHDLを低下させるため動脈硬化促進のイメージであったが、近年は血中Tが高いほど動脈硬化・肥満・糖尿病の発症進展に抑制的と言われている*1*2
男性において血中T値は脂肪蓄積と逆相関。体脂肪率の増加及び安静時エネルギー消費の低下。
♂ARノックアウトマウスで白色脂肪の増加、肥満。

◎女性系
女性は閉経後、男性並みに冠動脈疾患が急増。約10年遅い。
以前はHRT(ホルモン補充療法)をしている女性は心臓イベントの発生が30~50%低いとされていた。
しかし意外なことに、近年のHERSやWHI*3などの試験において、HRT群女性の方が早期に冠動脈疾患のリスクが上昇した。
閉経後に女性は糖尿病リスクが上昇。
エストロゲン欠乏で→肝臓における遊離脂肪酸のβ参加の障害が食後高TG血症や脂肪肝を引き起こす可能性が高い。
いっぽう生理的活性を逸脱した高エストロゲン血症(妊娠後期など)ではインスリン感受性を低下させる。

低下すると両ホルモンとも脂肪蓄積(肥満)&インスリン抵抗性増大。
但し両ホルモンとも高濃度でインスリン抵抗性の方向。

Diabetes Journal Vol.38,No.4,2010より抜粋、まとめ。
*1:Liu RY et al
*2:Ding EL Song Y et al
*3:The WHI Estrogen/progestin and HERS II Trials in Perspective
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ん~ん~。
とすると中年期以降にどちらであれ性ホルモンが低下すると肥満および糖尿病リスクが上昇ってことですね。
加齢によって心血管イベントリスクや糖尿病リスクが上がるのは当然なので、その一環を性ホルモンが担っていると思えば不思議なことではない。
で、ですが。。。

逆に言えば肥満の場合は性ホルモン作用が低下する、で良いのか?どうなのか。
と今日は尻切れ蜻蛉なエントリーでした。
あれ?自転車の話がない。
あ、Amazonで↓注文しました。インナーパンツ+これ+Rari-Furi又はSou-Souのハーフパンツで冬を乗り切ろう!
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LDLコレステロールを厳格に下げると心血管イベントは減少する、そして新しい自転車予告編

2010年12月12日 23時50分18秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
あれこれ言われる悪玉コレステロール値ですが、莫大な数のランダム化比較試験のメタ解析で、これを抑制すれば心筋梗塞や心疾患などを減らすことが確認されました。
各スタディーあわせて15万人以上を追跡したものですから信頼性は高い。
具体的にはLDLコレステロールを1.0mmol/L(38.7mg/dL)減らせば20%以上イベントの発症が減り、2.0~3.0mmol/L(75~100mg/dL!!程度)減らせば40~50%は減るのではないかとの結論です。
出典はLancetの11月号
ちょっとスタチンの種類は分かりませんが、私の考えではあまり種類は関係ないように思います。LDLを下げることが重要なのではないでしょうか。
またスタチンは、ほぼ善玉のHDLコレステロールを上げます。
現在のLDLコレステロールによる評価がなくなって総コレステロールとHDLコレステロールでの評価に変わっても恐らく結果には変わりはないでしょう。

毛利元就もスタチンに関して熟考しています。

さて今日は寒かったですねー。ちょっと雪っぽいのも混じったミゾレでございました。下り寒かったです。テキトーな手袋だったもので。
ロードバイク出して御所周辺から大原、江文を越えて静原へ。写真はぜんぜん雪積もってない比良山系。シーズンパスは今年も割高になるのか?頑張ってくださいよ、びわ湖バレイさん、既にプレオープンは失敗したんだから。
その後VIGORE寄ってマル秘『思い出の土曜日号』の最終パーツを決めます。
これはなかなか面白い自転車に仕上がりそうですよ。時代はカンチブレーキ?
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結論は降圧なのか?(ACS:急性冠症候群)

2010年12月09日 23時55分43秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
面白そうな講演会があったので行ってきました。
循環器の先生の話を聞くのはいつも楽しい。特にそれが頭の良い人であると次々とオーディエンスの私の頭の中も活性化され、自分の本来の分野とリンクが張られて一層興味が増します。
ほんらい今日は午後から休みなのですが残務たっぷりで15時前にようやくクリア。自転車か車で向日町競輪場に行こうと思っていたのにその元気もなくなってしまいました(行っても本場開催ではないのと時間的に最終レースしか見れないのもあります)。
とはいえ中途半端に講演時間までごろごろしているのも何なので、近所のコンビニに踏切自転車で行った後、少し午睡して固定ローラー台40分。
写真は御池通にて。冬ですね。ちょっとした街乗りでも何故か楽しい固定ギヤ。
急いで入浴して出租汽車に飛び乗ったのですが少々遅刻してしまいました。う~ん、間に合うと思ったんですけど。
前半の心筋梗塞のデータの話に続き、メインディッシュの北海道大学・循環病態内科学の筒井裕之教授
『心血管イベント抑制を目指した血圧・脂質管理のフロントライン』
お待ちかね質疑応答タイムがやって参りました。各界のオピニオンリーダーに直接訊ねられるのもこういう会の良いところです。主催の方ご苦労様です。
私の訊きたい内容は特別講演が進む内に次々と変わってきました。そう多くの時間がフロアからの質問に割かれるわけではないので、訊きたいことを手短に頭の中でまとめます。
急性心筋梗塞(Acute Myocardial Infarction)を始めとした急性冠症候群のリスクファクターとして高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満・喫煙などを挙げておられましたが中でも特に血圧コントロールを強調されていました。
代謝屋は、そこ(循環器科)に紹介する事態になれば負け(ってことはないですがリスクを取り除くことが出来なかったという意味です)なので何が一番重要なのかを違う立場から聞きたい。
そういう意味では腎臓もです。というかこの三つは密接に絡み合っています。神経内科もそうですが、そちらは取り扱うものがStroke以外も多いので(とはいえ全身を以て人間なので区別しすぎると本質を見失います)。
そうか降圧か。
最近は糖尿病で高血圧の場合、腎臓保護の観点からARB系をファーストチョイスとすることが多く、それで降圧が達成出来ないときにCa拮抗剤を加えるという順番なので、心臓保護の観点からはどうなんだろう?と言うのが本日の質問内容です。
『降圧が一番大切なのであれば、同程度に降圧出来ればARBでもCa拮抗剤でもどちらを用いても目標に達すれば良いのでしょうか?』
実際は他の要素も考慮するが降圧の達成を考えるとCa拮抗剤を用いるのが妥当じゃないかと思います、という感じでした。
もうひとつストロングスタチンの使い分けなどもお尋ねしたのですが現在行われている大規模スタディはいろんな結果がでていて、これ!とまだはっきり言えないとのお返事でした。
まあそうなんでしょう。だからこそ多種多様のスタディが行われていてスタンダードを探すのに必死になっているのでしょうから。
昨日の続きですがアトルバスタチンがインスリン抵抗性を上げたり、ロスバスタチンがアディポネクチンを下げてしまうというような発表があると(エンドポイントの解析がないとしても)フト、スタチンの前に呆然と立ちつくしてしまうのです。
いちばん確からしいエビデンスとガイドラインを頼り、個々に合わせてアレンジするしかない。と今日の結論でした。
オピニオンリーダーは神ではない。
それは分かってはいるのですがはっきりした答えを求めているのは宗教的態度にも似ていると思いました(ザビー様?)。
正解は自分で探しましょう。ただしひとりよがりにならないように。

その後の懇親会で久しぶりにお会いした方と『やっぱ糖尿病増えたのは脂質過剰摂取と運動不足だよね~♪同じ摂取カロリーで脂質・蛋白増やしたら一時の血糖は下がるかも知れんけど動脈硬化進むね!確実に。それに食後血糖だけが悪さしてるんじゃなくてヤパ、インスリン抵抗性でねえの~。蛋白増やしたら腎臓悪く(CKD)なるし~わはは』とおっちゃん同士、満腹中枢ノックアウトマウスのように高脂肪食のブッフェを食べながら歓談したのでありました。
まああとでスタチンのめばいいか(違)。


町は降誕祭を待っています。

おまけ)ちょっと面白いバルサルタンの話
森下竜一先生、この時少々肥満です。いまは改善中です。
それにしても何故スパイシーの森下先生、サモハンキンポーと繋がっているのよ。
誰かわざとやっただろ!(笑)
実は繋がっている水島裕さんというのが同姓同名で、サモハンキンポーの声優、水島裕さんと同姓同名なんですね。
いい加減なものです。


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悩ましきスタチン

2010年12月09日 00時35分36秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
第83回米国心臓協会・学術集会(AHA2010、11月13~17日、開催地:シカゴ)での発表。
この韓国人学者はスタチンによる効果を『Diabetes Care』に発表していてそのまとめ。文章だけでは分かりにくいので自分で以下のテーブルにまとめてみました。

※但し高コレステロール血症患者において

うーん。ちょっと面倒なので原著に当たっていませんが、これだけ見たらストロングスタチンが良くないような印象を受けます。しかも『?』の部分は検討していない。
誘導的な結論を導いていないようなのでそれは良いのですが、これはまあ飽くまでアディポネクチンやインスリン抵抗性はどうだったかと言うだけでエンドポイント(心血管イベント、死亡など)への効果までは言及していません。
ま、こんなdataがあるので発表してみました。ってところでしょう。
だって実際(いろいろ批判はあるにせよロスバスタチンを使ったRCTでは心血管イベントを40%近くも抑制しているのですし。
だから新聞などで『○○学会で太ってる人の方が長生きだー。。。って言ってます』とかいかにもウケ狙いの記事が載ってたら要注意。
“自分たち主催の学会で発表するならサルでも出来る”
ちゃんとレフリーのいる学会で発表しなくちゃいかんよ。その上、査読(ピアレビュー)のある雑誌に掲載されたらまあ大丈夫。
だって学会って言っても、それがどんなまともな学会かDQNな学会か分からないでしょう?普通は。マスコミは『ありとあらゆる分野について素人』ですから基本信用できません。
センセーショナルで読者にウケが良ければなんでもいいんですから。
ってことでここでもデータを読むスキルが必要になりますね。

今日の固定ローラーは47分と中途半端。追い込んだあと心拍数が129bpm以下になるまでのんびりペタリングしているので中途半端な時間になっちゃうです。
午前4時間仕事。午後1時間紹介状書きやデータ入力。おひるごはん。休憩。夕方3時間仕事。晩ご飯。ローラー台(前半文献読みながら後半もがき)。お風呂。Basara3毛利元就オクラ育て。睡眠。
庶民の日々の生活なんてこんなもんだ。
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ありがたいガイドライン(GL)

2010年12月07日 23時52分44秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
虚血性心疾患(狭心症など)や虚血性脳血管障害がハイリスクな場合、血栓予防のために抗凝固療法・抗血小板療法を用います。
ワーファリンとかアスピリンとか耳にされたことはある筈。要するに血液の粘度を下げて血管を詰まりにくくする療法です。
とすると當然、効きが良すぎると、もし出血したら危険なのじゃないか?という疑問を持ちます。
糖尿病メインでやっておりますと(糖尿病に狭心症や脳梗塞予備軍=動脈硬化症はつきもの)歯科の先生方から『抜歯をするので抗血小板剤に関してどうしましょう?』というお手紙が来ます。また眼科の先生方からも『白内障の手術をするのですが抗血小板を止めて良いですか?』というお問い合せも多いです。
以前から循環器学会で出されていた『循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン』では抜歯時にもワーファリンやアスピリン、クロピドグレル(プラビックス)は止めなくても大丈夫と言われていました。
しかしながらお互い病院でもないし、まんいち大出血が起こったら処置に困るというのでやや慎重になっていました。
姑息的にやや減量するとか休薬期間を短めにするという対処をしていましたが、このたび『抗血栓療法を受けている患者に対する抜歯は、抗血栓薬継続下に行うことが望ましい』というガイドラインを第13回日本栓子検出と治療学会(11月19~20日、開催地:福岡市)のシンポジウム「周術期の抗血栓薬管理」で、慶応大医学部歯科・口腔外科学の矢郷香氏より報告されました。
歯科領域からは『科学的根拠に基づく抗血栓療法患者の抜歯に関するガイドライン2010年版』が発表・刊行。
このガイドラインで(もちろんケースバイケースですが)抗血栓療法中の方はそのまま休薬することなく抜歯をしてもリスクはほぼないと言うことで医師・歯科医師両方とも安心したのではないでしょうか。
こういうガイドラインは大変助かりますね。ガイドラインが出来たから、さあもう大丈夫というのではなくてエビデンス上リスクが少ないことが確認されたということが大切なのです。
歯科の先生方にしても抗凝固剤とめて抜歯したら、さあ心筋梗塞になっちゃった。では困りますもの。
残念なのは、Web上で全文を読めないこと(本で刊行されてしまったので)。
これは是非考えて欲しい。
たとえば糖尿病治療ガイドラインや心筋梗塞二次予防ガイドラインなどはPDFでWebに公開されています。
誰でもWebから閲覧できるようにすべきだと、ここだけは苦言を呈しておきます。
(もし見れるサイトがあったらご教授下さい)

さて今日は何となく天気もどんよりしていたので、午後から出かけず夕方に町に出て高島屋さんの『鼎泰豊』で久しぶりに小籠包。
mia嬢はどうやら感冒性腸炎(ノロ?)疑いで調子が悪く現在体調悪そうです。胃腸イマイチなのに小籠包や飲茶セット食べたからだろうか。早く良くなりますように。
私は帰宅してから、運動してなかったのでローラー台を50分。ちょっと追い込みすぎました(-.-;)
また心拍数MAX163bpm。いい加減にしような>自分。
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びわこ南湖サイクリング(&食事チェック)

2010年12月05日 21時43分18秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
本日の日曜日は好天でございました。
mia嬢が実家帰りしているので、一人でふらふらポタリングしようかと考えながらも、いちおういつもの皆さまに『空いてればご一緒しません?』メールしたらNiiya氏から同行OKのお返事。
二人ならスリックタイヤで琵琶湖方面行きましょう!と言うことでクロモリスリックタイヤMTBとクロモリロードを選択。
浜大津港駐車場から南湖を反時計回りにスタート。
前も間違ったんですけど帰帆島の湖岸沿いの道はどうやって入るのだろう?と思って先ほど地図を見ますと、近江大橋を渡ったらイオンモール草津とスポーツ館の間の道を入るのでしたか。
写真は近江大橋を走るNiiya氏。
時々自転車を取っ替えたりしながら快適に走っていて、そろそろハンガーノック気味ですねえと話していると烏丸半島付け根にローソン発見。
前回気づかなかったですが道の駅(道の駅草津)もあります!
そちらに寄りましたが、相応しいファストフードがなかったのでローソンまで引き返して一服。
道の駅草津では久しぶりに大量のモーターバイクを見ました。そういやホーネットにだいぶ乗っていないので、冬前にちょい乗りしときたいものです。


少し行った湖岸の風景の良い場所で休憩・昼食。今日の休憩は道の駅よりも湖が見える静かな場所が宜しいのです。
琵琶湖+比良連峰はいつも綺麗です。
琵琶湖大橋を渡って、サイクルラインを見失って適当にR161に戻ります。
うわあバック逆風じゃないですか!
でもロードの方がどう考えても有利なので、前で私が引っ張ることにします。
けっこう頑張って先行したのですが、番手ぴったりなNiiya氏は余裕。風に耐えてフカシ続けていましたが、たまりかねて下阪本あたりの湖岸緑地で休憩。
ううむやはり誰か機関車を連れてこないと追い込み二人じゃ苦しいですねえホントなどと話しつつ、びわ湖競輪場横を通過。来年に廃止の競輪場は、今日は競輪祭決勝の場外発売で盛り上がっていますが何だか寂しそう。。。向日町も再来年までか。


しばらくで浜大津到着。
短距離ながらバテました。あとで心拍数計見たらMAX163bpmて、、、完全に湖西に入ってからです。
まあ前半に私もNiiya氏に引っ張って貰いましたし。
ハスりそうな車間で走るのはNiiya氏やNiiji氏のような、よく一緒に行く人限定ですが、苦しくなると抜いていった知らない人の番手にこっそり嵌りたくなります(笑)。
楽をしたいのかオフトレなのか良く分かりません。

前回エントリーで食事の話をしたので、一度食べたものをチェックしてみましょうか。今日はコンビニ中心なので計算が楽です。
■朝ご飯
クイニーアマンふう菓子パン:約400kcal(推定)
ブラックコーヒー:0kcal
■烏丸半島ちょっと先の公園で昼食(ローソンメニュー)
からあげクンマヨネーズ風味:4個で243kcalなので3個食べて182kcal
熟成生たらこおにぎり:166kcal
微糖缶コーヒー:多くて30kcal
■道中
アミノバイタルボディリフレッシュ400ml程度:60kcal+お茶
■帰宅して
残った胡麻さけおにぎり:188kcal
牛乳約150ml:100kcal
加えて気休めにフルスルチアミン50mg、トコフェロールニコチン酸エステル200mg、アスコルビン酸200mg&パントテン酸カルシウム3mgを摂取。
■夕食
崎陽軒シウマイ弁当:732kcal

計1831kcalですか。PFCバランスは面倒なので計算なし。
私の年齢・体重などからみた基礎代謝量は、だいたい1,200kcalです。標準体重から求めた必要熱量は1,800kcal程度。
本日の摂取量はふだんの生活の望ましい食事熱量にほぼ釣り合う量ですが、心拍数計から求めた自転車に乗っている時間(2時間24分49秒)の消費カロリーは768kcalなのでマイナス出納な日です。
少し体重を落としたいので、このペースでやればいいのですけどなかなかですね。毎日夜に仕事後ローラー台に乗っているとは言え、30分~40分程度が多いので消費は200kcalくらいなものです。
運動療法の効果の代わりにメトホルミンを飲め?
いやいやそれでは別に減量できないし。しかも糖尿病ではないし。GLP-1なら考えてもいいけど(え?)。
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最も警戒するべきは、栄養満点の飯にあり

2010年12月03日 01時49分27秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
一部の人たちには有名なセリフです。まあ戦国Basara3ですけどね。モブ武将が手取川の戦いで前田家を攻めるときに言います。
写真は、どんなもの食べてるだろうと思って前田家の食事を見に行ったものです。豪華すぎるだろ!
あ、この時は鶴姫使ってますが私の好きなのは黒田勘兵衛・長宗我部元親アニキ・オクラ毛利元就ですからね。
関係ないけど『まつ』は可愛いです。NPCなのが残念。まあいいです。

表題はもちろん輜重(しちょう)、すなわち兵糧の大切さを説いているのでしょう。
当時の食糧事情ですが戦争時には『1人朝2合5勺、夕2合5勺、中食2合5勺、残り2合5勺は不時の食となすべし』となっているようです。残り2合5勺ってのは非常食のようです(このデータはネットから調べたので信頼性が低いので飽くまで参考までに)。
これに味噌0.2合(43.2g)、塩0.1合(21.6g!)を足す。
合戦時はふだんより質の良い米や味噌を使っていたらしいので、現代の精白米で栄養価計算すると一合18センチリットルですから、え~とはい、約150gらしいです。
一日150g×2.5×3=1,125gの白米の熱量は、4,005kcalになります(精白米100gあたり356kcalとして計算:食品成分表2010年*1、p14より)。これがたとえ玄米でも100gあたり350kcalなので大した違いはない。
精白米1,125gの栄養素は
炭水化物:867g
蛋白質:68g
脂質:10g
これに副食として味噌43.2gですから豆味噌として熱量は93.7kcal(*1のp236より)。
炭水化物:6.3g
蛋白質:7.4g
脂質:4.5g
こんなところですか。塩分高いつうても36gの味噌だけでは1.5gにしかならない。塩と足して25gくらい。

◎ゆえに合計
総カロリー:4015kcal
PFC(蛋白質302kcal・脂質131kcal・炭水化物3493kcal)=合計3,926kal。まあ小数点以下適当ですからいくぶん少なめになってますね。誰か正確に計算して~。
これに適当に野菜とか魚とか果物とか現地調達したんでしょうか。

合戦に出陣する年齢をだいたい20~30才程度とします。現代日本人男子と比べてみます。
参考は厚労省日本人の食事摂取基準2010年
PDFでめちゃくちゃ見づらいですよ。なんとかして欲しい。
現代人蛋白質の推奨は60g/day、%エネルギーは20~30%です。おお意外に戦国人74.gでクリアしている。%エネルギーはさすがに13%と少ないですが、これは合戦中なのでアスリートみたいなもんですから。
現代人脂質の推奨%エネルギーは20~30%、戦国人3%。わははは。
炭水化物はいわば調整成分なので、まず必要蛋白質と脂質を設定して、必要総カロリーから二者(PF)を引いた量で決まります。
現代人炭水化物の推奨%エネルギーは50~70%、戦国人は87%ですね。
では運動とかしない一般現代人じゃなくてアスリートの推奨%エネルギーと比べてみましょう。。。。。まとまったデータがない。
確かにアスリートと言っても競技によってPFCバランスは変わって当たり前ですから一概には言えないでしょう。
有酸素運動系なら炭水化物が多くなるでしょうし、クライマーなら脂質は徹底的に少なくなると思います。
それにしても戦国人は脂質が少ないですね。それはおそらく戦前までそうだったんじゃないかなと思います。もちろんさすがに3%ってことはないでしょうけど10%は越さなかったのでは?
高塩分は凄いですねえ。でも合戦・移動などがありますから15gでもそんな多くないと思いますけど20gオーバーはナカナカです。

以前の日本人動脈硬化は塩分過摂取によるもの、現代の日本人動脈硬化は高脂質などの過摂取による粥状硬化。
当たり前と言えば当たり前です。
これだけ炭水化物を摂取していても糖尿病の数が少なかったのは何故なのでしょう?食事の米国化?
でも長寿化している。これもあんまり食事の質が上がったと単純に考えるべきではありません。社会的インフラの充実、それに伴う清潔化、医療レベルの上昇(周産期死亡の低下なども含む)、小児期の事故の減少なども。
食事それだけで語るのは乱暴な気がします。ま、生活習慣全体でしょうね。運動しましょうよ運動!
出来ない人は、高脂質は男性は特に心血管イベントハイリスクなので、消化剤のつもりで高脂肪・高蛋白質(飽和脂肪酸を多く含む系の肉類)食後にワンポイントでスタチンをどうぞ。中性脂肪、尿酸系の方はフェノフィブラートをどうぞ(また言ってる!)。
少なくともanacetrapibを使ったDEFINE試験ではLDLコレステロール48mg/dL(うわあ)でHDLより低くても安全性が保障されたようですから(当ブログ2010年11月19日のウルトラジュピター!をご参照下さい)、中年以降男性で、動脈硬化因子が一つでもある人は下げて危険はない(上がると心血管イベントリスクが危険なのは証明済み・但しはっきりしているのは二次予防)。

※今回はビタミン、ミネラルなどは面倒なので省きました。

おまけ:いつのまにか54回糖尿病総会の演題締め切りが12月1日から6日にのびている!
あんだけ締め切りに間に合うように必死にアブストラクト書きをやったのに、キー!(ハンカチを噛みながら)。札幌で暴れてやる!嘘ですけど。


今日の自転車
UTB-0でポタってきました。一瞬山科方面で途中『ここは誰?私は何処?』状態になったのですが疎水沿い(ちょっと鮒くさい)の道は気持ちが良かったです。

途中写真を撮ってたら、散歩中のご高齢の男性が興味津々で話しかけられてきてしばらく雑談してました。
ホント踏切自転車(ピスト)に乗っていると声をかけられることが多いです。コミュニケーションツールです(笑)。
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糖尿病学会と向日町競輪廃止

2010年12月01日 01時26分04秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
来年の糖尿病学会へのAbstract(抄録)の登録が終わったので、ひとごこちついてます。
そもそも登録の期日が12月10日だと思っていて、それが12月1日正午だと気づいたのが5日間ほどまえ。
うわあ!間に合わないぞってことで大急ぎで仕事終わってからもデータのまとめ、選定用抄録の記述ななどでもうセミパニック状態(笑)。
手伝って有意差検定とかしてくれたひと有り難う。黙り込んでTV消してPCに向かってるワタシを見守ってくれていた家族有り難う。
扱ったデータは勿論DPP-4阻害剤。もうこの手の発表はいっぱい出ると思いますが我に秘策あり。
たぶん結構イイデータ出たので最低ポスターセッション、もしかしたらオーラル発表の場が与えられるかも(まあダメでも誌上発表はある)。
ポスターかオーラルの発表なら現地に行かないと。
第54回日本糖尿病学会総会
2011年5月19日~21日
はい来年の糖尿病総会は札幌です。久しぶりに遠方なのでしんどいわ~。主催は旭川医大です。
もし採用されたら誰か聞きに来て下さいよ。
あとは5月までにパワポ作るんだけど、暫くはいいや。2月頃からやろうっと。
久しぶりの学会に筆頭演者は結構大変ですね。
ま、壇上で発表するのは楽しいので出来ればオーラルセッションがいいなあ。

てことで一段落ついたのでそろそろ年末年始のスキーの予約とかも考えないと。
いつもどおり白馬で年越しでしょうけどね。
本日の運動は仕事後固定ローラー台。40分間でリフレッシュ。
運動はほんといい。

ところで京都向日町競輪場の廃止が決まりそうです。
来年3月で、びわこ競輪場が廃止。その一年後には向日町が廃止。
なんだかなあ。。。自転車ブームって言ってもトラック競技は人気ないですね。
日本の競輪はオリンピックでも『KEIRIN』として採用されている国技なのに。
そこいらロードばっかりで走っているおっちゃんたちもちょっと目先をかえて競輪を観てみればいいのに。
全然自転車ブームじゃないと思ってしまったりします。
もちろんギャンブルでもありますが、本当に競技として面白いのですよ。サイクリングロードを走ってるだけじゃ自転車の面白さの1/10も分からないよ、とブツブツ言ってる私でした。
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世間、主に米国におもねたプロパガンダ発表(国立がん研究センター)

2010年11月30日 01時45分37秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
記憶に新しいかも知れませんが国立がん研究センターが『日本人女性において一日ご飯3杯または4杯以上摂取した群で糖尿病の発症率リスクが上昇した』というような発表がありました。
ご興味のある方はどうぞ。
米飯摂取と糖尿病との関連について

いったいこれは何なんだろう?じゃあパスタは?パンは?うどんは?
お金と手間をかけた大規模のコホート調査をしてこれですか。明らかに他に有意差のあるデータが取れなかったので、ちょっと出してみましたという感が拭えません。まことに苦しい論文です。税金返せ。
てかガンの研究して下さい。
しかもこの頁の下の方を見て下さい。運動をしている人にはそういう傾向は見られない。。。何を言いたいのでしょう?
で、投稿した雑誌はAmerican Journal of Clinical Nutrition
何故糖尿病なら、米国糖尿病協会(ADA)の機関誌や、Diabetes Careに出さないのでしょう?
つうかまずは日本糖尿病学会で発表してみれば?(笑)
ま、ADAやジョスリン糖尿病センターでは炭水化物を40%におさえ、尚かつGI値(glycemic index)が低い方がいいという一大キャンペンを張っているのでどうしても米国の学会に受け入れて貰いやすいのでしょう。
米国万歳な凄いもみ手状態で日本人として恥ずかしいです。
もし載せるとしてNew England Journal of Medicine、The Lancetになら見直す。ん?でも最近Lancetは。。。いえ何でもないです。
そもそもADAやジョスリンのは『食べ過ぎアメリカ人糖尿病患者さんに、この程度の食事にしましょうね』というニュアンスであり、日本人がその通りにする必要性は全く認められない。

でまあこの恥ずかしい発表を見て、極端な低炭水化物主義者は鬼の首を取ったように喜んでいるのは微笑ましいかぎり。
データを読むリテラシーが欠如しているのを露呈してしてしまいましたとさ。
実際糖尿病においてはカロリー全体のコントロール、PFC(Protein・Fat・Carbon)の比率を適正に取らないと悪化するのは目に見えています。
しかも運動療法をする方に炭水化物は必須。
つまり極端な低炭水化物推奨者というのは運動療法は無視、または必要ないと言っているのと変わらないわけです。
もっと現実を見ましょう。あんまりウケ狙いな発表には気をつけた方がいいですよ。

さて自転車。
日曜日のUTB-0での急坂トライで、月曜朝はヨレヨレ。
今日は固定ローラー47分間、平均心拍数120bpmで消費カロリーは247kcal。
なかなか運動でのカロリー消費は難しいということです。
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女子サイクリングはスタイリッシュ

2010年11月29日 01時00分12秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
日曜日はmia嬢と東京の従妹のE嬢とで紅葉観光サイクリングに行ってきました。
vigore→鞍馬寺→上賀茂神社→VIGORE
(私だけ鞍馬寺には寄らず時間つぶしで花背峠方面へ)
E嬢には我が家のVIGOREをお貸ししました。当初は馴れないバイク(普段はビーチクルーザー)に戸惑い気味でしたが後半はスイスイ。
二人を見て思ったんですが、服装とか大事よね。
ピチパン履いてる競技志向の女子サイクリストを見てると(それが別に変だというんじゃないですヨ)普段のポタの時はどんな感じなのかと思います。
機能的でかつスタイリッシュなウェアで走っているのを見てると素直に『いいなあ』と思います。


時間潰しで登った花背峠方面は写真の二車線カーブでギブアップ。
いくら家のUTB-0のギヤ倍数が2.47と低めとはいえさすがにキツイ。
ムコリンは笑ってますが私はへろへろ。また心拍数163bpmまで上がっているし(~_~;)


で、そろそろ鞍馬寺参拝が終わったかなと思い鞍馬まで下る。
紅葉は最後でしょう。きれいでした。
こんな日もまた善哉。
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