エリカさんが私の誕生日プレゼントにと4万円で買ってくれた、
350分の1プラモデル・ドイツ戦艦シャルンホルスト。
そいつが家にやって来たのは、もう2ヵ月以上前だった。
宅急便で家に送られてきた、その物の外観を見た時、チョッと不安がよぎった。
350分の1という事は、全長66センチ、かなり大きいのです。
外箱の寸法は、73×27×11センチ。
その寸法を見た時に、「これは完成品としてはチョッと小さいのでは?」という事でした。
不安な気持ちでドキドキしながら開封してみたら・・・
あ~~ッ!ガビ~ン!
やっぱり、やってしまった~ッ!
それは完成品ではなく、単なるプラモデルキットだったのです。
私が何で(完成品)と思ってしまったのか?
それは、4万円とプラモデルとしては、かなり高価だった事。
そして、もうひとつは申し込み先の添付写真を見て、
勝手に完成品と思い込んでしまった事でした。
もう一度よく発注先の記事を読むと、(完成品)とはひと言も無かったのです。
さて、そこから私の放浪が始まりました。
4万円を無駄にして捨ててしまうか?(これは出来ない)
ネットオークションにかけるか?
誰かに作ってもらうか?
自分で作るか?
最後の、自分で作るという選択肢は、はっきり言って無理です。
何故なら、私が軍艦模型を作っていた時代は木製であって、
私は、そもそもプラモデル製作の経験が全くないのです。
それに頑張って作ろうにも、そんな時間も場所も無いのです。
歌声喫茶とキャンプとの時間で精一杯。
66センチのプラモデルを作るにはかなりの専用スペースが必要なのです。
机の上で作ろうにも、他の事と共用は絶対に無理なんですね。
私の知人には、大好きな帆船模型を作る為に、
専用の家を購入してしまった人も居ます。
そこで、私の知人に電車模型とかを作ってしまう、
かなり緻密な方が居るので、先日その方に依頼を持ちかけました。
その方は、経験の無い大型の戦艦模型を自分で作れるか?
ネットで色々調べたのですが、
その結果は「申し訳ない、塗装が最大の難関で、私には無理」という事でした。
そうなんです、これは模型でない自動車などにも当てはまるのですが、
塗装だけは、絶対に素人は手を出してはいけない部分なのです。
塗装というのは、そのくらい難しい分野なのです。
そう言われた私は、すぐにそれが納得できました。
作るだけ作っても、最終工程の塗装で失敗したら、
それで全てがオシャカになってしまうのです。
先日、ネットでそういった完成品を作ってくれる会社を見つけ、
現在メールで価格を問いあわせ中ですが、回答が来るまではまだ数日かかりそうです。
それと並行して、近在の模型店に行き、
そういった人が居ないかと探しに行くつもりでもあります。
いずれにしても、4万円が結果的に10万円とかになるのかも知れません。
でも、何としても私の部屋に66センチの戦艦が・・・
世界で一番美しいと言われた、ドイツ戦艦・シャルンホルストが・・
早くその瞬間が来る事を願っているのです。