河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

1/350・シャルンホルスト

2015-12-22 06:31:39 | 軍艦




エリカさんが私の誕生日プレゼントにと4万円で買ってくれた、
350分の1プラモデル・ドイツ戦艦シャルンホルスト。
そいつが家にやって来たのは、もう2ヵ月以上前だった。



宅急便で家に送られてきた、その物の外観を見た時、チョッと不安がよぎった。
350分の1という事は、全長66センチ、かなり大きいのです。

外箱の寸法は、73×27×11センチ。
その寸法を見た時に、「これは完成品としてはチョッと小さいのでは?」という事でした。
不安な気持ちでドキドキしながら開封してみたら・・・

あ~~ッ!ガビ~ン!

やっぱり、やってしまった~ッ!
それは完成品ではなく、単なるプラモデルキットだったのです。

私が何で(完成品)と思ってしまったのか?
それは、4万円とプラモデルとしては、かなり高価だった事。
そして、もうひとつは申し込み先の添付写真を見て、
勝手に完成品と思い込んでしまった事でした。
もう一度よく発注先の記事を読むと、(完成品)とはひと言も無かったのです。

さて、そこから私の放浪が始まりました。

4万円を無駄にして捨ててしまうか?(これは出来ない)
ネットオークションにかけるか?
誰かに作ってもらうか?
自分で作るか?

最後の、自分で作るという選択肢は、はっきり言って無理です。
何故なら、私が軍艦模型を作っていた時代は木製であって、
私は、そもそもプラモデル製作の経験が全くないのです。
それに頑張って作ろうにも、そんな時間も場所も無いのです。
歌声喫茶とキャンプとの時間で精一杯。
66センチのプラモデルを作るにはかなりの専用スペースが必要なのです。
机の上で作ろうにも、他の事と共用は絶対に無理なんですね。

私の知人には、大好きな帆船模型を作る為に、
専用の家を購入してしまった人も居ます。

そこで、私の知人に電車模型とかを作ってしまう、
かなり緻密な方が居るので、先日その方に依頼を持ちかけました。
その方は、経験の無い大型の戦艦模型を自分で作れるか?
ネットで色々調べたのですが、
その結果は「申し訳ない、塗装が最大の難関で、私には無理」という事でした。

そうなんです、これは模型でない自動車などにも当てはまるのですが、
塗装だけは、絶対に素人は手を出してはいけない部分なのです。
塗装というのは、そのくらい難しい分野なのです。

そう言われた私は、すぐにそれが納得できました。
作るだけ作っても、最終工程の塗装で失敗したら、
それで全てがオシャカになってしまうのです。


先日、ネットでそういった完成品を作ってくれる会社を見つけ、
現在メールで価格を問いあわせ中ですが、回答が来るまではまだ数日かかりそうです。
それと並行して、近在の模型店に行き、
そういった人が居ないかと探しに行くつもりでもあります。

いずれにしても、4万円が結果的に10万円とかになるのかも知れません。
でも、何としても私の部屋に66センチの戦艦が・・・
世界で一番美しいと言われた、ドイツ戦艦・シャルンホルストが・・

早くその瞬間が来る事を願っているのです。
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認知症老人の交通事故

2015-12-20 06:44:25 | 日記
以前は痴呆症と呼んでいましたが、最近は認知症と呼び方を変えていますね。
しかし、実態は何の変りもないんだと思いますが・・・

その認知症老人が起こす交通事故が話題に取り上げられる事も多くなりました。
家族の中に老人が居て、明らかに認知症の症状が見て取れても、
中々オジイちゃんに対して(運転はもう止めなさい)と言えないんだそうです。

また、それを言っても本人はそれを中々聞かないんだそうです。
そのままズルズルと半ば放置している内にの交通事故。
一旦起こしてしまった事故の責任賠償は、認知症だからといって、
何ら変わる事無く、一般者と同じの賠償額となります。
それは、もう家族が支払うしかありません。

その人が自覚して「俺ももうトシだからな~」っと免許証を返納する人も勿論いますが、
多くは「まだまだ」と頑張っちゃうみたいですね。

確かに自動車というのは、歳とって足腰が弱ってくれば来るほど
頼りになる存在なので、手放せない物なのでしょう。
まして、地方に住む老人にとっては、生活そのものを支えてくれているのですね。
都会で交通機関に困らない場所に住んでいても、
日常生活では、ホンのご近所に出かけるのすら、もう足がダメになっていて・・・
そうなった時には自動車しか頼れる物が無いんですよね。

そういった日常生活に、即・影響を与え、
今後には・・といった未来ではなく、今日明日を何とかしなければならない実態。
そう言っている今日にも、痴呆症老人はどんどん数を増やしていっているのです。

私達も老人の部類に勿論、分類される人間なので、
そういった自動車との係わり、免許証の返納を視野に入れなければならないし、
自分が歩行者である時に、こんな「私の車は一体どこに行くんでしょう?」
「車に訊いとくれ」みたいな痴呆老人車に跳ね飛ばされるなんてマッピラ。

政府は早急に対策を断固すべき、今日明日にもすべきだと思います。

現在は3年更新なのを、
65歳になったら1年更新にして、その際、認知症検査を導入し、
更に70歳を越えたら、その検査を厳しいものにしてゆく。
そのくらいの危機感で免許証更新をすべきだと思います。

殆ど無人者と同じ様な状態の自動車が、吹っ飛んで来るなんて、本当に怖いです。
そんな車の為に殺されたら、本当に惨め。
そこに至るまでの自分の人生はなんだったのか?
そんな気がするのです。

政府は早急に、今すぐに対策を講じるべきだと思います。
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ともしび器楽講座・喜洋洋

2015-12-18 07:20:30 | 日記
[八大巨星] 喜洋洋 -- 大?年 九寨�汝的春天 (Official MV)


新宿ともしびで(器楽講座)あるいは(楽器講座だったか?)をやったのは、
去年くらいだったか?

驚いたのは、あのソプラノの津田伸子さんが、
何と金管楽器で最大・最重量のチューバを吹いていた事だった。
彼女のご主人の今枝さんがトランペットを吹くのは、
歌声の最中でも時おり目にする事はあるが、
その奥様がチューバとはチョッと口をアングリでした。
そうなると私の耳はもうチューバしか聴いていない状態でしたが。

そんなミニ演奏会で、かかったのがこの曲「喜洋洋」シーヤンヤン。
まさかこんな中国で有名な曲を演奏するなどとは思ってもみなかったので、意外でした。

この曲には思い出があります。
もう30年近く前でした。
私達家族は3人で一か月間の中国里帰り旅行をしていました。
あれは蘇州の近くの太湖あたりだったと思います。

ある大きな公園では、プロの楽団(5~6人くらい)が、
その殆どは中国の民族楽器で、
観光客からのリクエストに応じて、好きな曲の演奏をしてくれるのです。
中国の歌が大好きな私は、もう喜んで何曲も何曲もリクエストしました。
彼等も外国人である私から、こんなに沢山のリクエストを貰える事に喜んで、
精一杯の演奏をしてくれました。
周囲の人達は、ただで彼等の演奏を聴けるのですから大喜び。

私の近くにはたまたま一人の日本人の中年男性が居ました。
彼は、私から見ると、要するに不倫の浮気旅行なのが見てとれます。
妻の知らない外国での浮気旅行。
そんな彼は一曲だけリクエストをしました。
ごく一般的な歌「夜来香」でした。
彼から見れば、同じ日本人の私が、彼のまるで聞いた事のない曲ばかりを
リクエストするのが不思議に感じた事でしょう。

私は妻にも「君も何かリクエストすれば」と言ったら、
彼女がリクエストしたのが、この「喜洋洋」でした。
私は何故かこの曲を知らなかったのですが、
妻が言うには「これは中国ではとても有名なのよ」という事です。
私もこの歌をいっぺんで好きになりました。

帰宅してからカセットを買って、この歌などよく聴いたものです。
カセットは全部で100本はありましたが、
その中には大好きな歌が何曲もありました。

しかし、かなりなブランクがあって忘れかけていた時に、この演奏。
嬉しくなりましたね。

あの時は、ただ観光での一か月。
その素晴らしかった思い出は一生忘れられませんが、
その後に行ったのは仕事での旅行。
同じ国に行っても、仕事となると、もう面白くも何ともないですね。
当たり前ですけど。

歌声喫茶にはまらなかったら、恐らくまだまだ聴いていたであろう中国の歌。
でも、知らない歌に出会い、その良さに共鳴するという楽しさは、
また違った楽しみでもあります。


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最近の歌声喫茶事情

2015-12-16 16:03:47 | 歌声喫茶
最近の歌声喫茶に行って感じる事。

ひとつは、夜の歌声が減って、昼間になっている事。
もうひとつは、飲食禁止の歌声が多くなっている事。

以前は、夜の歌声というのが定番だった様にも思えるのですが、
これが昼間に変わってきたというのは、
歌声喫茶に来るお客さんが、定年になって夜より昼間の方が行きやすい。
夜になってから、わざわざ歌声喫茶に出かけるのが面倒くさい、というのがあるのかも知れません。

ある昼の歌声喫茶では、一部二部と進むにしたがって、
お客さんがどんどん帰ってしまうという不思議な現象の所があります。
この不思議現象は本当に訳が分かりません。
いくら亭主の夕食を作らなければという主婦としての責任があるとはいえ、
帰るには早すぎる時間帯なのですから、不思議です。

現在、夜の歌声喫茶というのは本当に少なくなっています。
ここ最近立ち上がってきた歌声喫茶は、その全部が昼の歌声です。
以前からの歌声喫茶は、まだまだ夜(あるいは夕方)の所が多いですね。

私も夜より昼間の方が都合が良かったりもしますが、
もう少し夜の歌声があってもいい様な気がします。


さて、もうひとつの事。

飲食禁止・・・これには、ハッキリ言ってまいります。
飲食禁止を禁止してほしいと願ってます。
常設店は、当たり前ですが、飲食で儲けを出すのですから飲み放題。
しかし、最近になって立ち上がった歌声は、どうして飲食禁止が多いのでしょう。

主催者にその辺の話をすると、
つまり歌声喫茶に会場を貸し出す側の、一方的な事情です。
要するに(汚されたくない)のです。
でも、会場というのは人に使ってもらってナンボでしょ。
それを使う人の事などまるで考えもせずに切り捨てる。
これって本末転倒だと私は思います。

だって、常設店は日常茶飯事に酒を出し、食べ物を出す。
そうして営業してたって、「この店は汚いな~」なんて文句言う人は・・居ませんね。
それを、やれ公共の建物だからとか言って一刀両断に切り捨てる。
みんな歌声が終わった後はかなり真剣に掃除をします。
それは会場を使った人の常識です、マナーです。

それを全く認める事もせずにの、上から目線。
こんなのって、昔の「お役人様」と同じじゃないですか。

以前、新宿ともしびの春の大歌声が、
上野公園大音楽堂工事の為に、新宿文化センターで2度行われました。
一回目は私も行きましたが、全然楽しくない。
それで2回目はパスしました。

原因は、映画館と同じホール形式だった事です。
舞台に向かって傾斜したイス席。
一旦そこに座るともう身動きもままならないのです。
おまけに飲食禁止だった様な・・・

上野公園では、いくらでも動けたし、飲食物の持ち込みも出来ました。
それが、いきなりの飲食禁止と身動きできない席では、もう行っても楽しくないのです。
最近はそういったお客さん側の意思を無視した歌声喫茶が多くなっていて、
私の中では、そういった歌声は極力行かない様な選択肢を採っています。

新宿ともしびは、ワイワイガヤガヤ飲めや唄えで歌を唄えるから楽しいんです。
我々老人は、若者以上に唄えば喉が渇きます。
飲めばツマミも欲しくなります。
唄うだけ唄って、飲み物禁止って、そりゃアンタないでしょう。
我々年寄りを殺す気なんですか?

主催者側には、どうか飲食禁止なんて会場は止めてくださいとお願いします。
歌声会場で私が渇死したら、どう責任を取るのですか?

歌声喫茶というのは(喫茶)と言ってる様に、飲み物は付き物。
それが禁止という事は、単なる歌声で、それって全然楽しくないんですよ。
人間唄ってりゃ幸せかというと、アンタね~そんなもんじゃないでしょうよ。

先日、初めて行った「大塚うたごえ酒場」
あそこはメチャメチャ楽しかった~。
だってね、酒は会場でいくらでも売ってるし、
ツマミと言えば、主催者側の手作り料理が食べ放題(勿論有料ですが)
そんな歌声喫茶なんて初めての経験だったので、私もエリカさんも大感激。
「ここはさすがに酒場と謳っているだけの事はあるよね」

歌声喫茶というのは、本来こういう姿であって欲しいと願っています。
飲食禁止歌声喫茶とは、天と地、月とスッポンですね。

また行きたい「大塚うたごえ酒場」バンザ~イッ!






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ユーフォニアムは素晴らしい楽器です

2015-12-15 07:46:12 | 楽器
ユーフォニアム奏者 外囿祥一郎さん


私とユーフォニアムとの出会いは、高校一年生の時でした。
中学時代は、自分と楽器とは、まだ結びつかずでしたが、
段々と「高校生になったらブラスバンドに入りたい」と思う様になりました。

憧れの楽器はトロンボーン。
行進の時には大体最前列で、実にカッコいい。
楽器の入門なんて、大体はそういったいい加減な気持ちな事が多いですね。
私がそもそも何故ブラスバンド・・かと言うと、
それは中学生の時の初恋の女性がブラスバンドでクラリネットを吹いていたんです。
彼女を見ている内に段々と楽器に興味を覚えたのです。

それで高校に入ると、私は憧れのブラスバンド部を訪ねました。
私が「ブラバンに入部したい」と言うと、
それまで、そこにたむろしていた先輩達が急に衿を正したのをよく覚えています。

「それで君の好きな楽器は?」の問いに、
私は「トロンボーンです」だったのですが、
それは叶えられずでした。空きが無かったのです。

で、「君にはこれをやってもらう」と言って示されたのが、
このユーフォニアムでした。
あの華やかなトロンボーンに比べ、何と風采の上がらないその姿。
はっきり言って失望感しか感じませんでした。

しかし、言われたままに吹いている内に私はそのまろやかな音色に
段々と魅せられていきました。
日曜日もへったくれもなく私は学校に行っては吹きまくっていました。
練習すればするだけ当たり前に、見る見る内に上達し、
それは自分でもビックリする程でした。

学校の勉強そっちのけで、授業が終われば楽器。
日曜日も春休み、夏休みも学校に独りで行っては吹きまくり。
ユーフォニアムどころか、他の楽器・クラリネットもサックスも、
トランペットもトロンボーンも私は吹きまくっては楽しんでいました。

しかし、そのユーフォニアムとの付き合いもたった一年で終わってしまいました。
私が2年生になった時に、ブラスバンド部は新しい楽器を購入しました。
それはユーフォニアムより低音の(中バス)です。
私がその楽器を任され、私はまたもや日曜日も吹きまくり。
ですが、その楽器も一年間でお終いになったのです。

3年生になった時、ブラスバンド部はまたもや新しい楽器を購入しました。
それはスーザフォーン・・金管楽器の最低音を受け持つ大きなラッパです。
それはチューバという楽器を行進用に、
肩にかついで演奏する形態に変えた大きく重いラッパです。
その楽器も私が任される事になりました。
スーザフォーンの最低音の魅力というのは確実に存在します。


そんな楽器の思いではそこまででした。
私の中から楽器は遠ざかったのですが、
今から6年前になって、私はもう一度楽器をやりたくなりました。
そして購入した楽器は・・やっぱりユーフォニアムでした。
あのまろやかな音色は、私にとって最も好きな音だったのです。

さて、バンドに入って吹きまくるぞと、
地元のアマチュアバンドに電話したら、ユーフォニアムの空きが無く断られました。
それは結果的には正解でした。
その頃はまり始めた(歌声喫茶)
バンド活動と歌声喫茶との両立は、まず無理だったからです。

という訳で、せっかく買った楽器は押入れの中で野ざらし状態。
たまに車の中で吹いたりもしましたが、
楽器ってやはり皆とやらないと、ちっとも面白くないんですね。
それと、昔はあれ程の音を出せていた私が、
自分でも信じられないレベルになっていて、元に戻せないのです。
これにはひどくガッカリし、まったく気落ちしました。


そういった楽器の思い出があって、
この外囿祥一郎氏の演奏を聴くと、やっぱりユーフォニアムって最高だと感じます。
しかし、「外囿」という名前、読めないですよね。
これは「ほかぞの」と読みます。
彼の演奏は、5~6年くらい前、
錦糸町で行われた「航空自衛隊音楽隊」の演奏会で聴きました。

ユーフォニアム演奏家として、日本のトップルレーヤーである彼の演奏は、
とても素晴らしかった。
やっぱり、「いい音」を聴くと、心がなごみ、
とても耳が心地よいんですね。

外囿さんもユーフォニアムも最高です。






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