河童の歌声

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最近の歌声喫茶事情

2015-12-16 16:03:47 | 歌声喫茶
最近の歌声喫茶に行って感じる事。

ひとつは、夜の歌声が減って、昼間になっている事。
もうひとつは、飲食禁止の歌声が多くなっている事。

以前は、夜の歌声というのが定番だった様にも思えるのですが、
これが昼間に変わってきたというのは、
歌声喫茶に来るお客さんが、定年になって夜より昼間の方が行きやすい。
夜になってから、わざわざ歌声喫茶に出かけるのが面倒くさい、というのがあるのかも知れません。

ある昼の歌声喫茶では、一部二部と進むにしたがって、
お客さんがどんどん帰ってしまうという不思議な現象の所があります。
この不思議現象は本当に訳が分かりません。
いくら亭主の夕食を作らなければという主婦としての責任があるとはいえ、
帰るには早すぎる時間帯なのですから、不思議です。

現在、夜の歌声喫茶というのは本当に少なくなっています。
ここ最近立ち上がってきた歌声喫茶は、その全部が昼の歌声です。
以前からの歌声喫茶は、まだまだ夜(あるいは夕方)の所が多いですね。

私も夜より昼間の方が都合が良かったりもしますが、
もう少し夜の歌声があってもいい様な気がします。


さて、もうひとつの事。

飲食禁止・・・これには、ハッキリ言ってまいります。
飲食禁止を禁止してほしいと願ってます。
常設店は、当たり前ですが、飲食で儲けを出すのですから飲み放題。
しかし、最近になって立ち上がった歌声は、どうして飲食禁止が多いのでしょう。

主催者にその辺の話をすると、
つまり歌声喫茶に会場を貸し出す側の、一方的な事情です。
要するに(汚されたくない)のです。
でも、会場というのは人に使ってもらってナンボでしょ。
それを使う人の事などまるで考えもせずに切り捨てる。
これって本末転倒だと私は思います。

だって、常設店は日常茶飯事に酒を出し、食べ物を出す。
そうして営業してたって、「この店は汚いな~」なんて文句言う人は・・居ませんね。
それを、やれ公共の建物だからとか言って一刀両断に切り捨てる。
みんな歌声が終わった後はかなり真剣に掃除をします。
それは会場を使った人の常識です、マナーです。

それを全く認める事もせずにの、上から目線。
こんなのって、昔の「お役人様」と同じじゃないですか。

以前、新宿ともしびの春の大歌声が、
上野公園大音楽堂工事の為に、新宿文化センターで2度行われました。
一回目は私も行きましたが、全然楽しくない。
それで2回目はパスしました。

原因は、映画館と同じホール形式だった事です。
舞台に向かって傾斜したイス席。
一旦そこに座るともう身動きもままならないのです。
おまけに飲食禁止だった様な・・・

上野公園では、いくらでも動けたし、飲食物の持ち込みも出来ました。
それが、いきなりの飲食禁止と身動きできない席では、もう行っても楽しくないのです。
最近はそういったお客さん側の意思を無視した歌声喫茶が多くなっていて、
私の中では、そういった歌声は極力行かない様な選択肢を採っています。

新宿ともしびは、ワイワイガヤガヤ飲めや唄えで歌を唄えるから楽しいんです。
我々老人は、若者以上に唄えば喉が渇きます。
飲めばツマミも欲しくなります。
唄うだけ唄って、飲み物禁止って、そりゃアンタないでしょう。
我々年寄りを殺す気なんですか?

主催者側には、どうか飲食禁止なんて会場は止めてくださいとお願いします。
歌声会場で私が渇死したら、どう責任を取るのですか?

歌声喫茶というのは(喫茶)と言ってる様に、飲み物は付き物。
それが禁止という事は、単なる歌声で、それって全然楽しくないんですよ。
人間唄ってりゃ幸せかというと、アンタね~そんなもんじゃないでしょうよ。

先日、初めて行った「大塚うたごえ酒場」
あそこはメチャメチャ楽しかった~。
だってね、酒は会場でいくらでも売ってるし、
ツマミと言えば、主催者側の手作り料理が食べ放題(勿論有料ですが)
そんな歌声喫茶なんて初めての経験だったので、私もエリカさんも大感激。
「ここはさすがに酒場と謳っているだけの事はあるよね」

歌声喫茶というのは、本来こういう姿であって欲しいと願っています。
飲食禁止歌声喫茶とは、天と地、月とスッポンですね。

また行きたい「大塚うたごえ酒場」バンザ~イッ!






コメント
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