大谷と言えば、もうこの人、大谷翔平しかいませんね。
日本で明るく楽しい話題は、この若者ひとりの肩にかかっていると言っても過言ではありません。
毎日が大谷を観る為に生きているという方だって珍しくないかもしれませんね(笑)
でも、今回の大谷は彼ではありません。
プロレスラーの、大谷晋二郎(しんじろう)です。
そんな選手は知らないという方が多いと思います。
大谷晋二郎(1972年)50歳。
少年時代から大のプロレスファンで、
故郷の山口県にプロレス巡業が来るのを心待ちにし、
試合会場で汚いヤジを飛ばす客がいると外に連れ出し、
「プロレスを馬鹿にするなら出て行ってくれ」と、怒りをあらわにしていたそうです。
(彼にとってはプロレス=新日本プロレスだったそうです)
高校時代は勿論レスリング部。
卒業後、両親の猛反対を押し切って、19歳で新日本プロレスに入門。
その後、アニマル浜口ジムに入門しますが、
それは他の道場を知らなかったからだそうです。
大谷のプロレスに対する熱い想いを知った浜口は、
「プロレス界の宝」とまで期待していました。
2013年(40歳)一般女性と結婚し、一女を授かります。
しかし、2022年4月。試合中に杉浦貴選手から、
大技ジャーマン、スープレックスを受けマットに叩きつけられた後に動けなくなってしまいます。
それは、2017年に試合中の事故で、頸髄損傷になった、
2メートル近い巨体を誇った高山善廣と同じです。
こういった事故は、本当に悲劇であるし、
相手に深い肉体的な怪我を負わせてしまった選手は、
人間的にひどく心に深い傷を受けてしまうのです。
こういった大技は、プロレス界で禁止技にすべきだと私は思います。
大谷も高山も、支援者たちとファン達の好意によって支えられています。
大谷翔平は野球ですから、団体としてのバックアップがありますが、
プロレスというのは、あくまでも個人競技ですので、
何の保証も無いのが現状です。
野球で、これほどの深い怪我を負った選手というのは聞いた事がありません。
プロレスというのは、そういった意味で、危険どころではない、
生命さえも危ぶまれるスポーツなのです。
私も個人的に、プロレスを馬鹿にする人は嫌いです。
もっと本質的なトコでこのスポーツを見直して欲しいと願っています。
そして、なにより、大谷と高山という二人の選手の回復を祈るばかりです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます