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軍艦模型を作るという事

2022-01-12 16:44:01 | 軍艦
先日のニュースで、姫路市に住む65歳の男性が、
「戦艦大和」の1/100スケールの模型を30年かかって作った。
そういうニュースが写真入りで載っていました。
全長2,63メートルという大きさです。
その大きさゆえにニュースになったのか?
30年かかってという時間ゆえにニュースになったのか?



大きさという点においては、
広島呉市の(大和ミュージアム)には1/10、全長26,3メートルの、
恐らく世界最大級の模型があります。
ただ、あれはアマチュアが作ったのとは違う物ですが。
10分の1、26,3メートルを見た後で100分の1,2,63メートルのを見ても、
小っちゃいな~としか思わないと思いますね。
となると30年という歳月が問題だったのでしょうか?



25年くらい前、
アマチュアの模型製作者、斉藤弘之という方が、
1/50の精密模型・駆逐艦「潮」を作った事があります。
全長2,63メートルの傑作でした。





何故、1/50だったのか?

船の甲板には人間が転落しない様に手すりがあります。
それが軍艦の場合は鉄製の杭が起立していて、
その真上は輪っかになっていて、その中を鎖が貫通した形状になっていますが、
その細かな部分を忠実に再現するには、
1/50じゃないと再現が出来なかったから、だそうです。
艦船の精密模型を作るというのは、そのくらい神経質でデリケートな行為なんですね。

Das kleine Schiffsmuseum


これは、ドイツ人の軍艦模型製作者の動画です。
ドイツ人ですから、最も力を入れて作るのは、
ドイツ最大、欧州最強を誇った(戦艦ビスマルク)だと思いますが、
何と、日本の戦艦大和も作られていますし、
ビスマルクに撃沈された、イギリス巡洋戦艦フッドも作られていますね。

ここまで来ると、もう「趣味」などという生易しい範疇は超越してます。
勿論、子供が遊びでなどやれる筈もなく、
生活そのものが模型製作という(仕事)になっているんでしょうね。

私も1/350のドイツ戦艦・シャルンホルストの模型を持っていますが、
毎日それを眺めながら「何て美しいんだ~」とウットリ。
でも、やっぱり、こういった大型模型があったら、どれほど素晴らしいか。
出来れば、実物大の「本物もどき」が一番欲しいのです。

100億円かけて、宇宙旅行に行ったり、
豪華客船を借り切って、世界一周旅行をする、あの方だったら、
そんな事は朝飯前に出来ちゃうんでしょうね。
やってみたいと、夢で追いかけている私です。




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