戦艦という艦種は、あらゆる軍艦の頂点に立つ軍艦です。
しかし現在は航空母艦が、軍艦の頂点にと変わっています。
しかし、航空母艦という艦種は、己の能力が頂点というのではなく、
そこから飛び立つ航空機の能力が桁違いに強力である故な頂点なのです。
軍艦という、船としての頂点はやはり戦艦なのですが、
それは絶滅危惧種であり、現在生き残っている戦艦もあるにはありますが、
もはや過去の遺物状態です。
軍艦好きな私には、やはり第二次世界大戦時の戦艦こそ憧れであり、
巨砲を空に向けた勇ましい姿は、航空母艦の強さとは別物に感じるのです。
そういった戦艦なのですが、
そこには各国の思い入れ、お国柄といったものを感じます。
戦艦を持っていた国というのは意外に少ないのです。
イギリス・アメリカ・ドイツ・日本・フランス・イタリア・ソ連・
トルコ・ギリシャ・ブラジル・アルゼンチン・チリ・この12国だけなのです。
ーーーーーーーーーー
まずはイギリス。
この国こそ様々な画期的な戦艦を生み出した最先端を行く国でした。
ドレッドノート、これは第一次世界大戦前に生まれた戦艦で、
第二次大戦時にはもうありませんでしたが、
この戦艦があまりにも画期的過ぎて、時代を変えてしまったほどでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/13/65f81cb9f0a4aa0127bde478852ad73b.jpg)
ウォースパイト、これは第一次大戦時に生まれた旧式戦艦でしたが、
その大活躍は、第二次大戦最高と讃えられた幸運な戦艦です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/44/815adab6d9f7771ad04edc76d4de2123.jpg)
ネルソン級は、ワシントン軍縮条約(35000トン)をきちんと守った戦艦ゆえ、
主砲の全てを前方に集中するという、不格好なスタイルとなったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/90/14c495f79314e0bda6ac28e2bd9627f6.jpg)
キングジョージ5世級も軍縮条約を忠実に守ったのですが、
ドイツのビスマルク級に対しては非力は否めませんでした。
イギリスは実質的で手堅い戦艦だったと思います。
ーーーーーーーーーー
次にアメリカ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/c4/87729d14ca6e60c999ff2b5e1b4f1e34.jpg)
ノースカロライナ級
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/ac/929bd2d32a343c7ff721bbab408fa81b.jpg)
サウスダコタ級
これはノースカロライナ級戦艦と同じ攻撃力ながら、
全長を短くして防御力を強力にした戦艦でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/d3/0c31a24f6ed98ec31a542330ac8448f2.jpg)
アイオワ級、これがアメリカ最後の戦艦で、
その攻撃力、防御力は大和とどっちが強いかと議論対象になったりします。
そして全体的なシルエットが大和と似ていると言われます。
アメリカは攻撃力、防御力共に優れた戦艦を生みました。
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ドイツ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/7a/5d8abba03490c854462dd71ff3726dd3.jpg)
シャルンホルスト級
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/4e/8470f87335e47f141e3d4c2c688a2d72.jpg)
ビスマルク級
ドイツ戦艦は攻撃力より防御力を重視していたので、
敵からの攻撃に非常によく耐え抜きました。
そして、流麗なスタイルを誇っていました。
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フランス
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/73/5e42c96e7e913f58799c083ba2a1eec3.jpg)
ダンケルク級、中型戦艦。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/fb/ac1930b3ef684937c0968b1e21c2f4df.jpg)
リシュリュー級、大型戦艦。
フランスは2級共に、主砲を前部に集中するという戦艦でしたが、
早々とドイツに降伏してしまったので、活躍の場はありませんでした。
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イタリア。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/35/8c95f5d6a1021f89b2f9015b3f180c5f.jpg)
コンテ・ディ・カブール級中型戦艦
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/fd/ea5f81fce4b5d454c9868d9365639316.jpg)
リットリオ級大型戦艦
イタリアは丸っこいスタイルで、あまり強そうに見えないのですが、
実際、イタリア海軍ほど弱い海軍はありませんでした。
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ソ連
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/82/a00a4cfba9f37ffc1cda3964fbe77b4c.jpg)
マラート。
ソ連には第一次大戦時の旧態然としたマラートだけでした。
戦艦大和にも匹敵する様な超大型戦艦を立ち上げたのですが、
当時のソ連の造艦技術では、完成は無理だったとも言われています。
この艦は結局完成を見ませんでした。
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日本
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/4e/70b4e5d304f168045128997d9016d11f.jpg)
山城(扶桑級2番艦)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/d7/2009a847bdc77d428eca7065e113b86a.jpg)
金剛級3番艦、榛名
日本の戦艦が世界の戦艦と大きく異なるのは、鐘楼の高さです。
とにかく高過ぎる、違法建築と言われる所以です。
そして防御力より攻撃力を主体に考えられていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/a5/e38198bdab716d5663449d9e6ecb7fb5.jpg)
世界最大の戦艦・大和についてはあまりにも有名なので、今更です。
晴天時にこれに敵う戦艦はいませんでした。
荒天時になるとレーダー能力でアメリカの方が上でしたから。
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さて、残りの5か国、
トルコ・ギリシャ・ブラジル・アルゼンチン・チリについては、
イギリス、ドイツ、アメリカなどから購入した戦艦。
それも旧態然とした能力の低い艦ばかりです。
そういった意味ではソ連も同じですから、
第二次大戦を戦える戦艦を持っていたのは、6か国しかなかったのです。
その中で、今でも戦える能力を持つ戦艦がある国は、
アメリカ1国だけになっています。
それも、あと何年生き延びる事ができるか?
まぁ時間の問題でしょうけど。
しかし現在は航空母艦が、軍艦の頂点にと変わっています。
しかし、航空母艦という艦種は、己の能力が頂点というのではなく、
そこから飛び立つ航空機の能力が桁違いに強力である故な頂点なのです。
軍艦という、船としての頂点はやはり戦艦なのですが、
それは絶滅危惧種であり、現在生き残っている戦艦もあるにはありますが、
もはや過去の遺物状態です。
軍艦好きな私には、やはり第二次世界大戦時の戦艦こそ憧れであり、
巨砲を空に向けた勇ましい姿は、航空母艦の強さとは別物に感じるのです。
そういった戦艦なのですが、
そこには各国の思い入れ、お国柄といったものを感じます。
戦艦を持っていた国というのは意外に少ないのです。
イギリス・アメリカ・ドイツ・日本・フランス・イタリア・ソ連・
トルコ・ギリシャ・ブラジル・アルゼンチン・チリ・この12国だけなのです。
ーーーーーーーーーー
まずはイギリス。
この国こそ様々な画期的な戦艦を生み出した最先端を行く国でした。
ドレッドノート、これは第一次世界大戦前に生まれた戦艦で、
第二次大戦時にはもうありませんでしたが、
この戦艦があまりにも画期的過ぎて、時代を変えてしまったほどでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/13/65f81cb9f0a4aa0127bde478852ad73b.jpg)
ウォースパイト、これは第一次大戦時に生まれた旧式戦艦でしたが、
その大活躍は、第二次大戦最高と讃えられた幸運な戦艦です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/44/815adab6d9f7771ad04edc76d4de2123.jpg)
ネルソン級は、ワシントン軍縮条約(35000トン)をきちんと守った戦艦ゆえ、
主砲の全てを前方に集中するという、不格好なスタイルとなったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/90/14c495f79314e0bda6ac28e2bd9627f6.jpg)
キングジョージ5世級も軍縮条約を忠実に守ったのですが、
ドイツのビスマルク級に対しては非力は否めませんでした。
イギリスは実質的で手堅い戦艦だったと思います。
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次にアメリカ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/c4/87729d14ca6e60c999ff2b5e1b4f1e34.jpg)
ノースカロライナ級
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/ac/929bd2d32a343c7ff721bbab408fa81b.jpg)
サウスダコタ級
これはノースカロライナ級戦艦と同じ攻撃力ながら、
全長を短くして防御力を強力にした戦艦でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/d3/0c31a24f6ed98ec31a542330ac8448f2.jpg)
アイオワ級、これがアメリカ最後の戦艦で、
その攻撃力、防御力は大和とどっちが強いかと議論対象になったりします。
そして全体的なシルエットが大和と似ていると言われます。
アメリカは攻撃力、防御力共に優れた戦艦を生みました。
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ドイツ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/7a/5d8abba03490c854462dd71ff3726dd3.jpg)
シャルンホルスト級
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/4e/8470f87335e47f141e3d4c2c688a2d72.jpg)
ビスマルク級
ドイツ戦艦は攻撃力より防御力を重視していたので、
敵からの攻撃に非常によく耐え抜きました。
そして、流麗なスタイルを誇っていました。
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フランス
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/73/5e42c96e7e913f58799c083ba2a1eec3.jpg)
ダンケルク級、中型戦艦。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/fb/ac1930b3ef684937c0968b1e21c2f4df.jpg)
リシュリュー級、大型戦艦。
フランスは2級共に、主砲を前部に集中するという戦艦でしたが、
早々とドイツに降伏してしまったので、活躍の場はありませんでした。
ーーーーーーーーーー
イタリア。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/35/8c95f5d6a1021f89b2f9015b3f180c5f.jpg)
コンテ・ディ・カブール級中型戦艦
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/fd/ea5f81fce4b5d454c9868d9365639316.jpg)
リットリオ級大型戦艦
イタリアは丸っこいスタイルで、あまり強そうに見えないのですが、
実際、イタリア海軍ほど弱い海軍はありませんでした。
ーーーーーーーーーー
ソ連
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/82/a00a4cfba9f37ffc1cda3964fbe77b4c.jpg)
マラート。
ソ連には第一次大戦時の旧態然としたマラートだけでした。
戦艦大和にも匹敵する様な超大型戦艦を立ち上げたのですが、
当時のソ連の造艦技術では、完成は無理だったとも言われています。
この艦は結局完成を見ませんでした。
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日本
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/4e/70b4e5d304f168045128997d9016d11f.jpg)
山城(扶桑級2番艦)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/d7/2009a847bdc77d428eca7065e113b86a.jpg)
金剛級3番艦、榛名
日本の戦艦が世界の戦艦と大きく異なるのは、鐘楼の高さです。
とにかく高過ぎる、違法建築と言われる所以です。
そして防御力より攻撃力を主体に考えられていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/a5/e38198bdab716d5663449d9e6ecb7fb5.jpg)
世界最大の戦艦・大和についてはあまりにも有名なので、今更です。
晴天時にこれに敵う戦艦はいませんでした。
荒天時になるとレーダー能力でアメリカの方が上でしたから。
ーーーーーーーーーー
さて、残りの5か国、
トルコ・ギリシャ・ブラジル・アルゼンチン・チリについては、
イギリス、ドイツ、アメリカなどから購入した戦艦。
それも旧態然とした能力の低い艦ばかりです。
そういった意味ではソ連も同じですから、
第二次大戦を戦える戦艦を持っていたのは、6か国しかなかったのです。
その中で、今でも戦える能力を持つ戦艦がある国は、
アメリカ1国だけになっています。
それも、あと何年生き延びる事ができるか?
まぁ時間の問題でしょうけど。
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